見出し画像

【MJE×SQUADRA MATCHDAY】特別対談_前編

11月7日(日)に行われるMJE×SQUADRAマッチデーに先駆けて、株式会社MJE代表取締役 大知 昌幸氏(写真向かって右)、株式会社アクラム代表取締役 勝谷 仁彦氏(写真向かって左)に「奈良クラブのパートナー企業として協賛する面白さ」について対談いただきました。

画像2

ー奈良クラブとの出会いについて

>大知社長
スクアドラさんがサプライヤーを始めたのっていつ頃なんでしたっけ?

>勝谷社長
奈良クラブがJFLに上がる直前の2014年のことです。ユニフォームでいうと立涌×鹿の子(たてわく×かのこ)の頃ですね。


>大知社長
2014年から15年にかけては、天皇杯でベガルタ仙台を破ったり、地決(全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)で優勝したりと、上に上がっていくうねりのようなものがありましたね。
サプライヤーとして参画するようになったきっかけってなんだったんですか?


>勝谷社長
これは今まであまり言ってないんですが、実は2011年にサプライヤーになってほしいと打診をもらっていたのを一度断ってるんですよね。笑

当時社長だった矢部さんから会社の問い合わせメール宛に連絡が入ったんです。
「奈良県から本気でJリーグ入りを目指しています。地域のメーカーさんと一緒に上を目指したいと思っているので、ぜひご協力いただけないでしょうか。」と。

ただ、その時は僕たちも大阪エヴェッサのサプライヤーをやっていて、それで手一杯だったこともあり、余裕がなくてお受けすることができなかったんです。


>大知社長
そうだったんですね。気持ち的にはやりたい気持ちが強かったんですか?


>勝谷社長
当然そういう気持ちもありましたけど、当時はまだ付き合いも浅かったこともありますしね。さらには、バンビシャス奈良さんにサプライヤーとして参画することも決まっていたので、やっぱり会社として余裕がなかったというのが一番です。

それから2年くらいして、バンビシャス奈良の試合会場で矢部さんとばったり会ったんです。バンビシャス奈良ができた年だったと思います。
そこで矢部さんにガッと腕を掴まれて、「やっぱりやってもらえません?」と強くお願いされたんです。笑
それで、「これは本気やな」と思ってその場でパートナーになることを決めました。


>大知社長
その話、めちゃくちゃ熱いですね。


>勝谷社長
僕たちも奈良でスポーツチームを対象とした商売をやっている中、スポーツで本気で上を目指すところが出てこないと張り合いがないんですよ。そんな中で、そういうところをめざしているチームが奈良クラブなんだと分かったので「はい、わかりました。やります」とその場で返事しました。

Jリーグに上がっていくプロセスを一緒に踏めるというのは、やっぱり大きな魅力の一つですね。根本の考え方としては、ベンチャースピリットというか「これから成り上がってやろう」というような考え方のチームとスクアドラの理念が一致するところがあるので、”一緒に上に上がっていく”という考え方でパートナーをやっています。

MJEさんはどういう経緯ですか?


>大知社長
まず、僕がやっべん(矢部)と昔からの知り合いだったというのがあります。小学生の頃の選抜チームで一緒だった頃からずっと連絡を取り合っていました。不思議な縁が重なっているんですが、当時東京で働いていた僕が起業する事を決めて関西に帰ってきたタイミングと、やっべんが引退して奈良でプロサッカーチームを作り始めたタイミングが同じだったんです。

そういう縁がありつつ、やっべんは「奈良県からJリーグチームを作る」という夢について語り、僕も会社を作ったばかりの頃は「100億の企業と作る」と意気込んでいたのもあり、お互いの熱量がシンクロしたのが大きいですね。

とはいえ2人とも最初は「明日の飯を食うための金を稼ぐ」ような状態の中、僕の方は必死に会社をやりながら、MJEとしてもしばらくはスポット的な協賛を続けていて、正式にスポンサーとして入ったのは2011年くらいだったと思います。スクアドラさんと大体同じ時期だと思います。

そういう意味ではきっかけはやっべんですけど、はじめの頃はJリーグなんか夢のまた夢って感じだった中、一つ一つ階段を上がってきて成長して今はもう少しで手の届きそうなところにある。やっぱり夢があるじゃないですか。そういうところに惹かれているんだと思います。

