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『減りゆく世界観』

都会と呼べるかわからない街にてよく行く店がなくなるのが物悲しい気持ちになる。特に複合施設がなくなるとオフの楽しみを削られた感覚になる、その街にずっと住んではいないがよく年配の人が「あそこに行けば何でも買える。」という言葉が一番しっくり来る。
 フードコートにてよく行ってたとこがなくなっても他があると開き直るか諦めるか、選ぶとしたら諦めることが多い。一番ショックだったのがサブウェイが撤退した時でして、朝御飯食べてないオフにて高確率で寄っては様々な組み合わせで楽しんでた。ポイントカード作ったのに無くなる店もそれなりに私にとってダメージだったりする。
 一番ダメージが多いのは本屋無くなることで、文房具込みの店だとなおさらダメージがくる。読書家ではないが電子書籍と違うのが探して見つけることがかなりの楽しみで歩いて探して本のタイトルを見ては寄り道して読んでみてと。とあるコミックでも同じ出版社でも触れたことのないジャンルを手にとってみるなど。
 文房具も好きで眺めるだけでもかなり時間経つこともあるわけで、特にペンやノートはこだわりとキリがないくらい見てる。オシャレなペンを見ては欲しくなるが手入れなどの難しいことを知ると気分屋の私には苦手だと思う。ノートも値段によって紙質によって書きやすさがかなりわかる。高ければ高いほうが良いというわけではなく、手頃な値段でも書きやすい。どうでもいいことを記憶したがる私は電子媒体になぜか信用してなくて自ら書いて保存している。何かを書くことによって、自分の書く時のクセやら字全体のバランスも見やすさなども考えたりと。スマホでこういう文章を打っているが、手紙や仕事での記録は手書きが慣れている。 
 話を戻す。私には幼馴染というものがおらず引っ越ししたとこにドライブするとあの時行ってた店が減っていくのが現実でして、かといって今もなお残ってるのが珍しいまでになっている。どのツラで偉そうに来たんだよ感覚にて、当時行った店でこの道を通ったらなんて思っても十何年もあれば舗装道路になるわ、建物は老朽化するわ。「私のこと覚えてる?」なんてことはする気もない。私は老けて独身として、生きていても相手は家庭を持っている。もうそのくらいの年齢なんだから。
 最後に一つ、久々に友達のいない私が通ってた図書館が老朽化にて入れなくなってしまったこと。これがかなりのダメージでした。

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