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漫画と自分との新しい関係性「左ききのエレン」は壮大な実験の場になった!

作者であるかっぴーさんから正式に連絡が来たわけではないのですが、明らかに「自分だな!」というキャラクターが僕の大好きな作品「左ききのエレン」に登場しました。作品の素晴らしさ・面白さを知っている方は「え?なんで?作者と知り合いなの??」と思うかもしれませんが、先日こんな企画が公募されていて、それに僕が応募をしたことで実現しました。

これをSNSのタイムラインで見たときに、めちゃくちゃ興奮しました。「エレンの登場人物と同じ世界に入れるなんて!」と、ものすごくテンションが上がったのを覚えています。左ききのエレンの第2部の5話で早くも登場していますので、結構早いタイミングで出していただいたのではないかと思います。最高に嬉しかったです!
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漫画の世界とリアルをつなぐ新しい仕組みにこれからの可能性を感じた!

僕がこの出演権利をnote.で購入したのが3月末。そして5話が公開されたのが4月25日ですので、権利を購入してわずか1ヶ月ほどで実際に登場したことになります。漫画家のスキルとしてこの「応募して来た人を作中に登場させること」がどのくらい難易度が高いのか、登場までの期間が長いのか短いのかは素人なので判断できません。しかし自分の仕事にあてはめて考えると、結構難しいのではないのかと思います。それをさらっとひと月で。それだけですごいなーと感じます。
そして権利を購入してから登場までのなんとも言えない気持ち。毎日そわそわするんですよね。いつ、どんなキャラクターで、どんな役割をもらえるんだろう!って。子どもの頃からたくさんの漫画を読んで育ってきましたが、この感覚はまさに初めての経験でした。漫画の「次」というのか、あらたな可能性を体験させてもらった気がします。

かっぴーさんは漫画家の「今」を生きている感じがする。

作者であるかっぴーさんは、割とnote.で赤裸々にいろいろ語っていて、その部分にも面白さを感じています。

このあたりのエントリーは、すごく生々しい。漫画の世界の厳しい部分に触れています。業界外の人にはわからないですよね、特有の仕組みや空気感というのは。これが作者の言葉として垣間見れてしまうのは、この時代ならではだと思うし、僕はすごく面白いと感じます。
漫画家として生活する事、というトピックでは「普通の漫画家の収益源である「連載原稿料」と「単行本印税」以外に、幾つも収益源を作って生活しています。」と書かれていました。どんな収入源かの詳細は書かれていませんでしたが、インカムがいくつもある漫画家さんというのが、すごく「時代」を感じました。新しいスタイルだよな、と。そんなかっぴーさんだからこそ、今回の「出演者募集」という企画も生まれたんだろうなぁと思います。

まだまだ続く左ききのエレンの壮大な実験。それはどんなコトを生み出すんだろう?

今回、僕はすごく良いタイミングで作中に登場させてもらいました。それは、主人公である光一のチームは誰になるのか!?という場面で、「え!もしかして自分が光一のチームとして選ばれるの!?」と本気でドキドキしました。いやー、発表までの1週間。かなりワクワクしましたね。僕は今回、この体験を購入したんだと思っています。非常に有意義な体験でした。※そして僕は光一チームにはいることができたのか!?ぜひ作品を見てご確認ください!
そしてこの企画はまだまだ続きます。出演者の2次募集もありましたので、作品にどんどん僕と同じような体験をする人が増えていくわけです。とっても面白い!何よりこの出演者の「出演者限定打ち上げ」というものが開催される予定になっていて、それが本当に楽しみですね。
「え!あなたがあの場面の○○さん!」
みたいな会話が生まれるわけです。いつになるのかわからないとのことですが、その日が今から待ち遠しいです。
かっぴーさんもこの企画、どんなことが生み出されていくのかを楽しんでるのではないかなと勝手に思っています。まさに壮大な実験。僕もその実験に巻き込まれた(飛び込んだ?笑)からこそ見える景色があります。これからも左ききのエレンを純粋に作品として楽しませてもらいつつ、実験という別の視点でも面白がっていきたいと思います!

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