>勝谷社長
いや、これ泣けるなあ。笑
パートナー企業にとっての奈良クラブって、もしかすると会社の成長と重ねて熱くなっている部分もあるのかもしれないですね。そういう人って絶対多いと思います。


>大知社長
それはありますね。勝谷さんも僕も完全に会社と奈良クラブ、リンクしてますもんね。

ー奈良クラブのパートナーになってみて、企業として、あるいは個人として変わったこと

画像1

>勝谷社長
パートナーになって変わったこと、めちゃくちゃありますよ。スクアドラはスポーツ用品を作っているという点で元々親和性が高いこともあり、影響はかなりあります。

今だから言えますが、はじめはサプライヤーとして自社のロゴがユニフォームに掲出されるという点で、認知をとる事を目的にやっていたんです。「有名になるじゃん」と。

でも、スポンサーシップについて勉強すると、クラブとパートナー企業の関係性って、協賛してクラブにロゴを掲出してもらって「商品を売ってよ」「集客してよ」ということではなくて、クラブの肖像や呼称権をはじめとした権利を僕たちが上手に活用するという考え方が本来のあり方なんです。奈良クラブと付き合っていく中でそういう考え方に変わっていきました。

さらには、サッカーで地域を盛り上げるという奈良クラブの理念に触れ、それを達成するための経営計画があって、選手を雇用して、フロントスタッフがいて…
「スポーツチームってこうやって運営していくんや」ということについても知っていきました。

そこでまた自分がやっている会社経営とリンクするんですよね。笑
例えば、Jリーグの公開している財務諸表を見ても製造業とスポーツチームは似ている部分があるんですよ。スクアドラは製造業なので製造原価というのがあって、これはスポーツチームでいうと強化(トップチーム)の領域なんですよね。さらに製造原価の中にも人件費があって、これはたとえば職人さんの人件費に当たります。スポーツチームでも強化費の中に人件費が含まれますよね。

つまり製造業で言うと、製造原価における職人さんの人件費は、いかに良い製品を作るかというところへの投資な訳です。スポーツチームに置き換えると、選手やコーチングスタッフの人件費などの強化の人件費は、いかに強いチームを作るかというところに対する投資です。そう考えると似てますよね。

さらに、製造業の営業やマーケティングにかかる費用は販売原価に当たるわけですが、スポーツチームで言うとこれはフロントですよね。製造業で言うと製品の価値をいかに伝えて売上につなげていくかというところが、スポーツチームに置き換えるとフロントになる。

そういう見方をすると、”会社が生み出す価値を作る”という点で製造原価と強化予算はリンクする部分があるし、”築き上げた価値を伝え、それをビジネスにしていく”という観点では販売部門とフロントは似ています。

こういう風に考えると、全然違うようで実は僕らがやっていることと重なることってかなりあるように思います。


>大知社長
なるほど。決算書から共通点を見出すって面白いですね。それに気づいたことで自らの経営スタイルに変化があったこととかってあるんですか?


>勝谷社長
いろんなスポーツチームに協賛するようになって勉強した結果、自分たちの掲げる理念やビジョンについてより深く考えるようになりましたね。

僕らは製造業なのですが、プロダクトの機能や性能を訴求するよりも理念というか考え方を大切にしたコミュニケーションに主眼を置いた経営を重視するようになりました。そういうことに気付くことができたという点でもスポーツチームに協賛してよかったと思っています。


>>10月29日(金)公開
後編(パートナー企業としての奈良クラブの活かし方)に続く

11月7日は、MJE×SQUADRAマッチデー!

banner_3rduniform day _アートボード 1

SQUADRAプレゼンツ、選手がこの日限定のユニフォームを着て戦う『3rd UNIFORM DAY』を盛り上げるべく、株式会社MJEプレゼンツで先着1,000名様に3rdユニフォームデザインのタオルマフラーのプレゼントもございます!

前回大好評だったSQUADRAブースの出展や、MJE主催の試合前のピッチを使ったフットサル大会などもございます。当日はぜひスタジアムにお越しください。

|試合情報

|チケットはこちら!


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!