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【考える練習①】考えることの意味とメリット

こんにちは。Fish Boyです。

自他ともに認める「仕事ができない人間」なので、仕事のHow toを学び直し、実践し、「仕事ができる価値のある人間」を目指しています。

初回からは「考える練習帳」という本をもとに、仕事のHow To以前に最も基本的なことでありながら自分に最も欠けていると思われる「考える」訓練をしていこうと思います。

「考える」。これ、本当に今までやってこなかったことを後悔しています。上司や先輩からよく言われる点として、「言動が薄っぺらく浅い」、「指示待ち人間」というのがあります。つまり、その仕事の目的や意味を考えていないので断片的な仕事しかできず、次に何をしたら良いのか、どうしていくべきなのかを自分で判断できないということですね。
そうなると、社内の人間はもちろん、お客様からしても安心して仕事を任せられない。「考えていない=仕事ができない=一生信用されない」ということです。これはビジネスマンとしてだけでなく人としても地獄ですよね。
ということで、まずは本書を通して考える習慣と考え方を身に付けようと思います。

この本では、考えることについて以下の構成で書かれています。

Ⅰ.動機づけ編
 第1章:考えるメリット

Ⅱ:覚醒編
 第2章:「無知」の気づき
 第3章:知識から思考へ

Ⅲ:思考原理編
 第4章:「考える力」を起動させる
 第5章:見えないものをつなげる
 第6章:「まとめて扱う」

Ⅳ:取扱注意編
 第7章:使用上の注意

それでは、第1章からインプットして自分なりに解釈してアウトプットしていきます。今回は第1章です。
※基本的に本の順に沿っていきますが、特に本の内容について評価する目的ではないのでご了承ください。

第1章は、考えるメリットについてです。そもそも考えることの意味とメリットを理解した方が訓練する際の方向性がブレなさそうなので、ここからちゃんと読んでいこうと思います。
「考えること」は人の行為の中で最も汎用性が高いため、すべての行動に伴って行うことができます。すなわち、「考え方」が変わると、すべての言動が変化します。良い方向に考え方を変化させると良い方向に言動を変化させることができます。具体的なメリットとしては以下が挙げられます。

①世界が変わって見える
ある1つの物理的な事象を見たとしても、考えることによって複数の視点が生まれ、認識の差が生まれます。例えば、1つのリンゴを見て「赤い」「美味しそう」「どこで採れた?」「何の料理に使える?」など認識は人によって変わります。1つの事象を見て、個人の思考の結果によって物事を発展させることもできるわけです。以下はその一例です。
・相手の視点でも考えてみる⇒相手に対する見方が変わる
・ポジティブに考えてみる⇒悩みの解消法が見つかるかもしれない
・お客様や上司に言われたことだけでなく、本当に求めていることや「その先に」何を求めているのかを考える⇒期待以上の提案ができる。
つまり、何か不満や問題があったときに「考える」ことで「ただの不満が多い人」になるか「アイデアマン」になれるかが分かれ大きな差になります。

②「先が読める」ようになる
知識や経験は「過去の集大成」であり、考えることは「先のことに役に立つこと」と言えます。科学技術のように知識や経験を一般化し、他のことにも応用させることが重要であり、そのためには「考えること」が必要になります。

③「自由に」なれる
人間は今まで考えることで物理的な制約から自由を獲得してきました。仕事においても様々な障害や制約からどのように自由になるかを考えることが必要です。できない理由を探す前に考えてみるというやつですね。

④AIとうまく共存できる
今後、AIの能力が発展していく中で「考えること」の重要性が下がることはありません。AIと共存する方法を考える上で、まずはAIの得意・不得意なことを理解しておく必要があります。(2017年9月現在での話です)
【得意なこと】      【不得意なこと】
与えられた問題を解く   問題そのものを考える
定義が明確な問題を扱う  定義が不明確な問題を扱う
指標を最適化する     指標そのものを考える
膨大な情報を検索する   少ない情報から創造する
具体的なことを扱う    抽象的なことを扱う
ルールを守る       ルールを作り直す
「閉じた系」を扱う    「開いた系」を扱う

問題の定義が明確でないこと、つまり「変数」が多すぎる(もしくは曖昧な)問題はまだ人間の得意な領域となります。ビジネスでいえば、「売上を上げる」という課題があっても、価格、顧客満足度、ブランドイメージ、従業員満足度、経営陣のマネジメント能力といった変数が多すぎるためにAIには難しい課題といえます。
また、AIは明確な目的を与えればそのための最適な手段を提示できますが、「目的そのものを考える」ことは苦手です。さらに、情報量が十分でない状況から勝手に想像・創造することも人間にしかできないということを考えても、「考えること」の重要性は変わりません。

⑤仕事や勉強ができるようになり、人生が楽しくなる
「考えること」の最大のメリットは、日々の仕事や勉強、あるいは日常生活を含めた人生そのものに潤いを与え、楽しく過ごせるようになることです。そのためには多少のトレーニングや習慣の見直しも必要になります。

第1章では、考えることのメリットについて学びました。
①~⑤のメリットを理解したうえで、次回以降で具体的なトレーニングの道筋を勉強していこうと思います。

◇今後の具体的アクション
・とにかく全ての言動に考えるという行為を入れるように意識する。具体的な考え方は今後学ぶとして、意識だけでも変えていく。

それでは、脱・仕事ができない人間を目指して頑張ります!!

※今回参考にしている書籍は以下になります。

https://www.amazon.co.jp/dp/B076477JGW/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

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