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或る旅行記 拾〜4年ぶりの再会 後編〜

この日のラスト枠にて再びキツネ巫女の美桜さんと会った。使い捨てカメラもフィルムなしでどうするか迷ったがさきほどの枠にて話足りないとこを話していた。そして親族にしか話してないことも平気で話していたけど、笑いに昇華できない話以外はかなり話してた。なんかここである程度私の全て打ち明けないといけない気持ちになっていて、私は私自身が気持ち悪いと思った。 枠が終わる時に片付けや忘れ物ないかなどの確認しつつ、今日あったことを振り返ってると「キャンドゥあったよな、あそこまでなんで行かなかったんだろ。」パスタじゃなくて普通に蕎麦食べてればよかったんじゃね?と思いつつ他の参加者軽く話してたりしたが、私より早口な人いたが聞き取りやすかった。
 帰り道私は何かを失った感覚になってたのかもしれない。あんなに楽しいひとときがしばらくないことに対して喪失感?というものを再び知らされた気がした。長い時間話したことも初めてだったし、あそこまで喜んでもらったのもしばらくぶりだったり、1番は「かっこよくなったね。」と言われたことでした。私の容姿って親族以外に褒められたことほとんどない。つまり私の知らない死角を突かれた感覚になった。そして、この日のために作ってきたモチーフも本人が選んでもらい、ちゃんとピアスとして渡せたことに満足し、たぶん、初めて燃え尽き症候群のような感覚になった。
 自由が丘駅の駅員に私が泊まるホテル最寄り駅までの乗り換えルートを教えてもらってから別れて、力が余りに入らなくて乗り換える駅を間違えたりしてホントかなりポンコツになっていた。どうにか最寄り駅に着いてホテルまで歩く途中なんもないとこに躓いたりしてた。初めての燃え尽き症候群だ、入浴剤買って自室の風呂でゆっくり疲れを取ればいいやとコンビニ行ってホットスナックだけ買ってに出てきて食べてから気付いて、自分自身がバカらしく思えてきた。
 無事、別のとこで入浴剤買って湯船にお湯ためつつ食事をし、明日の着替え置いてゆっくりと湯船に浸かり背筋伸ばしたら鼻血が出てきた。せっかくのキレイな色が赤く染まってきてブルーになる。そしてなかなか止まらない。止まってから湯船に上がり炭酸飲料を一気に飲み干して夜ふかしをしないように就寝時間、起床時間のアラームをセットして、アラームが鳴ったため私はそのまま眠り付いた。
 まさか翌日大変な目に遭うことを知らずに。

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