女の子ラップユニット MIC RAW RUGA(laboratory)  REI&HINASEインタビュー


 女の子ラップユニット・MIC RAW RUGA(laboratory) (マイクロウルーガ・ラボラトリー)は、吉田凜音の「りんねラップ」や「パーティアップ」、でんぱ組.incの根本凪の「アウトラウド」など、様々なアイドルラップを手がけてきたE TICKET PRODUCTION(以下、Eチケ)プロデュースによる新プロジェクトだ。

 研究生のREIとHINASEをメンバーにしてスタートしたMIC RAW RUGAは11月26日の初披露ライブ以降、着々と成長しており、1月26日には定期公演「HIGH-HO」がおこなわれる。

 定期公演の開催を記念して「ich」では、メンバーのREIとHINASEにインタビューをおこなった。

女の子ラップユニット 
MIC RAW RUGA(laboratory) 
REI&HINASEインタビュー
 

MIC RAW RUGA(laboratory)左がHINASE、右がREI(撮影:成馬零一)


―― 自己紹介をお願いします。


REI MIC RAW RUGA(laboratory) MIC1・REIです。
18歳の高校3年生です。


HINASE  MIC RAW RUGA(laboratory) MIC2・HINASEです。
17歳、高校3年生です。(REIと)同い年です。


―― 芸能のお仕事は初めてですか?


REI はじめてです。


HINASE 小学校の時から舞台演劇が好きで地元(茨城)でやっていました。メディアに出るような芸能活動は今回がはじめてです。


―― 舞台演劇とは、どういうものですか?



HINASE 中学生向けの演劇があって、簡単に言うと劇団です。小学生の頃からやっていて、その時の先生について二年ほどやりました。あとはなんやかんや企画があれば自分で応募して参加するという感じでした。


―― 活動の中心は茨城でしたか?



HINASE 茨城でやることもあれば、都内や神奈川県でやることもありました。企画があれば飛んでいくという感じで。


優等生とひきこもり


REI(撮影:成馬零一)

―― 女の子ラップユニットに応募したきっかけについて教えてください。


REI 吉田凜音さんのファンだったので、凜音さんのTwitterで知りました。最初見た時は受けようとは思っていなかったのですが、凜音さんのライブを見に東京に来ていて、新しいアルバムが出た頃で、曲を聞いて、やってみようと思いました。

HINASE 俳優系のオーディション情報で募集を見つけたのが、きっかけです。何かやろう、何か変えてみようという気持ちでした。


―― お二人の経歴について教えてください。REIさんはどんな学生でしたか?



REI 中学生の時は、自分で言うのも何ですけど……優等生で(笑)。勉強もわりとできたし、テニス部のキャプテンだったし、生徒会もやってました。でも、高2の時に学校に行かなくなって二ヶ月くらい休んでいた時期があって。親とか先生に期待されたら、きっちりやらないといけないと思うタイプだったんですよ。でも高校に入ったらそういうのに疲れちゃって「いつまで人生が続くんだろうか?」とか考えちゃって、がんばりたくないなぁと思って。


―― 優等生であることに疲れたという感じですか?



REI 性格が真面目なんですよ。考えなくていいことまで考えすぎちゃって、頭がいっぱいいっぱいになっちゃう。


―― そういった悩みは、応募の理由とつながってますか?



REI つながっていると思います。何のためにやるのかというのを色々考えちゃって。勉強もやりたくないのにやってたんですよ。何でやってるんだろう? と悩んで、いろいろ考えた末にたどり着いたのが「やらなきゃいけないことをやるんじゃなくて、やりたいことをやるんだ」ということだったんです。どうせ死ぬなら、楽しく生きてた方がいいなと思って、いろいろなことをやってみようと思いました。


―― HINASEさんは、どんな学生でしたか?



HINASE 引きこもりでした。演劇を辞めていた期間が中2からあったんですけど、そこら辺からひきこもりで。

HINASE(撮影:成馬零一)



―― 学校には行ってましたか?


INASE 行ってないです(笑)。高2の時に辞めてしまいました。その時に東京の通信制に転入したので、この活動にも、学校のことは関係なく移ることができました。


―― 深刻なひきこもりですか?


HINASE しっかりとした引きこもりでした(笑)そうは見えないと言ってもらえるんですけど……引きこもりでした。


―― 人と喋るのは苦手ですか?



HINASE 喋れるといえば喋れるんですけど、がんばらないとできない時期があって。でも、がんばりきれなくなって、引きこもりになったというか。


―― Eチケ(E TICKET PRODUCTION)さんの世界観とマッチしてますね。Eチケさんは引きこもりの先輩みたいなところがあるんで。根本凪さんの「アウトラウド」は完全に、ひきこもりの曲ですよね。



HINASE 応募したのは、入り口は「時間があったから」なんですけど。Eチケさんのその「アウトラウド」や青山ひかるさんの「WONDERFUL WORLD」を聴いて、メンバー募集の際のEチケさんのコメントを読んで、受けようと思いました。





―― 現在、お二人は研究生という立場ですが、受かった時はどう思いましたか?


