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「影響の輪」と「関心の輪」とは? 人生が変わるか変わらないかの土台となる考え方

日々の生活では、
さまざまな出来事が
私たちの周りで起こっています。

そのなかには、私たち自身が
関心を持つことも多くあります。

例えば、

  • 「明日の天気」

  • 「パートナーの欠点」

  • 「過去に人から言われたこと」

  • 「将来への漠然とした不安」

  • 「お客さんの反応」

など、挙げればきりがありません。

しかし不思議なことに、
私たちが悩んでいる事柄の
多くについては、
実は自分で悩んでも結果は
変わらないことがほとんどです。

ビジネス書の金字塔『7つの習慣』の著者、
スティーブン・R・コヴィー博士は、
このような私たちの関心事を
「関心の輪」「影響の輪」の2つに
分類しています。

「影響の輪」と「関心の輪」とは


関心の輪とは、
私たちが気にかけてはいるものの、
自分ではコントロールできない事柄のことを指します。

一方で、影響の輪は、
自分の行動次第で変えられる範囲のことを言います。

「影響の輪」と「関心の輪」の具体例


関心の輪
に入るもの、
自分ではコントロールできない事柄には
このようなものがあります。

  • 天気

  • 政治・経済・社会

  • 人の性格、欠点、気持ち、行動

  • 過去の出来事

  • 両親の性格、欠点、気持ち、行動


「ははーん、知ってる知ってる」と
思った人こそ要注意です。

これまでにセッションを
させていただいた人の中でも、
相当な人数が関心の輪に
意識が向いていました。

あなたはどうなりたいですか?
 あなたの理想の状態を教えて下さい。」


という質問をお尋ねしたときに、
このような返答がくるのです。

妻が片付けをあまりしないので、
それでいつもイライラするんです。
妻に変わってほしいです。」

夫が仕事へやる気があまりなくて、
将来がとても不安で…。
夫に変わってほしいんです。」

親に何度も何度も伝えているんですが、
全然伝わらないんです。
親が聞いてさえくれればいいんですが。」


政治のせいでこんな目にあっています。
 政策が悪いからこんなに
 苦しい思いをしているんです。」

会社の仕打ちがひどいんです。
会社が僕の成果を認めてくれれば
何も言うことはありません。」


これらは全て、
関心の輪に集中している例となります。


一方で、影響の輪に入るもの、
自分でコントロールできる事柄には
このようなものがあります。

  • 自分の行動

  • 自分の態度

  • 自分の思考

  • 自分の選択

  • 自分の健康管理


影響の輪に集中している人に
先ほどと同じく、

あなたはどうなりたいですか?
 あなたの理想の状態を教えて下さい。」

という質問をお尋ねすると
このような返答がきます。

私はもっと自信を持ちたいです。
そして多くの人に喜ばれながら
月収100万円を得たいです。」

私は起業したいと思っているので、
起業の明確なビジョンを手に入れたいです。」

私は今まで家族との関係が
あまり良くなかったので、
家族との関係をもっと良くしたいです。」

影響の輪に集中する人は、
自分の振る舞いや態度、
自分の行動で影響を及ぼせることに
意識を向けているのです。

「影響の輪」と「関心の輪」にそれぞれ集中し続けるとどうなるのか?


スティーヴン・R・コヴィー博士は
「影響の輪」と「関心の輪」のそれぞれに
意識を向け続ける人がどのような結果を
手にするのか、このように述べています。

主体的な人は、努力と時間を影響の輪に集中させ、自らが影響できる事柄に働きかける。彼らの使うエネルギーは積極的なものであり、その結果として、影響の輪が大きく広がることになる。

一方、反応的な人は関心の輪に集中している。他人の欠点、周りの環境、自分のコントロールの及ばない状況などに集中する。これらのものに集中すると、人のせいにする態度や反応的な言葉、あるいは被害者意識をつくり出すことになる。反応的な人は消極的なエネルギーを発生させ、影響を及ぼせる事柄を疎かにするので、影響の輪は次第に小さくなる。

『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 スティーヴン・R・コヴィー


影響の輪に集中する場合

主体的に生きる人は、
自らの影響力の範囲に
集中します。

そうすることで、より多くのことに
影響できる範囲が広がっていきます。

影響の輪に集中するストーリー


佐藤さんは、IT業界でプログラマー
として働いていますが、
現在の年収に満足しておらず、
より高い収入を目指しています。

彼はスティーブン・R・コヴィー博士の
影響の輪の概念に基づき、自分が
コントロールできる行動に
焦点を当てることにしました。

まず、彼は自己スキルの向上を図るために、
毎日1時間以上をプログラミングスキルの
研鑽に費やし、特に需要の高い新しい
プログラミング言語を学び始めました。

次に、業界のネットワーキングイベントや
オンラインフォーラムに積極的に参加し、
自分の専門知識と経験を共有することで
知名度を高め、業界内での人脈を広げました。

数ヶ月後、新しいスキルと人脈を活かして、
より高い給与を提供する新しい企業への
転職に成功しました。

この転職により、彼の年収は
前職よりも30%増加し、
自身のキャリアに対する自信も大きく向上したのです。


関心の輪に集中する場合

反対に、自分以外のものを非難し、
関心の輪に囚われがちな人間は、
かえって自らの影響力を
狭めてしまう結果となります。

関心の輪に集中するストーリー

田中さんは、製造業で働く会社員ですが、
彼女は現在の給与に不満を持っており、
もっと多くの収入を望んでいます。

しかし、彼女は自分が直接
コントロールできない要素に
注意を向け続けています。

特に会社の経営方針や市場環境の不公平さ、
上司の決定について不満を言うことが多く、
同僚との会話もしばしば
これらの話題で占められます。

田中さんは自分のスキルや
資格の向上にはほとんど努力せず、
市場の変動や経済状況、
会社の政策変更に一喜一憂しています。

この結果、彼女の職場での評価は低下し、
昇進や昇給のチャンスは減少していきました。

また、ネガティブな態度は
人間関係にも影響を及ぼし、
仕事の機会がさらに狭まる結果となりました。

人生が意図した方向に好転していく人は全員影響の輪に集中している

人生が自分の意図した方向に
好転していく人は皆、
影響の輪に集中しています。

これらの人は自分の感情や行動を
コントロールすることに力を注ぎ、
それが結果的に外部の状況や
他人からの反応にも良い影響を与えています。

影響の輪に集中することは、
人生の質を高め、望む結果を
得るための最も効果的な方法と言えます。

自分自身の行動や思考に責任を持ち、
積極的に自分の人生を形作っていく姿勢が、
成功への鍵となるのです。

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