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「もう終わった」と思った

食べ物の味がしなくなった。それも突然。

わたしは元々食べることがすごく好きなタイプで、1日4食くらい余裕で食べられた。どうしても牡蠣が食べたい時はわざわざ色んなスーパーを回ってでも牡蠣を手に入れて食べるくらい、すごく好きなセブンイレブンのいちごサンドが食べたい時は地元はおろかバイト先の周辺のセブンイレブン巡りまでした。それくらい、食べたい!と思ったものを時間をかけてでも手に入れてきた。食欲に忠実に生きてきた。食べることが大好きだった。

わたしの場合、精神がもう尋常ではないな、と思い始めたのも今月に入ってからで。ひどくなって一週間と少しくらい後、はじめての精神科を終え近くにあるロッテリアで食べたチキン南蛮バーガーは、まったく美味しくなかった。わたしが一番好きなお肉は鶏で、チキン南蛮も好きな料理トップ10くらいには入る。それなのに、まったく美味しくなかった。まずいわけじゃない。タルタルソースだってたくさんかかっているし、匂いだってすごく美味しそう。なのに味がしなかった。

それからというものの、好きな食べ物を食べてもよくわからない気持ちになる。不味いとは思わないが、これってもっと美味しかったのになあ、となにを食べても思う。もちろんその料理や商品の味は変わってなんていない。ひとりで、または家で食べるご飯は尚更味がしない。揚げ物ならやたら油臭く感じるし、サラダは甘味も旨味も感じられないから青臭い。調味料の味や辛味、苦味、塩味、酸味は強ければ感じられる。元々激辛が好きなわたしはもう味がしない食べ物に辛味を足すことでなんとか食事している。飲み物の味はコーヒーや100%の野菜やくだもののジュースであれば味がわかる。その他の中途半端な飲み物を飲むのはもう苦痛なので、殆どをそれか水で過ごしている。

頭痛やお腹の調子が悪いこと、身体が痛いだるい、暑い寒いなんていうのは、風邪や体調不良で経験してきた。だからもうわたしは病気だと確信しても耐えられたけれど、食べ物の味がわからなくなるとどうも人は生きていく気力を失う。

食というものがいかに人の生活において重要か、そんなことを考えさせられた。

食べ物の味もわからないまま、食事していることさえも母親に伝えられない。わたしはここまで堕ちているのに。なにもかもぜんぶ、わたしはいつになったら伝えられるのかなあ。

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明日を生きる糧になります。

貴方の記事、きっとわたしもスキです
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バイトリーダーちゃん

大好きな人と煙草と匂いとお酒
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