HINASE びっくりしたというのが一番ですね。応募した写真が、すごくふざけていたので「まさか本当にメンバーになっちゃうとは!」という驚きです。


REI わたしも受かると思ってなかったので驚きました。審査の日の直前まで、一週間くらい謎の病気で何も食べられずに寝てたんですよ。


―― 謎の病気? 緊張ですか?


REI いえ、違います。緊張で一週間、何も食べずに寝込むって相当やばいですよ(笑) 学校も休んで、いろんな検査を受けて、めっちゃ採血もされて。結局、大丈夫だったんですけど、体力的にも不安だし、練習も満足にできなかったので、審査を受けるかどうか迷ったんです。でもせっかくだからと思って受けたんですけど、特技審査のダンスも失敗しちゃって。それしか覚えてなくて。だから、受からないと思っていたら「まさか!」という感じです。


HINASE 私も歌と踊りの審査の時に遅刻して「辞退でもいいです」と、連絡したのですが、結果を見て「わーっ!」て。


―― オーディションの順番は、REIさんが最初でHINASEさんが最後だったと聞きました。



HINASE だから会場では会ってないんですよ。他の子とは連絡先を交換したんですけど、こんな子受けてたんだって、驚きました。

―― 現在、メンバーは二人ですが、お互いの第一印象について教えてください。


REI わー、こわいよ。


HINASE お世辞抜きで、かわいいと思ったのと、メイクとかファッションに詳しくてオシャレなんですよ。はじめて見た時も超都会の子だ、かわいい、どうしよう、「え? 佐賀」 ってなりました。


REI 今より大人っぽかったので、年上かなぁと思った。一瞬。茶髪だったからかな。最初、(HINASEは)髪型も違ったし、髪の色も違ったから。


HINASE いろんな色に染めてました(笑)


REI あと、声がかわいい。自分の声を消したくなりました。対比がすごすぎて。


ダンスレッスンとラップの日々


ーー レッスンは、どのくらいやってたんですか?


HINASE 8月の終わりからずっと、週に一回くらいですね。


―― ラップははじめてだったと思うのですが、どうでしたか?


REI 率直に言って難しい。あとから自分の声を聴くと思っていたのと全然違うんですよね。カッコ良くないなぁってなって、悩みました。今も悩んでます。


HINASE まったく同じことを言おうとしてました。録音したのを聴くとイメージと違うというか。


―― ラップはEチケさんが指導したのですか?


REI はい。Eチケさんのデモを元に自己練習して、その後にスタジオで細かいところを直していくという感じです。Eチケさんのラップをそのまま再現するというより、女の子らしくちょっとニュアンスを変えたり、対面のレッスンで調整して行きました。


―― ボイストレーニングやダンスレッスンは?


HINASE それぞれ別に先生がいてレッスンを続けていました。事務所の方から言われたのは「マウクロウは今までにない女の子ラップのスタイルだから、どこにもお手本がない。ダンスだけうまくなってもしょうがないし、発声の練習にしても、歌とはまた違ったりする。だから正解を自分たちで新しく作っていかないといけない」ということでした。


―― Eチケさんのラップができるようにならないと意味がないってことですね。


REI お手本はないけど、イメージはEチケさんの中にあるので、それをできるだけ共有していきながら、詰めていくという形ですね。



―― REIさんは地元でダンスを習っていたそうですが。


REI ヒップホップとジャズヒップホップのダンスを習っていました。


―― ダンスレッスンには、すぐに馴染めた感じですか?


REI でも、ロックダンスはやったことがなかったので。今までやっていたこととは、ちょっと違うかなって、感じですね。


HINASE 演劇の中に組み込まれるようなジャンルがあるようなないようなダンスをやっていたので、先生とREIがロックとかヒップホップとかジャズとかダンスの話をしていてもなんぞや? って感じです。そんな中、とりあえず必死でついていって踊れるようになりました。


REI ヒップホップをロングスカートで踊ることってあまりないじゃないですか。だから、今までやってきたことと違うから、まだ、どうやったらカッコよくなるのかわかんないんですよ。でも、そういう今まにないところ、「逆にロングスカートでばっちり踊るギャップが魅力だから、一生懸命踊るといいよ」と岡島さん(VIDEOTHINK)から言われたので、だから、一生懸命踊ってます(笑)


―― ロングスカートが印象的ですが、衣装が決まった時は、どう思いましたか? 


