男子大学生の僕が子育てをして、人生のリアルを知った。 #WeeklyNoters〜奮闘編〜

weekly noters 奮闘編。
月曜日更新のはずが、1日遅くなってしまいました。
今回僕がお送りする内容は、「子育て体験」

先日、こんなブログを書いていただきました。

本当に素敵な文章のおかげで多くの人に読んだいただき、嬉しい言葉をたくさんもらいました。
ブログはご家庭の親の視点から書いていただいたものだったので、次は僕の立場から思うことを書いてみます。
ハフポストの記事に比べて、素人が書く冗長なnoteになってしまいますが、温かい目で読んでください。

「育児って女性が考えるものでしょ、僕には関係がない。」

子育てに関わるきっかけとなったスリールのワークライフインターンの説明を聞いていたときに、僕が思ったことだった。

大学1年生のとき、ある授業でスリール株式会社の代表 堀江敦子さんが講演をされた。「働く若い世代の両立不安を解消したい!」と熱く語る堀江さんに興味を惹かれるものの、僕の内心は「とは言っても、子育てが不安?その前に男は仕事だろう。育児は手伝う程度でいいかな。」と思っていた。その後、インターン内容の説明もあったのだが、正直参加してみようかなという気にはならなかった。
そんな僕の心を動かしたのは、堀江さんのあるメッセージ。

「自分にとって”×”だと思う経験も大切」

”×”とは、自分が嫌いなもの、苦手なもの、関心がないもの

まさに自分のことを指摘されているような気がした。僕は子育てに何の関心もなかったのだ。堀江さんのその一言に駆り立てられ、僕はワークライフインターンに参加することを決めた。

ワークライフインターンとは」
大学生が2人1組となって、共働き家庭に行って育児体験をするプログラム。期間や頻度は、月に6回、4ヶ月間。
※インターン事業は終了している。
現在、スリールは、全国にこの活動を広げていくためにクラウドファンディングを行なっている。
若者に前向きな人生選択を! 「子育て体験」を全国の高校大学へ

理想通りでなくてもいい、それでも人は成長する

スリールのインターンに参加したことで、僕の子育て感(そもそも全く存在しなかった)が大きく変わることになる。
ここでもう1つ僕にとって大きなこと起きる。
それは、僕の専属家庭となったご家族との出会いだ。
専属家庭には、半年弱の間に30回程度もお邪魔することになるので、この出会いの影響力の大きさは計り知れない。
そこで、僕は本当に素敵な家族に出会ったのだ。

僕が感じている子育ての楽しさ、難しさ、喜び、大変さ…そして、家族の多様な在り方をこの家族から学ぶことになった。
僕の両親は今でこそ共働きだが、僕が小さい頃は母親は専業主婦だった。しかも地方だったので、東京とは全く環境も異なる。父親が家事や育児をしている姿、母親が仕事も大切にしている姿、子供たちがママと同じくらいパパが好きだと言っている様子…僕の家とは違うことが当たり前のように行われていた。
でも、なぜか親近感が湧いた。
子供たちは楽しそうだし、些細なことで家族喧嘩が起きるし、良い意味で適当であるべき論に捉われていなかった。
全然違う環境なのに、似ているところもある。
そして思った。
「あれ、子育てって何が正解なんだっけ?そもそもそれぞれの家族、自分自身の在り方にこうあるべきなんてあるのだろうか?」

正解は一つではない。むしろ、不正解なんてないのだ。
ハフポストの記事で書かれていたこの言葉、僕も育児体験を通して感じたことだ。

今でも僕はこのご家族には大変お世話になっている。
休みの日に、長男と二人でお出かけしたこともある。
子育てにも、人生にも正解なんてないと思えたのは、もちろんパパさんやママさんの子育てをする姿を見たということもあるが、子供たちが楽しそうにしてたり、何かに興味を持ち始めたり、誰かにイライラしながらも成長していく姿を見れたからだと思う。

成長の仕方はみんな違うけれど、確実に人はその人らしく成長していくんだ。

僕は前にスリールで関わっていた3人の子供たちと、今アルバイトとして関わっている2人の子供に教えられた。

僕は子どもたちに何ができるだろうか?

