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コーチって何?

私は、現在、NARA-Xで女子長距離コーチをしています。

実は・・・

私は指導者のいる環境で競技をしたことがない。
中学は陸上部がなく、高校は顧問はいるものの多忙で練習には来ない。
大学は学生自治の原則のもと、学生主体で運営しているためコーチという肩書のある方はおられるが、指導ということはない。
結局、一度も、指導者のいる環境で陸上競技をする機会がなかった。

コーチへのあこがれ

20年以上前のことなので、当時はインターネットもなく、外部との交流もなく、すべて自分で考えるしかなかった。
指導者のいるチームがうらやましくて仕方なかった。
たとえ、厳しく怒られている場面に遭遇しても、こちらはそんなことされたことないから、それはそれでいいなぁという憧れの方が強かった。
あの時、コーチがいれば、絶対にもっと結果が出てたはずだ・・・とか思うことも多かった。
いつしか、自分と同じような境遇の人も多いと思い、指導者になることへの憧れも持つようになった。

競技実績がないという致命的な欠点!?

私は競技実績は全くない。素人です。
マネージャーあがりのコーチです。
市民ランナーとしては、いちおう6年連続でサブスリーはしていました。
でも、それだけです。
どうしても、自分に自信が持てない。
選手に反論された時に説得力がないという怖さが常にある。
逆に、私には大きな武器もあります。
「指導を受けたことがない」ということ。
つまり、陸上界の常識が通用しないということです。

マネージャー気質

コーチに就任したものの・・・
どうしてもマネージャー気質といいますか、自分が指導されたことがないことが原因なのか・・・
自分が走っていた時の「こんなことしてほしいな」とかマネージャーしていた時の「競技だけに集中させてあげたい」という思いが強すぎて、どうしてもやりすぎ感が出てしまいます。。。
距離感のバランスが難しいと言いますか・・・


現在地

いま、私の感覚では、上下関係・主従関係というより並列関係でいくのが、私の性格上合っているのかな?と思います。
選手が成長していくのと同時に私もコーチとして成長させてもらっている。
指導者でありながら、選手に指導されている立場でもある。
コーチ=指導者 ではなく コーチ≠指導者 なのかな?と感じています。
これからチームが大きくなっていくにあたり、どこに着地点が向かっていくのか?日々勉強です。
コーチって存在はなんなんでしょうね?


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