REI 好きなブランドの服で、インスタで見たことがあるやつだと思いました。


HINASE 私は意外でした。最初はショートパンツのものに決まると思っていて、これを履くのかなぁと思ってたら、この衣装になって。……これがMIC RAW RUGAになるんだと思いました。


―― アー写(アーティスト写真)の撮影はいかがでしたか?


アーティスト写真(提供:VIDEOTHINK)



HINASE 広告に出ているモデルさんって、ひたすらこんなにきつい体勢で撮るのかと思いました。


REI HINASEのポーズがきついところがあったんですよ。私は寄りかかれたので、まだラクだったんですけど。


HINASE いろんなところを、つりました。機材を持った撮影が重たくて。それを力が入ってないように見せないといけなかったので、撮影って大変だなぁって思いました。

―― 顔が無表情でクールでしたよね。最初にこの写真を見たので、どういう人なのかなぁと思ったら、ライブを見たら結構明るいのでギャップに驚きました。


HINASE よく言われます(笑)そのまま貫こうとも思ったけど、駄目でした。


初ライブの思い出


―― 昨年の11月26日に、新宿ロフトで初披露ライブがおこなわれましたが、振り返ってみてどうですか?


REI ステージに出た瞬間、気持ちが高ぶりすぎて、ふわふわした状態でした。でも、すごく盛り上がってもらって。ありがたかったです。感謝です。


HINASE ライブハウスにお客さんとして行ったことも一回くらいだったので、ノリ方もわからない状態で出たのですが、ステージからお客さんを盛り上がっているのを見て、これがノってくれるってことなんだって思いました。みんな楽しそうで、嬉しかった気持ちでいっぱいだったのを、覚えてます。


―― その後、ライブが続いてますが、気持ちの変化はありましたか?


REI いっぱいいっぱいじゃなくなってくると、頭が動きすぎるようになっちゃって、いろんなことを考えすぎてしまうですよね。それが、逆によくないから、どうしようかなぁって。


―― すごく考えこんでしまうタイプなんですね。


REI そうなんです。本当は考えたくないんですよ。


―― HINASEさんはどうですか?


HINASE すごい楽しいなぁって、思いながらいつもライブしてます(笑)


―― 物販でのお客さんとのコミュニケーションはいかがですか?



REI 喋りながらサインを書くのが難しいです。あと、どういう距離感で話せばいいのか悩みます。私は人見知りってわけじゃないですけど、初対面の人とペラペラ喋れるタイプの人間ではないんですよ。だからどういう距離感でお客さんと接していいのかまだわからなくて。仲良くなりたいけど、話題が最初はないので難しいなぁと思って。


HINASE わたしも話題が出るタイプじゃないので、「みんな喋ってくれたらいいのに」って思いながら、頑張って喋ろうとして、空振ってるなぁと、思います。


―― お客さんに言われて印象的だったことは?


REI 最初のライブの時に「ダンスがカッコいいね」と言われたのは嬉しかったです。あと地元がいっしょの人が九州の話をしてくれたのを覚えてます。


HINASE 最初のライブの時、たった一人だけモノマネに触れてくれた人がいてそれはホントに嬉しかったです。


―― お笑いが好きなんですか?


HINASE そういうわけじゃないんです。たまたまコロッケさんのモノマネができるので。


REI たまたまコロッケさんのモノマネが(笑)



相性マイナス3000%の二人が好きなEチケ曲



―― 楽屋での二人はどんな感じですか? Twitterを見たら相性がマイナス3000%だったそうですが、気は合いますか?

 

REI どうなんだろう。合わなくはないです ……。いえ、合います! 合います!


―― 仲が悪かったら、こんなツイートしないですよね(笑)


HINASE 私は丁度いいなぁと思います。遊びに行ったり、お仕事以外でもいっしょにいることはあるんですけど、過干渉しすぎない感じがあるなぁと思います。


REI そういう人付き合いの仕方で生きようと(笑)


HINASE 深い話もするんですけど、近づきすぎて失敗することが私は多かったから……。ずっとお仕事していくとなっても、亀裂入ったらやりずらくなるから、すごく気を使ってるってわけじゃないけど、そこは感じているところです。


―― MIC RAW RUGAの歌で好きな曲を教えてください。


HINASE 「SUMMER OF LOVE」と「NIGHT FLGHT」です。


REI 「SUMMER OF LOVE」と盛り上がる系だと「PARTY PEOPLE SAY YEAH」です。イントロがカッコいい。


―― 二人とも、「SUMMER OF LOVE」が、お好きなんですね。 好きな歌詞はありますか?


