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【飲食店インタビュー】「チャイナダイニング飛天」さんに聞く~中華料理店としてのこれまでの歩みと現在~

みなさん、こんにちは!
奈良には美味しい料理を提供する飲食店がいくつもありますが、今回はそのうちのひとつ、近鉄奈良駅から徒歩3分の場所にあります中華料理店『チャイナダイニング飛天』さんにインタビューをさせて頂きました。お話は、代表取締役である中山曜誠さんと主任の灰藤茂祐さんにお伺いしました。中山さんは、『チャイナダイニング飛天』の他にも『つけめん・らーめん 元喜神 奈良店』『飛天散華』の代表取締役を務められています。

【中山曜誠さんへのインタビュー】

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ーお店を開くにいたったきっかけというのはあったのでしょうか?

中山 「両親が中華料理を中心とした大衆食堂をやっていて、私はそこの長男だったので、そのお店を継ぐのは当然の流れだと思っていました。中学校からお店を手伝い始めて、大学生の頃には調理の手伝いもしていましたね。その後、大学を出てからコックの修行へ行き、27,28歳くらいの時に帰ってきてから新しく建物を建てて『チャイナダイニング飛天』を開きました。」

ー大学生の時にはもうすでに、会社員や公務員のような別の職業に就くことは考えずに、自分のお店を開くことを決められていたのですか?

中山「そうですね。私は食のことになら深い所まで少しつっこんで関わることができるので食に携わることをしたいと思っていました。両親の時は大衆食堂だったのですが、私はもっとレベルの高い中国料理を奈良で開きたい、奈良で一番の中国料理店になりたいという気持ちで後を継ぎました。食べ物を食べることはもちろんですが、食べ物に関するものが好きだったので、お店を継ごうということはずっと考えていました。」

ーでは、そのお店を開くにあたって行った準備や過程で大変だったことはありますか?

中山 「やはり物事というのはすんなりいかないので、ひとつコンセプトを立ち上げて実行すると必ず障害が起きますね。このお店を開く時は27,28歳の頃だったので、これだけのお店を自分で開くという大きな行動のための精神的な準備が必要でした。そのために、大学卒業後には、リュックひとつだけを背負って北海道まで一人旅に行きました。二ヶ月ほどの間、北海道の最北端にある礼文島まで色々と考えながら旅をしましたね。その間に覚悟を決める準備をしていました。」

ー長い一人旅ですね。大きな挑戦をするためにはやはりそれなりの覚悟が必要となるということでしょうか?

中山 「覚悟ともちろん計算は必要ですね。ただ、計算というのは大概、上手くいかずに、見積もっていたよりも数字が低くなってしまうことが多いですね。」

ー中山さんは学生の頃から自分のお店を持つことを決められていたとのことですが、学生のうちにやっておいた方がいいと思うことがあれば、教えて頂けますか?

中山「勉強したい方は勉強して、遊びたい方は遊ぶというのがいいと思います。自分の好きなことを一生懸命やるということが大事だと思います。私で言うと大学のときはずっとお店の手伝いで料理をしていましたね。料理は努力したら目に見えて上達が分かり、人に食べてもらうことで喜んでもらうことができるので、料理が凄く楽しかったですね。」

ーお店の心構えとして大切にしていることはありますか?

中山 「人間は自分一人が幸せでも周りの人が幸せでなかったらそれは本当に幸せとは言えないと思うんですよね。それと一緒で、自分の仕事を通して、誰かの、社会の役に立ちたい、人に喜んでもらいたいという思い、”喜びの創造”が理念としてありますね。お客様の喜びが自分の喜びとなり、自分の喜びが家族や友人の喜びとなるというように、喜びを広げていきたいという考えを大切にしています。」

ーありがとうございます。”喜びの創造”…いいですね。

【灰藤茂祐さんへのインタビュー】

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ーお店の人気メニューを教えて頂けますか?

灰藤 「お店の人気メニューなら”黒酢のミルフィーユ酢豚”がイチオシです。山芋を豚のバラ肉のスライスで巻いたものを黒酢であえた料理となっています。黒酢を使っているのですが、山芋を使っているのでこってりすぎることもなくあっさりめのお味です。あとは”奈良漬と高菜、じゃこのチャーハン”もおすすめです。奈良漬は苦手な方も多いとは思いますが、当店のチャーハンで使う奈良漬は一度、火を通しているので酒臭さが飛んで甘みがたつので、奈良漬が苦手な方でも美味しく頂けると思います。」

ーそうなんですね!知らなかったです。

灰藤 「そうなんですよ(笑)あと、個人的は”タンタン麺”もおすすめです。”タンタン麺”は『チャイナダイニング飛天』と『飛天散華』の2店舗の間では少し味が違うんですよ。『飛天散華』は胡麻のペーストをしっかり混ぜているのでクリーミーでこってりめなのですが、『チャイナダイニング飛天』は胡麻自体を粗挽きにしているので、香ばしさがありますね。」

ー口コミではお店のインテリアにも定評がありますが、何かこだわりがあるのでしょうか?

灰藤 「これは私も他の人から聞いた話なのですが、バリ島をイメージにして休暇でご来店いただいてくつろげるようなお店づくりを目指したと聞きました。」

ーコロナの影響で飲食業界には色々と厳しい状況も続いていますが、お店が抱える課題というのは何かありますか?

灰藤 「以前は宴会で当店をご利用頂くことも多かったのですが、コロナが流行ってからは、やはり宴会も少なくなってしまったので、1人や2人のような少人数で来店されるお客様にも、もっと来店して頂けると嬉しいですね。あとはSNSでの配信も課題です。」

ーご自身の経験も踏まえて、学生のうちにやっておいた方がいいと思うことがあれば、教えて頂けますか?

灰藤 「今やりたいことは何でもチャレンジしてみるといいと思います。やっぱり、年を取るとできないこと、学生のうちにしかできないことがあるので。経験することで自分のものになって何かしらに活かせるので、遊ぶことでも何でもやってみることがいいと思います。」

イベント開催のお知らせ

今回、インタビューさせて頂きました『チャイナダイニング飛天』さんで大学生を参加対象者として9/26(日)の15:00-16:40映えメニューを考案するイベントを行います!
イベントの詳細については、こちらの記事をご覧ください!


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