タイトル7切迫早産自宅安静

【切迫早産(自宅安静編)】ならきちの泣き虫妊婦生活記⑦

2018年11月30日。妊娠8カ月目のことだった。

その日は朝からお腹が痛かった。何か食べようと思ってみかんを一つ食べたらそのまま嘔吐してしまった。最近落ち着いていたのになぁと思いながら、とりあえずベッドに横になった。

普段はお腹が張ってしまっても30分程度横になっていればおさまることが多かった。しかしこの日は、30分経っても、1時間経っても、そして4時間経ってもお腹は痛いままだった。

さすがにまずいと感じ、病院に電話した。

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病院について経膣エコーで見てもらうと、子宮頸管が1.7センチしかなかった。臨月の短さになっていた。このままだと赤ちゃんが早く降りてきてしまう。陣痛が来てしまったら止めることはできず産むしかなくなる。赤ちゃんのためにもそれは回避しなければならなかった。

とりあえず、子宮の収縮を抑える張り止めの飲み薬をもらった。「家事もなにもしてはいけない。家に帰ったらとりあえず横になるように」と言われた。

不安な気持ちでいっぱいで、大きくなってきたお腹を抱えて泣きながら家に帰った。旦那が帰ってくるまでも、帰ってきてからも、たくさん泣いた。赤ちゃんの心配と、何もできず寝たきりになってしまった不甲斐なさと、今後どうなってしまうかの不安と…。色んな気持ちが入り混じっていた。

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翌日、再び近所の病院で経膣エコーをしてもらい、頸管はやはり短いままだった。大きな病院への紹介状を書いてもらい、急いで向かった。

様々な検査をした。NSTというのは「ノンストレステスト」のことで、子宮の収縮を確認するものだ。陣痛がきているかどうかこの機械で知ることができる。

結局、急を要するという判断で私は里帰りすることを決めた。

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両親には迷惑をかけっぱなしで申し訳なかったが、翌日すぐに車で迎えに来てくれた。

その日は日曜日だったので翌日に出産予定の産院を受診した。頸管は短いままだったが、子宮の収縮はそこまで頻繁ではなかったことから「絶対に安静にする」という約束で入院を免れた。

実家では身の回りのことはすべて母がやってくれて助かった。

まだ何も揃えられていなかったので、必要なものリストを作って両親にベビー用品の買い物までお願いすることになってしまった。

子宮頸管が短くても特に自覚症状はなく、お腹が痛かったのは最初に異変に気が付いた日のみで、経膣エコーをしてもらえなければ気が付かないまま過ごしていたと思う。

自宅安静の日々は、決まった時間に薬を飲んで、一日三食ごはんを食べて、トイレとシャワー以外はただ横になっているという過ごし方だった。スマホでブログを書いたり、テレビを見たりして過ごした。

この時の私は、まさか結局入院することになるとは知る由もない…

▼40日間入院編へ続く…


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