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あいな(Peach sugar snow)×信岡ひかる×井出ちよの(3776)ソロアイドル座談会

「左から、信岡ひかる、あいな(Peach sugar snow)、井出ちよの(3776)」

 このインタビューは1月24日に山梨県石和温泉にあるライブハウス・Studio天空馬にておこなわれたPeach sugar snow主催ライブ「PSS SUGAR PARTY VOL.1」のリハーサルと本番の間に行われたものです。

Peach sugar snowのあいなさん。3776の井出ちよのさん。信岡ひかるさんという、年齢も環境もバラバラの三人が、ソロアイドルとしてどのようなことを考えているのか、お聞きしました。Youtubeのライブ&インタビューと合わせてお楽しみください。

(座談会で話しているプロフィールは、2016年1月24日のものです)

自己紹介

Peach Sugar SNOW・あいな(以下、あいな) 

山梨発ウィスパーアイドルPeach sugar snow(以下、PSS)です。小学6年生の12歳です。よろしくお願いします。

信岡ひかる(以下、ひかる)

 信岡ひかる高校二年生の17歳です。普段はアイドルとしてソロ活動をしているのですが、今年はモデルや舞台の方にも挑戦させていただきますので、みなさんチェックの方、よろしくお願いします。

3776・井出ちよの(以下、ちよの) 

 はい。富士山ご当地アイドル3776です。3776は富士山ご当地アイドルとして活動しています。3776は数字で3・7・7・6、と書いて3776(みななろ)と呼びます。この数字はみんな大好き。富士山の標高から来ています。みなさん是非おぼえてください。はい。井出ちよのです。ちいちゃんって呼んでください。よろしくお願いします。

ひかる みななろ?(指のマネをする)

ちよの 3776(サインをみせる)

一同 いえーい。

(3776の指サインはこちらで見ることができます)

お互いの印象について

―― リハーサルが終わったばかりですが、手ごたえはどうでしたか?

あいな 最初すごく緊張していて、自分のパートを間違えたりして、めっちゃ焦ったりしました。でも、コラボはすごく楽しくできたので、本番が楽しみです。

ひかる 一応、(あいなさんが)小学校6年生。(ちよのさんが)中学校2年生、私が高校2年生と、ずばぬけて私が年上なんですが、精神年齢は一番年下だと思いました。みなさん凄いですね。大人ですよ。

ちよの いやいやいや。クソガキですよ(笑)

一同(笑)

ひかる でもリハーサルは楽しくできました。コラボ曲とかもやってね。まだ、ぎこちない感じだったけど本番はいいライブになって、盛り上がると思います。

ちよの 私は、自分の曲もあんまりできなくて、あいなちゃんに、めっちゃ迷惑をかけちゃったから。ちょっと、本番がんばって、今日呼んでもらった恩を返さないとって思いました。

ひかる 言うことが大人だね。

――みなさんお会いするのははじめてですか?

あいな わたしは、お二人と何回かお会いしています。

ひかる 私は3776さんとお会いするのは、はじめてです。

ちよの 元々、前の時(ライムベリー在籍時)から、ひかるさんのことを推していて、大好きだったので、今日ホントにありがたいです。

ひかる ホントに?(笑)

ちよの ホントです(笑)

ひかる ありがとうございます。3776さんは、リハではじめて観させていただいたのですが、パフォーマンスの立ち姿が堂々とされていて、ステージングがかっこよかったです。

ちよの ありがとうございます。

あいな 3776さんは、結構前からいっしょにやらせていただいていたのですが、お話させていただくのははじめてでした。すごく緊張したのですが、今は「ちいちゃん」って呼ばせていただいています。

ちよの タメ語でね。

あいな ひかるさんは

ひかる ひいちゃん。ひいちゃん。

あいな (笑)……ひいちゃんは(笑)すごく大人っぽくて、何かすごくスタイルがよくて、わたしはもう、全然ダメ…(笑)。なんか隣に立つと「あぁ~」ってなっちゃうので。

ひかる デカいからね。

あいな ひいちゃんを見ていただけたら、今日はいいです。

ちよの あいなちゃんとはPSSが3人の頃から共演させていただいてます。話したことはあまりなかったのですが、思ったより明るい子だなぁと思うようになりました。

ひかる わたしもグループの時に何度か関わりがあったのですが、本当にご挨拶程度だったので、こんなに親しくさせていただけるのも光栄でした。本当に「しっかりしてるよねぇ~」

あいな (笑)

ひかる 小学6年生って今でも疑います。トークもできるし、歌も凄いし。


ソロアイドルの楽しさ、難しさ。

あいな メンバーがいた時から歌うことが好きだったので、自分がたくさん歌えるのが嬉しかったりします。でもダンスとかは全然ダメ……で(笑)、歌うことと踊ることを一気にしないといけないのが、難しいです。

