対処法。やさしさ。
ずっと雨音が窓の外から聞こえていて、その音に呼吸を合わせるようにして眠ってしまったら悪夢を見た。
雨の公園の夜闇の中にとても大切なものを置いてきてしまったことに気づき、慌ててもう一度出かけようとするのだけど、なぜだか身体がうまく動かない。
近くにいた誰かに事情を話してもまるで知らん顔で取り合ってもらえず…不安と恐怖でいっぱいになって。
…そんな夢。
目が覚めてボンヤリとしながらどうにも心許ない気持ちを引きずっている。
子どもの頃、同じように恐ろしい夢から目覚めた後は決まって今みたいに不安な気持ちだったのを思い出す。
怖い夢を見たと親に言ったとて、目が覚めて良かったやんなどとなだめられ、そうじゃなくてと訴えるのは諦めて、時間の流れの中で現実が夢を上書きしてくれるのをひたすらにじっと待っていた。
あの頃、もし誰かに不安をそのまま吐露できてたなら少しは違ったのかもしれない。
自分がどうにも不安でたまらないと、それを言うだけで心は少し軽くなる気がするから。
実際、こうして書いている今、それだけでどんどん夢が遠のいていって、なんとなく癒されてる気がする。
子どもの頃の自分ならきっとまだまだ余韻から抜け出せずにいるんやろうな。
それを思うと不憫でならない。
思うに、子どもの頃の方がいろんなものを防御したりかわしたりすることが下手くそで、不幸にも何かくらってしまったときにはそれを自分でなだめる術もなく本当に無防備だった。
あんな大変な時代をやりこなしただけでもよく頑張ったねと自分で自分を褒めてあげたい気分にすらなる。
それにしても。
人はいつまでも夢を見てうなされては不安になってしまうものなのかな。
それとも私が怖がりなだけ…?
どうなんやろう。
…なんて。
こんな話を聞いてくれてありがとう。
そこにある優しさに甘えるみたいに一気に書いてみてしまった。
…
気分を切り替えるべく、今日も小さく推し活しよ。
風くん、元気かな。(たぶんだけどきっと元気やな。笑)
なんか些細な一言なんだけどこれ書きながら思わず笑顔にもなってちょっと元気が出てきた。
ホッとする。
明日もきっと良い一日。
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