僕は100回以上のお預かり経験で、ある意味、僕が子供たちに向き合う時も適当でいいんだと思えた。安心安全は絶対に守らないといけないけど、それ以外に絶対になんかないし、そもそも理想通りにいくわけがない。
ただ一つだけ、意識していることがある。
それは「子どもたちにとって、第三の存在になること」だ。
親でも先生でもない、お兄さん的存在になれたらいいなと思っている。親や先生に話せないことを話してくれたり、僕だからできる遊びができれば、僕の存在価値があるんじゃないかなと思っている。

そのために僕が日々心がけていることは3つ。
待つこと、聞くこと、叶えること。

「待つこと」
忙しい親や先生にはどうしても待つ時間がない。週に1度程度だからこそ、できるだけ子どもを待つことを意識している。トイレに行かせるのに1時間近く待ったこともある。
「聞くこと」
待つことに似ているかもしれないが、正直子どもの話を聞くのは疲れる。僕だって24時間365日聞いてたらしんどい。だけど、僕はたまにしか会わないから、興味を持って聞けるんだと思う。
「叶えること」
これは特に長男に対してだが、長男はやはり兄弟の中で我慢する立場にある。僕もよく長男を頼るのだが、普段たくさん我慢をしているかもしれない長男の希望をできる限り叶えてあげたいと思っている。

僕が意識していることは、これくらいだ。あとは、もうその時の感情で好きなように接している。僕自身が疲れているときは、無理はしない。
僕の子どもへの接し方は正解かどうか分からない。でも、子育て体験を通して、正解はないと学んだから「これでいいかな」と思えるのだ。

子どもと一緒に笑って、愚痴を言っていると仲良くなる

複数のご家庭や、様々なところで子どもと接していて、僕は比較的子どもに好かれやすいみたいだ。スリールを始める前は子どもとの話し方さえ分からなかったことを思うと、大きな気付きの一つだ。

もちろん、全然仲良くなれない子もいるが、他の人に比べると多分好かれやすい。なぜ好かれやすいのか分からないが、この機会に考えてみた。

色々考えてみた結果、おそらく、これに尽きると思う。
『素直さ』

良くも悪くも、僕は感情に対して素直である。その面は僕が小さい時からほとんど変わっていない。
子どもと同じ目線で”面白いと思ったり、腹を立てたり、何かに興味を持つ”

機嫌が悪くても、隣で面白いことが起きてたらすぐに機嫌を直して楽しいと思う方に行ってしまうし、街中に変なモノがあると触りたくなる。
気付いたら、子どもたちに共感している。

この素直さは、成長できていない箇所だとあると思いつつも、僕の一つの特徴でもあるのかなとも思っている。

褒められても、認められても、悩みは尽きない

スリールで約70回、アルバイトで約50回も子育て体験をしたからこそ感じることがある。10,20回では気付けなかったこともある。ただ楽しいだけではないこともある。

「あくまで子育て”体験”でしかない」
僕を受け入れてくれているご家族は、僕のことを褒めてくれるが、僕の子育ては疑似体験でしかない。自分の子供ができた時の、親としての子育ては僕が想像できない大変さがあるのだと思う。喜びも大きいだろうけど、まだ僕は子育ての”こ”も知らないのかもしれない。

「”待つ、聞く、叶える”ができない」
意識していることとして、”待つ、聞く、叶える”を挙げたが、できない時も多々ある。待てずに脅したり、怒ったり、無理やり引っ張ってしてしまうこともある。完璧を求めるわけではないが、まだまだ自分にできること、不十分だと思うところがある。

「好かれてもパパママには負ける」
当たり前かもしれないが、子どもたちにどれだけ好かれようとも、パパママを見る子どもの目は、やはり僕を見る目とは違う。たまに、パパママが帰ってきた時に僕は一人になることもあり、寂しくなる。

「多世代の関係が大きな財産」
子育てをしていると、様々な世代の方と接する機会がある。生きてきた時代が違い、その世代のその考えや感覚を生々しく聞くことができる。生活の中に入ると、良い情報だけではなく、リアルな情報が入ってくる。世代が違う人のリアルな話は僕に新しい世界を見せてくれるのだ。

僕は今もこんなことを考えながら、子育て体験をしている。間違いなく、子育てに関わらなければ感じなかったことだ。新たな悩みが増えてしまったという考えもできるが、”無”だった世界が無限に広がる世界になった。
決して、選択肢が多くてどの道を選べばいいのか悩むことは悪いことではない。
どんな道を選んでも正解だ。正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にするんだ。
そして、正解にするためには悩み続けなければならない。