ひかる ユニットは助け合えるところがあるので、逆に頼りがちになるところがあると思うんです。でも、ソロは一人でやってかないといけないので、どう盛り上げてくかを考えないといけない。その時の気分で全部変わってしまうこともあるので、MCもプロデューサーの方といっしょに考えてます。

やりたいことはやりやすいですけど、考える時は頼る方もいないので、そこは大変かなぁと思います。でも、一人だと伸び伸びとステージが使えるので、ホント楽しいですね。

ちよの グループに居た時は端っこの方にいた感じで、もっと前に行きたいなぁと思ってたので、一人でやるのが、ホントうれしくて。元々、結構出たがりの人だったから、一人でぽーんといられるのは、すごく楽しいなと思いますし、振付を考えるのも楽しいです。

でも、3776の曲というのが、元々、変拍子で難しかったりするので、歌割りがなく一気に歌うのはちょっと難しいなって思いますね。

――ステージに一人で立つと、どんな気持ちになりますか?

ちよの 初めの頃は、左右に人がいないのが嫌だなぁと思ってたんですけど、一人の方が何でも好きなことが喋れるし、人と意見が合わないということもないので、私は一人の方が好きかなぁって、思います。

ひかる ユニットだと、ピンスポットがずっとあたっているわけじゃないので、うらやましいなぁと思ったり、私だったらこうするのになって、考えたりすることもありました。

でも、ソロになって、ピンスポットが当たると、すごく緊張しますね。スポットの光で回りが全然みえなくなるので、「何もない空間に自分ひとり」っていう感じに襲われます。そこはちょっと不安になったりしますが、周りから見る感じを思えば「カッコいいんじゃないの」と思って、がんばってます。

あいな 緊張はすごくします。緊張を分け合える人も隣りにいないし、終わった後の、楽屋に戻った時の自分と他のアイドルの方との空気感がめっちゃ違って。

一同 あ~。(同意)

あいな 「楽しかったね」って言える仲間がいないこととか、一人で「おつかれさまでーす」って言うのが、わたしは凄く苦手だったんです。でも、今はたくさんのアイドルさんと共演する機会があったり、こうしてコラボする機会もあったりして、それはグループだと難しいので、ソロの方が、他のアイドルさんとの関わりが増えたかなぁって思います。

――ソロになって、歌手以外の日常生活で自分が変わったと思うことはありますか?

あいな 学校では基本的に一人で動いている方だったんですけど、今は逆にたくさんの人と居たいという気持ちの方が強くなりました。ソロになってからは、まわりの人とたくさん話すようにしています。

ひかる ひとりでいたの? 私も一匹オオカミタイプで、中学生の頃は一匹オオカミで生活してましたね。でも、高校生になって、ステージも踏んで、こうやって人と関わる機会が多くなりました。トークスキルも多少上がるので、回りに恵まれてるなって、思います。

ちよの やっぱり、似ちゃうかもしれないけど……あっ反対かな。私はたくさんの人とわちゃわちゃと話していた派だったんですけど、ソロになってから一人でいることの楽しさに気づいて。学校とかでも、あまり人とはべたべたしたくないなって思うようになりました。


プロデューサーとの関係について

――3776におけるちよのさんとプロデューサーの石田彰さんとの関係は、一言でいうと、どのような関係だと思いますか?

ちよの 知人(笑) えー。深く考えたことないんですけど(笑)

――たとえば3776は、プロデューサーの石田彰さんとちよのさんでは、数字で言うと、どのような配分でできあがっていると思いますか?

ちよの 8:2ですね。私が2で、プロデューサーが8です。ほぼ、あの方の曲で3776は成り立っているので、感謝してます。

――よく聞かれると思うのですが、曲が独特ですよね。

ちよの やっぱり、何でこんな曲でこんな変拍子なの? とか、こんな連続で言葉あったら息継ぎできないと思うこともたくさんあって、嫌だなぁと思う部分もあるんですけど、他のアイドルさんにはない個性的な曲だから、ついてきてくれるお客さんもいるので。まぁ、いいんじゃないかなと思ってます。

――ひかるさんとプロデューサーの里本あすかさんの関係は、言葉にすると、どのような感じですか?

