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Webメディア運営で東京への執着を手放し、社会や人との接点が増えた

ナリシゲ(@nari_104)です。

2019年6月15日に、私が運営するローカルWebメディア「キタキュースタイル」がオープン2周年を迎えました。

ネット上に蔓延るコピペ記事に対する怒りの気持ちが生み出した、この「キタキュースタイル」のおかげで、ずいぶんと私を取り巻く環境も変わりました。

東京への執着がなくなった

2019年2月に東京から福岡へUターンしました。
Uターンのきっかけはキタキュースタイルだけではないのですが、キタキュースタイルが存在しなければ、私がUターンすることはなかったと思います。

約30年前に、生まれ育った北九州市を離れ上京。

私の活躍する場所は北九州でも福岡でもなく、東京にある。人と刺激の多い東京という街で私はずっと生きていく、そう決めていました。

事実、東京は私の心を何度も満たしてくれました。
形は若干違えど、やりたかった仕事に関わることができましたし、一時期は「高給取り」の部類に入ったことも。

反面、東京の人の波に埋もれてしまっていたのもまた事実です。
自分の不甲斐なさを腹立たしく思ったことも一度や二度ではありません。

しかしながら、約30年前に「北九州には何もない」と地元を離れ、「人と刺激の多い東京という街でずっと生きていく」と決めた私に、東京を離れるという選択肢などありませんでした。

そんな中で生まれたローカルWebメディア「キタキュースタイル」。
運営を重ねるにつれ、地元の北九州市に対する意識が大きく変わってきました。

・北九州市で精力的に活動している人がたくさんいること
・北九州市は行政も市民も発信が遠慮がちなこと
・北九州市の良いところが市の内外に伝わっていないということ

そして、「北九州には何もない」のではなく、「北九州にあるものを私が知らなかっただけ」だということ。

そしてある日、ふと思いました。

「あれ?自分の居場所見つけられそう?東京でなくても生きていける?」

2018年・夏、Uターンを決意。

人や社会との“接点”が増えた

キタキュースタイル」が直接のきっかけかどうかは分かりませんが、「キタキュースタイル」オープン後の2年で、人と会う機会が激増しました。

東京在住のWeb編集者さん、ライターさん、マーケターの方……それまでの私では、ちょっと会うことが難しいような、知名度のある方ばかり。
私の活動に少しでも興味を持ってくださってのことでしたら、こんなに嬉しいことはありません。

皆さん、私にいろんなことを教えてくださいます。今後の活動のヒントになるものばかりです。サービスの名前を一緒に考えてくださった方も。
こうやって「先に与える」から慕われるのだなあと。
今は私も「先に与える」ことを意識して行動しています。

地元の北九州市にも、「キタキュースタイル」に興味を持ってくださっている方が何人もいらっしゃいます。
この方たち自身がコンテンツを生み出す力を持っているので、それを「キタキュースタイル」で拡散できないかと考えているところ。

お陰で、「キタキュースタイル」という“プラットフォーム”に大きな可能性を感じています。これには感謝しかない。

あと、長い間北九州を離れていた私にいろんなことを教えてくださるのが嬉しい。ディープな飲食店とか。

この2年で、人や社会との“接点”が大きく増えました。
生きていくにあたって、この“接点”が多ければ多いほど良いということを今更ながら知ることに。

3年目のキタキュースタイル

3年目は原点に返って、「コンテンツの拡充」を図りたいと考えております。

他サイト、コミュニティとのコラボレーションを実施することで、コンテンツの拡充を図り、キタキュースタイルを市と市民の“情報発信のプラットフォーム”にしたいですね。

さいごに

この2年で、住んでいる場所も、人や社会との関わり方も、大きく変わりました。
昔に比べて柔軟性が出てきたのか、思いのほか対応できているようです。

少しは成長できましたかね。

ナリシゲ(@nari_104)でした。


いただいたサポートはローカルWebメディア「キタキュースタイル」の取材費用に充てさせていただきます。