僕の親の子育て方は、僕にはマネできない

僕は子育てをするようになって、親が僕をどのように育ててくれたのか考える機会が多くなった。僕の親は、僕のやりたことをなんでもさせてくれた。これをしたいと言って止められた記憶はない。そして、アドバイスはくれるけれど、何かを押し付けられたこともない。
だからこそ、僕はこれまでの人生において後悔していることはない。反省していること、やり直したいことはあるけれど、後悔はない。僕はその時々の最善を選んだと思っている。

親が僕に選ばせてくれた。
自分が下した決断に後悔などあるはずがない。
親の顔色を伺うことよりも、自分のやりたいと思うことを優先させてくれた。子育てに関わると、その難しさが分かる。

また、今回の記事は、yahoo!ニュースで話題になったので親からも連絡が来た。最初に親が僕にくれたコメントは「こんな時に嫉妬から、人の足引っ張る人って、悲しいけど必ずいるねん。今まで以上、謙虚に丁寧に生活せなあかんよ。今までと変わったらあかんよ。」だった。
とは、言いつつも、話題になったことはしっかり喜んでくれた。
改めて、僕は親に素敵な育て方をしてもらったんだなと感じた。

そして、僕は親だけではなく兄にもたくさん面倒を見てもらっている。
僕がまだ2歳になる前のこと、親は3つ上の兄と2人で大人の足でも10分以上かかる坂を登って祖父母の家に歩いて行かせたらしい。
僕は全く覚えていないのだが、歩き出してすぐに、僕は歩けないと行って座り出したらしい。すると、小学生になる前の兄は、僕をおんぶして坂道を登って祖父母の家に向かってくれたらしい。

この話は、僕の家らしいエピソードだなと聞くたびに思う。
何でも本人たちにやらせたがる親と、僕のわがままに振り回されるも優しくしてくれる兄…

他のご家庭に行くと、羨ましいなと思うことも多々あるけれど、改めて自分の家族のことも考えると、本当に正解ってないんだなと思う。
みんな違って、みんな良い

ちょっと将来が不安な平成世代の人へ

子育て体験をしても、企業でインターンシップをしても不安が解消されることはない。でも、”無”ではない。何が不安なのかくらいは分かるようになってきた。

僕は子育て体験という生々しい生活感のある場所でこそ、知ることに意味があると思う。酸いも甘いも知ってこそ、分かってくることがある。

スリールのワークライフインターンは終わってしまったけれど、他にも、”ライフ”を考える体験ができるものがある。
【manma】
子育て家庭に1日留学し、先輩ママさん&パパさんとの交流、育児体験をすることができる。僕も一度体験したみた。
彼氏が将来のことを全然考えてくれないという女性に是非オススメしたい。そもそも関心あるないの前に、何が何だか分かってない男性は行けば、何かを感じる可能性が大いにあると思っている。

この記事も読んでみてほしい。

これから生まれてくる子どもに、良い時代を残していきたい。
みんなでそんな社会を作っていきたい。

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松田直人

次世代クリエイター。 ガイアックスの採用チームでインターンをしています。 野球をしてみたり、子育てに関わってみたり、世界一周してみたり…

僕の語りたいことを語る時間vol.2

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コメント3件

松田さん
はじめまして。
ワンオペ育児真っ只中の者です。
もともとのブログを読んで松田さんと相手のご家族とのナナメの関係がいいなぁ、と思っていました。
今回このnoteを読んで、松田さん自身が「週1回だからできる」に気づいていることを知って、おお、この人わかってるんだ~、と驚いたり。
両サイドの感覚を知ることができてとても興味深かったです。
くどうさん
コメントありがとうございます!!
ワンオペって多分僕が想像している何倍も大変ですよね…
僕が実際に親になったり、毎日子育てをしていると同じように接することはできないだろうなと思っています…汗
松田さん
たしかにそんな風にも思えますが、この理想的な形を知っていることはすごくいいことだなぁって思います。もちろん「うおーーーーーー、ぜんっぜん、ちーがーうー!!」とかなるかもですがww
そのギャップに悶えつつ進む日が楽しみですね~
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