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#52 まとめ

エラーで学ぶPythonを連載してきましたが,いかがだったでしょうか。
私もこの記事の連載を機会にはじめてPythonに触れたので,感じたことを書いてみたいと思います。

驚いたのは,とても短いコードでやりたいことが書けるということです。
特に,配列(リスト)の扱いがとても簡単なことです。
sum(配列)で合計が求められるとか,random.shuffle(配列)で要素の順序をシャッフルできるとか,今までのプログラミング言語で数行書いていたことがあっという間です。
今までいろいろなプログラムを書いてきましたが,配列を上手に使いこなせることは,プログラミングを学ぶ上でとても重要です。
一つ一つ要素を取り出してそれを順番に足してとか,順序を入れ替えてとかをしなくてよいのはとても直感的でわかりやすいでしょう。

短いコードで書けることの一番の利点は,エラーが減ることだと思います。誰が書いてもその部分は同じコードになるので,他人のコードを見てもわかりやすいでしょうね。

ただ,今までPython以外でプログラミングしてきた人であれば,Pythonが短いコードで書ける良さを理解できるけれど,初めてPythonでプログラミングを学ぶ人はこれがスタンダードになってしまわないかという心配があります。
ある意味ブラックボックス化しているので,そこの原理はわからないで使うことになります。Pythonしか使わないのであれば,それでよいのですが,他の言語ではそのやり方が通用しないので,それでよいのかなとちょっと考えてしまいます。
ただ,C言語のポインタみたいに扱いが難して挫折してしまうより,簡単に思ったことが実現できて,プログラミング楽しい!と感じる方が絶対にいいとは思います。

本日は連載#52ですが,#01はじめにを除くと,例題は全部で50となったことと,年の瀬になりましたので,連載は終了します。
見切り発車で書き始めたところがあるので,今一度,プログラムの難易度やエラーの種類を整理しようと考えています。
その上で,必要があればまた例題を追加するかもしれません。

ではまた。
良いお年をお迎えください。

#Python  #プログラミング

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