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気まぐれ。

梅が咲いてるのが嬉しくて。


特別なところに咲いているでもないこんな花たちがとても好き。

来るべきときが来れば咲き、時が来たなら散る。
ただそういうものとして存在して、そういうものとして消えていく。

まるで人間の俗っぽさとは対極にあるかのような。
自分を見て欲しいと願い、愛されたいと願い、いてもたってもいられなくて。
もっと愛して、もっとください。
もっと、もっと、もっと。

時々、人間のそんな俗っぽさに心底嫌気がさす。
そして自分もまた人間と呼ばれる一員であることに幻滅する。

花は何も求めないから。
そっと近づき覗き込み、写真なんて撮ってみたってお構いなしで。
風が吹けば素直にそよぎ、雨が降ればぐっしょりと濡れ、季節に身を任せてはいつしかそっと死んでいく。

何もしない。
ただそこにある。
その有り様に心から惹かれ、癒される。

何もしない。
誰も傷つけない。
枝を折られ花びらをもがれたとて怒らない。
むやみに泣かない。
悲しまない。

私は時々人間であることが嫌になる。
でも花への憧れは幻滅も失望も上書きしてくれるから。
花はいつだって優しくて。

何もしない。
ただそこにある。

私はそんな花がとても好き。



少し前に書いて下書きに入れてた落書きみたいなことば。
今日も変わらず梅が綺麗だったのでなんとなく公開してみようかなって。
…気まぐれ。笑

この前、かてぃんさんのコンサートの感想を書いて、書きそびれてたことがあったからそれを追記的に。

3階席から見下ろしたかてぃんさんは、立ち振る舞いや指の動きや全般的な所作や雰囲気がとても雅だった。
雅=みやび。
こういう内から滲み出る品の良さというか優雅さみたいなものって、先天的なものなのか、それともいわゆる"育ち"というものなのか。
どっちもかな…?
ちなみにさっき調べたら雅の対語は俗らしい。
俗=ぞく。
たしかになぁと納得。
あの日観たかてぃんさんは改めてそういうものからはかけ離れたところにいるような感じがあって、それがとても素敵だった。

強く心に残った印象だったのに書けてなかったので書きました。

ちなみに私は子どもの頃から国語辞典を読むのが好きで、気になる語があればその都度意味を調べたり、例文を見たりして楽しんでいて、その習慣がこんな大人になった今も抜けずにいる。
言葉というものへの純粋な興味が変わらずずっとある。
何も書いてなかった最近は外国語の漫画を読んで、知らない単語の意味を調べたりもして楽しんでいた。
こんなことに時間を忘れて没頭できて、どこまでも楽しくなれる私は心が子どものまんまなのだと思う。

…もう書かないって言ったのに書きすぎかな?笑
気まぐれだから。

書いてなくても毎日は当たり前に過ぎていく。
作ったことのない料理を作ってみたり、料理の動画を見て学んだり、楽器を弾いたり…。
何の過不足もなく過ぎていく毎日のなかで、私にとって書くって何なのかなという疑問が湧いてこなくもなく…。
こうして書いてる時間は、でも、やっぱり楽しいかな。

その昔細々と書いてたブログの記事をたまになんとなく読み返してみるのだけど、いつもそこに変わらない自分を発見しては可笑しくなる。
小学生の頃に書いてた日記や作文でさえ、まるで別人みたいな感覚にはやっぱりならなくて、あぁ私が書いた言葉やなと思う。
私はたぶん生まれた瞬間から私なのかもしれない。
…なんて、およそどうでもいい独り言。

せっかくだしさっき読んでた昔の記事を貼り付けて終わろうかな。
(これで終わりか、続きがあるのかは知らないけど…)

本当になんでもない日常の記録。
でも読んでみて28歳の時も私は私だったことを確認。
ちなみに最後に貼り付けてある動画は
今もYouTubeにそのままあって、観ながら同じところで思わず笑ってしまった。



「僕たち。」

雨。
降りそうで降らない曇天よりは
じとじと降ってる方がマシかなって思う今日このごろ。
ぼんやり考えごとをしている。

ネットはほとんど見てなくて、テレビも見ていない。
昨日、iPodも壊れてしまった。
でも音楽を聴けないのはさすがに寂しいので、
この雨の中、ヨドバシまで行ってきた。
新しいiPodはさらに小型化していて、ラジオも聴ける。
日曜の夜はFM802で私の好きな加藤美樹さんの番組がある。
聴きながら帰ってきた。
優しい、癒される声。


・・

たまに人から、「怒ることあるん?」なんて言われる。
しょっちゅう怒ってるよ!と思うんやけど、
でも、悪口を言うのはあまり好きじゃない。
話しながら、むなしくなるから。
あと、失敗を咎めたりするのも苦手。
多少失敗しても、またやり直せばいいじゃないか、と思う。

前の職場でもそうだったけど、後輩を注意したとき、
その後、すごく嫌な気分になっていた。
とにかく嫌な気分。
もしかしたら、これは一番苦手なことなのかもしれない。

大抵のことは、別にいいやん、と思う。
大したことじゃない。
完璧を志向しない。
というか、完璧を目指した結果が80%の出来なら、それでいいと思う。

・・

先週の金曜、ミウラ先生という人と出会った。
大学の先生なのにエラそうなところが全然無くて、
ウィットに富んだ会話をする人だった。
あと、冗談が相当におもしろかった。


ミウラ先生の言葉で好きな言葉があった。

「僕たちは仲間だよ」。

こういう言葉をさらっと言える人が、私は好きだ。
「仲間」という言葉にはズキズキした緊張感が無くて、
すごく気易い雰囲気を感じる。



鬱陶しい雨の中、できるだけ優しい気持ちでいたいなと思う。




少し晴れやかで楽しい曲を。
曲中、男の人が口に指をあててPOP!ってする瞬間は
何回見てもつい笑ってしまう。

The Chordettes/ Lollipop


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