HINASE 「いつになるかわかんないけど 君に似た人を見たとしてもうろたえないようにしないとな  それまでは胸が痛いな」というフレーズですね。恋愛の歌詞とも取れるのですが、自分の苦手な人を見た時もうろたえないくらい自分も強くなりたいなっていう勝手な解釈で歌っています。


―― 歌詞は読み込む方ですか?


HINASE しんみり系だと特に。Eチケさんから歌詞の説明を受けるのですが、それを踏まえた上でラップするようにしてます。


REI 「辛いこともたくさんあるけど いいことだってたまにはあるから
まあ大体 こんな感じOK OK OK OK」
というところです。「SUMMER OF LOVE」のレッスンの時に、自由に会場を想像して歌ってみてと言われたんです。野外フェスを頭の中で想像して歌ったんですよ。私はステージ中央のゼロ番に立つんですよ。頭の中がそれになっちゃって、すごく広いところで「辛いこともたくさんあるけど」ってやってて(笑)
私、真面目に考えちゃうから、いっぱい悩んじゃうけど、いいこともあるから、こんな感じでラクに楽しく生きていこうみたいな感じで歌ってます。


HINASE もう一つあるんですけど「MIC RAW RUGA ON THE ONE TWO」の「日本語の仕組みを連日 研究する」ってところで、私、言葉遊びがすごい好きなので。Eチケさんこれ私のために書いてくれたんだって思って、勝手な私情をこめて歌ってます。


定期公演への意気込み



―― 1月26日(日)に下北沢にシェルターで、定期公演ライブ「HIGH-HO」が開催されます。


REI 長い時間やるのははじめてです。新曲もあります。


―― どんなライブにしたいですか?


HINASE 始めて来た人も一時間、魅了されるようなライブにしたいです。ずっと釘付けにしたい。


REI いろんなタイプの曲があるので。こういう曲もあるんだって知ってもらいたいです!


―― ゲストはぱいぱいでか美さんです。HINASEさんは、いつかお会いしたかったそうですが?



HINASE 中学の時に引きこもってはいたんですけど、時々学校に行ってはふざけてたんですよ。
その時に、おっぱい教という宗教を立ち上げてたんですよ。


―― なんですかそれは(笑)


HINASE 私が「おっぱいおっぱい」と言うと友達が「おっぱいおっぱい」と返すっていう、ただそれだけなんですけど。ある日、バラエティに出始めた頃にぱいぱいでか美さんの存在を知り、友達がLINEで、こんな人がいるよ。凄いよって。送ってきて。教祖と崇めていました。それからいつかは会ってみたいと思っていたのですが、そしたらゲストがぱいぱいでか美さんで、とても嬉しいです。


―― 最後にMIC RAW RUGAとしての目標をお願いします。


HINASE ライブをたくさんしたいです。大きいところでも小さいところでも。


REI 大きくしていきたいです。いけるところまでいきたいです。でも、まずはココ。テレビに出たい。メジャーデビューしたい。何でもやりたい。


HINASE テレビはあまりわからないけど、世界に名を馳せる人になりたい。


REI 名を馳せたらテレビに出られるんじゃない?


HINASE そうか。夢は世界征服です。


―― ありがとうございました。

MIC RAW RUGA(laboratory)(撮影:成馬零一)


 おまけ動画(公開は終了しました)


MIC RAW RUGA(laboratory) 定期公演 HIGH-HO vol.1

日程:2019年1月26日(土)
開場:11:00 開演:11:30
場所:下北沢SHELTER(東京都世田谷区北沢2-6-10 仙田ビルB1)
ゲスト:ぱいぱいでか美(https://www.paipaidekami.com/)
チケット:
前売 2500円(+D) / Tシャツ(NEW COLOR)&チェキ券2枚付き 6000円(+D)
当日 3000円(+D) / Tシャツ(NEW COLOR)&チェキ券2枚付き 6500円(+D)
チケット購入はこちらから

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01h5h0100gwa3.html

新作音源「[report2]」が初売りされます。
[report2]
1.SUMMER OF LOVE(Demo)
2.NIGHT FLIGHT(Live 181229)
3.PARTY PEOPLE SAY YEAH(Live 181229)
の3曲+新作シール1種入り。

イベントの詳細はこちら。
http://micrawruga.com/live/253/


MIC RAW RUGA(laboratory)

E TICKET PRODUCTIONプロデュースの女の子ラップグループ。読み方は「マイクロウルーガ・ラボラトリー」で、研究生グループとして出発。メンバーの増員などをしつつ、活動して行く。
HIPHOP、ディスコミュージック、テクノ、ハウス、ゲーム、遊園地、アニメなど、様々なカルチャーから影響を受けた、雑食性に溢れたサウンドやリリックが特徴。VIDEOTHINK所属。

http://micrawruga.com/
https://twitter.com/micrawruga/
https://www.instagram.com/micrawruga/

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