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サイボウズの魅力は働き方ではないのかもしれない。

今から約1ヶ月前、僕はサイボウズ株式会社のSIインターンに参加しました。
12/10(月)〜12/14(金)の5日間という短い期間でしたが、学びの多いインターンだったのでnoteに書き残しておきます。

※SIインターンのエントリーは既に締め切られています。

なぜインターンに応募したのか?

そもそも、なぜ僕がサイボウズのSIインターンに応募したのか簡単に説明します。
細かく分けるとたくさんあるのですが、大きく分けると、この2つだろうと思います。

1.kintoneについてもっと深く知りたかったから。
2.僕の中にあるサイボウズに関するハテナを解消したかったから。

1.kintoneについてもっと深く知りたかったから。
僕は2017年の10月頃から約2ヶ月間サンフランシスコのKintone Corprationでインターンをしていました。一度もkintoneを使ったことがなかった僕は、その2ヶ月間でkintoneの可能性、利便性を日々感じながら使っていました。ただ当時は確立されたプログラムの中でインターンをさせていただいたわけではなかったので、kintoneがどのように様々な企業で使われているのかについて理解は深まりませんでした。
しかし、昨年の9月頃、kintoneを活用して業務改善した美容院に行った時に、美容室のオーナーさんからkintoneに纏わる話を聞かせていただきました。その時のことを書いたnoteはこちら。kintoneの使い方だけではなく、kintoneを導入する時のスタッフとのやり取り、導入後にサイボウズがケアをしてくれたことなど、多岐に渡ってお話していただいたことで、kintone自体への関心が強まりました。
SIインターンを通して、『僕がサンフランシスコで感じた可能性や利便性などをもっと肌で感じて自分の言葉で話せるようになりたい』と『kintoneはあらゆる業種・業務の中でどのように使われているのか知りたい』という思いがあり応募しました。

2.僕の中にあるサイボウズに関するハテナを解消したかったから。
サンフランシスコでインターンをさせていただいたり、現在HARESで働いていることもあり、SIインターンに参加する前からサイボウズの社員には知り合いの方々が多くいらっしゃいました。お話させていただく度に、「シンプルだけど面白いな、とても合理的だな、なぜそんなことが可能なのだろうか?」といった言葉が頭の中にありました。
一学生が外から見るサイボウズと、5日間と言えども中に入って見るサイボウズにはどのような違いがあるのか知りたいという思いがありました。SIインターンのプログラムには、営業同行など実際の業務のリアルを知ることができるものもあり、ハテナを解消する絶好の機会だと思いました。

5日間の主なインターン内容

【オリエンテーション】
午前中はインターンでの諸注意、サイボウズが掲げる理想、現在サイボウズがどのようなことをしているのかなど簡単に説明をしていただきました。昼以降はkintoneの世界観、活用事例について社員の方々からお話していただきました。

【営業同行】
2日目、3日目には営業同行をさせていただきました。3回同行をさせていただいたのですが、それぞれ全く違う段階・要件の営業同行だったので、3回全てに違った学びがありました。サイボウズの営業の良いところ、改善できそうなところをリアルに感じられた営業同行になりました。

【社長ランチ】
2日目のランチの時間は、1時間社長の青野さんとインターン生3名でランチをしました。5日間の短い期間にも関わらず、お忙しい時間をインターン生のために使ってくださったことは、改めて貴重なものだったなと思いました。

【最終発表準備】
5日目の午後に最終発表があったので、そのための準備にも時間を割きました。とはいっても、自分で黙々と作業をするだけではなく、多くの社員の方々の元へ行ってアドバイスをいただきながら、最終プレゼンを作り上げました。

【最終発表】
インターン生それぞれがテーマを決めて、kintoneを使って業務改善を提案するプレゼンだったのですが、正直難しかったです。4日程度で学んだことをアウトプットすることがこんなにも難しいのかと実感しました。想像以上に多くの社員の方々が駆けつけてくださり、とても嬉しかったです。

【その他】
ランチ、歓迎会、懇親会…5日間とは思えないほど、社員の方々が僕たちインターン生に関わってくださり、たくさんのお話をしていただきました。ランチを誘えば快く受けてくださり、日報にコメントをしていただいたり、業務時間中でも分からないことがあれば、インターン担当社員であるかに関わらず、とことん付き合っていただきました。