ひかる 恩師&先輩ですかね。はじめてお会いしたのは中学1年生の時で、すごく付き合いは長いんですよ。最初はユニット同士の関わりだったんですけど、私が一人になった時に助けてくださったのが、あすかさんで。

――プロデュースは、歌だけではないようですが。

ひかる 最初は信岡ひかる・ソロのプロデュースだけだったんですけど、私が今年になってやりたいことが増えていくと「それも信岡ひかるだから」ということで、総合プロデュースをしていただいてます。

あすかさんはマルチなんですよ。みなさんが盛り上がって楽しめる曲を作ってくださいますし「何でも聞いて」って、言ってくれます。

月一でミーティングという名の話し合いがありまして、そこで将来の夢を一か月ごとに「何やりたくなった?」と、聞いてくれて。

だから全部やりたい方向に進めてくださるので、Zipperのモデルのお話の件(※)も毎日「こうした方がいい、こうした方がいい」ってアドバイスをいっぱいいただいて、おかげさまで一位になれたので、本当に感謝!(声が大きくなる)あすかさん素晴らしいです。ホントにありがとうございます。

※ アイドル応援アプリCHEERZでのZipperとのコラボ企画で信岡ひかるさんは一位となり、モデルとして「Zipper 2016SPRING」(祥伝社)に掲載された。

――PSSにおける、あいなさんと小林清美先生はどのような関係ですか。

あいな 親子っていうか、家族に近い存在です。でも、先生のことを全然知らないと思うんですよ。私は三歳の時から先生といっしょにやってきているんですけど、PSSとして作詞作曲していただいているだけでなく、普通のあいなとしても関わっていて、いろんなアドバイスをしていただいて。いつもいっしょにいて、かけがえのない存在というか。先生がいてくれるからできていて、いないとできないし、何にもないふつうの人……だと思うので。もう本当に10で現すなら9.5と0.5ぐらいの(笑)ホントにいないと困るし、いてくれるとすごくうれしい存在ですね。

ローカルアイドルの楽しさとむずかしさ

――ローカルアイドルとして活動していて、楽しいことと難しいことについて教えてください。

あいな 私は地元が山梨なので、主催ライブは基本的に山梨で行っています。

最近では東京、大阪、名古屋でのライブも増えてきたのですが、電車で行くんですけど、朝早く出ないといけないとか移動が大変で。

名古屋や大阪だと先生が運転してくださって、車で行くんですけど。いつも私は寝ちゃうんですよ(笑)。先生はずっと運転していて「あっすいません」って、いつも思います。

でも、たくさんの方にいろんなところに住んでいる方とかにも自分のことを見てもらうチャンスだったり、東京の方もわざわざ来てくださるので、それはすごく楽しいし嬉しいです。

ちよの 私は地元が静岡なんですけど、やっぱり地元だけでやっていると、お客さんも来てくれませんし、人と関わることも少なかったりして、見ても素通りだったりすることが多かったです。でも、東京とかいろんなところに行くようになって、3776の楽曲がいいと思う人が倍以上に増えてくれたので、共感者というか3776を好きと言ってくれる人が増えたのは嬉しいですね。

――都内のライブが増えている印象ですが、今後は都内と地元、どちらを拠点に活動していきたいですか?

ちよの 地元に来てほしいです。定期公演もやっていて20~30人くらいの方が来てくださるんですけど、もっと土地は広いのでギュウギュウになるくらいに入ってもらいたいので、いろんな方面から静岡県の良さを知ってもらいたいなぁと思います。

――ひかるさんは東京を拠点に活動されていますが、ひかるさんから見たローカルアイドルの印象について教えてください。

ひかる 私は東京なので移動手段も3~40分で電車とか近いんですけど、東京はホント激戦区で。メジャーの方から最近はじめた方々まで、いろんな方がいて、本当にイベントごとに違うじゃないですか。こういう仕事って年齢とか関係なく実力の世界なんで。みなさんわかるかと思いますけど、地方組の方々は実力のある方が多くて、毎回ちゃんと仕上げてくるので、その勢いに呑まれまいと頑張ってます。

――今回ソロでは初遠征ですが、どのような心境ですか? 

ひかる ユニットの遠征とソロの遠征は全然違うなって、今回感じました。多少の不安もありましたが、今回初遠征なので「誰だ。あいつ」ってことで、知っていただいて。今回をきっかけに、次の遠征も増えてきたらいいなと、思います。

今後の夢と目標

ちよの 私の目標はさっき言った定期公演なんですけど、まだ20~30人なので、そこに100人くらい来てもらうのが目標です。

ひかる 2月に舞台「陰陽よろず屋 開業中!」(アリスインプロジェクト)に出演させていただきまして、3月に「Zipper」にモデルとして出させていただきました。今年はよりマルチに展開していきたいのですが、受験もありますので両立してがんばっていきたいと思っています。時間もなくなってくるので、一個一個大切にして、全部が次につながるようにしていきたいです。

あいな 私は今年、中学生になったりとか、ソロもまだ一年目なんですけど、その中で新しいことが増えていくと思うので、ひとつひとつ新しいことに取り組んで、たくさんの方に山梨の良さとかPSSの良さをたくさんの人に広めていければと思ってます。

――ありがとうございました。

(2016.1.24 Studio天空馬にて収録)

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