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何をもってスナップとするか

どうも、高橋直哉です。
スナップと称されるものを撮る頻度があがり1年ほどが経とうとしています。カメラを始めて以降、ボヤッとスナップすることは多々ありましたが、明確に「今日はスナップしにいこう」という気概で出かける時間を用意するようになってそれくらい、という意味です(それまでは都市風景を軸足に置いてました)
"スナップ"と一口に行っても解釈は色々だと思いますが、ここでは自己整理も含めて自分が指針としているものについて触れたいと思います。勿論これが全てというわけでは無いですが、広義にスナップの解釈を考えた時の1つの参考になれば。

特別な準備はしない

スナップショットという言葉がありますよね。英語圏での大まかな意味合いとしても「パッと登場して、パっと素早く消えるようなイメージ」という認識があるように「瞬間を撮る」という意味合いを含んでいると思います。 
自分の観点としてもスナップは「特別な準備は行わず、その場の出会いによって瞬間的に撮られたもの」という考えでいます。
モデルや知り合いに予め指示を出して撮った写真は、スナップとは呼びづらいですよね。否定的な意味では無くてあくまで例として。雨でもなく日差しが強いわけでも無い場所で、デザインのある傘をさした人物が立っている写真などを見かけますけれど、シチュエーションから見ても仲間内で演出したもの、というのが容易に想像できるもので、自分が撮影するうえではそれをスナップとは呼びづらいなと、まぁそんな感じの意味合いです(じゃあそれが何と呼ぶかと言われると知りません)

幾度となく街に出ていると目を疑うような瞬間が訪れることがあります。よくスポーツなどで劇的な瞬間を目の当たりにして「幸運の女神が微笑んだ」とか言いますけれど、今日は全ての宗教の神が微笑んだんじゃないかって思ってしまうような瞬間に出会えた時の興奮に勝るものはありません。お前にこれが撮れるか?と試されているかのような気にもなるなか、思い通りに撮れたときは本当に嬉しいものです。自分が予測した以上の期待値が得られたときの感動を楽しみに撮っていると言っても良いかもしれません。

その時見た光はその場にしか存在しない

前述のように、スナップは自分の感情に触れた一瞬の出会いをどう切り撮るかが醍醐味なので過度な後処理もしません。誤解の無いように言うと各種編集ソフトの否定はしていません、むしろ賛成派です。冒頭にもある通り自分は都市風景の編集もできるので、やろうと思えば足したり引いたりも可能ですけど、ここでの話を具体的に言えば「あるものを無かったことにしたり/無いものをあるようにしたり」の事です。これもある種「その場に本来存在しない状況を作り出す=演出する」ことになると言えるので切り分けて考えています。後処理で明暗などを強調する程度はありますが、出来ればその場で見えた光や高揚感をそのまま持ち帰りたいという思いが基本スタンスです。一時期はカメラが吐き出すJPGだけで撮ってたくらい(※RAWファイルからの編集処理を行わない、という意味です)どこからが過度なのかは個人差があるでしょうが、自分は都市風景で時間をかけて処理をするぶん、スナップはそこまで手かけない事でバランスをとってる側面もあります。カメラが吐き出すJPGだけで済ますのもいいもんですよ、その分の時間を別のことにさけるので。これはその時表現したいものと撮れたもの次第でもあるのでケースバイケースですね。

「視点の共有」であること

最後に。自分にとってのスナップは「視点の共有」です。「街に出てカメラがあったらこんな面白い瞬間に出会えた」とか「カメラを通してこんな視点で見ると街はもっと美しい」という提案でもあります。何もドラマチックな瞬間だけが興味深いものではありません。何気ない生活の中にある美しさや、視点を変える事で生まれるユーモアなんかがそれであって、そういったものを提示していくのもスナップの役割の1つなのかな、なんてことを思いながら撮ります。肝心なのは「どのように見ているか」であって、そしてこの視点を共有することで、誰かの心がなんとなく豊かになるのがささやかな願いだったりします。

という事で、長くなりましたがスナップについて色々と綴ってみました。これから積み重ねていくと変わったりもするでしょうけど、これが今の思いです。
感想などあればnoteのコメントかTwitterのDMなんかでもお気軽にいただければ嬉しいです。


また、noteでプロフィールが作れるようだったので、ざっくり経歴なども用意してみたのでこちらも参考まで。

というわけで、今回はここまで。

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(*´∀`*)
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WEB業界に居ながらシティースケープとスナップを中心に色々写真を撮ってる人/国内外フォトコンテスト入賞多数/近年では書籍への写真提供やカメラ雑誌への寄稿など
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