インターンを通しての感想

【kintoneの無限の可能性】
サンフランシスコでインターンをさせていただいていた時も同じようなことを思ったのですが、改めてkintoneを使って目指す社会像や活用事例を学んで、無限の可能性を感じました。
僕が感じたkintoneの凄さは、多種多様な業界、業種、規模に合わせて使えるということです。使い方は使う人の数だけあると言うべきかもしません。つまり、kintoneは使う人によっては存分に活かすこともできれば、殺すこともできるそんな製品なのだと思います。
サイボウズは「100人いれば100通りの働き方」を掲げていますが、kintoneも「100人いれば100通りの使い方がある」のではと感じました。もちろんだからといって使い手に丸投げするわけではなく、社内・社外を巻き込んで、kintoneを少しでもよりよく使ってもらおうと様々な施策を打っているところがさすがだなと思いました。
日本には現在、アメリカや中国企業に打ち勝ち、世界に誇れる製品が少なくなってきていると感じています。そこにたどり着くのはまだ先の話かもしれませんが、kintoneは世界でも戦える製品だと信じています。

【先進的なビジネスモデル】
正直、サイボウズのビジネスモデルについては、インターン前はほとんど何も考えていませんでした。しかし、このビジネスモデルを知れたことこそが、僕がインターンで得た最大の気付きかもしれません。
細かく説明すると長くなりますし、完全に理解しているわけではないので、大まかに書こうと思います。まず最大の魅力は、自社で全てを抱え込むことを”良し”としていないことです。理想を実現するためには、自社だけでは限界もあり、効率も悪いので、時には会社の形にはこだわらず、サイボウズを軸として、様々な人を頼っています。
会社も個人も、自分が強みとしていること、自分にしかできないことだけをやることで非常に合理的にかつ少ない力で大きなパフォーマンスを発揮することができます。
サイボウズのビジネスモデルは今後、企業の理想の形として目立っていくのではないかと確信しました。
【営業のイメージを変えた営業】
”営業”にどのようなイメージがありますか?
僕は「泥臭く、数字だけを見て、練られた戦略、最後は気合いでやっていく」といったイメージがありました。多くの学生は営業に対してあまり良いイメージがないと思います。実際、大学生の約9割は営業職を「やりたくない」と思っているといったデータもあります。しかし、今回SIインターンに参加して、単純にこんな楽しそうな営業もあるんだと知ることができました。
サイボウズには、大きく分けると、パートナー営業とソリューション営業の2つの営業があります。インターンではパートナー営業について学ぶことが多かったのですが、僕が初めに書いたような営業のイメージはほとんどありませんでした。大前提として、パートナー企業さんとの付き合い方が予想と大きく異なっていました。どうしてもパートナー企業というと下請け企業といったイメージがあったですが、全くそういったことはなく、自分たちが掲げる理想のために共に協力し合う仲間であるという印象を受けました。
単にモノやサービスを売るということだけではなく、『みんなが幸せになるためにはどうしたらいいのか真剣に考え、実行に移していく』そんな思いが伝わる営業でした。

【優しさ溢れる社員の皆さん】
僕が出会ったサイボウズ社員の皆さんは本当に優しい方ばかりで、仕事関係なく一緒にいても楽しいと思えるような方々でした。
ただ人に関しては、その人に合う合わないというのがありますし、優しいと一口に言っても、受け手によっては優しくないと感じることもあるので、僕にとっては優しさ溢れる社員の皆さんだったということだと思います。
エピソードとしては、たくさんありますが例えば、インターン生が「こうしたい!」という希望を言えば、まずはしっかり考えていただけることが頻繁にありました。僕たちが出す意見は正直サイボウズにとっては、有益にならないものもあると思います。しかし、どんな些細なことでもまずは耳を傾けて、より良い結論を出そうとしていただけるので、僕たちインターン生も思ったことをその都度質問したり相談することができました。ありきたりかもしれませんが、それを徹底してしていただけたことが素直に嬉しかったです。
また最終日の懇親会では、事前に人事面談中に好きな食べ物を言っていたのですが、その中から用意することが可能なものは懇親会のテーブルに並んでいました。僕の大好きなケーキも用意していただきました。

就活前の単なる職業体験ではなかった

この時期に行われるインターンは基本的には、採用に直結するものです。僕も今後インターンに参加するとすれば、入社したいと思うような企業のインターンに応募します。実際、サイボウズもそのような思いもあって今回のインターンに応募したのですが、内定に繋がるかどうかは一旦置いておいても僕にとっては価値のあるインターンになりました。来年の春、どんな企業に就職していようとも、将来の自己成長に繋がるインターンになったことは間違いありません。

この場を借りて、このインターンを通して大変お世話になったサイボウズ社員、関係者の方々に感謝をお伝えしたいです。
貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

このnoteを読んでもっとサイボウズのことを知りたくなったという方はこちらも見てみてください。

サイボウズ 採用情報

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