2拠点居住してみて気付いた東京と地方のビジネスのギャップ
9月から東京の都心と広島・宮島での2拠点生活をしてみて2ヶ月ほど、色々と感じる事があります。
横浜で生まれ育って、新卒から東京で働いて、10年間東京だけで仕事をしてきた私にとって、「今の東京での仕事の常識やあり方こそ日本のスタンダードだ」と思っていたんです。無意識に。
というのもここのこういうやり方しか見たことがないし知らないので、そうだったのですが、
地方に身を置きだして早くも色々なギャップを感じています。
あらかじめことわっておくと、これはどちらが優れているとか良い悪いの優劣とは関係ないと私は思っています。
その上で、私が地方に行ってみて、感じたことは…
トレンドとの距離感
ネット社会になり、まるで世界中日本中がどこもボーダーレスになったように勝手に思っていたのですが、
私が思ったよりはもその距離感は近いようで遠いのだなと思いました。
デザイナーという職業柄と、最新のITベンチャーの企業との仕事が多いので、常に最先端の情報のインプットだったり、それを肌で感じながら仕事をすることが多いです。
東京にいると、そういった周りの環境から黙っていても情報が入り、体感することが日常茶飯事のため、トレンドと真隣にいるというか、共に暮しているような感覚があります。
ネットがあるから日本全国どこにいても同じだろうと思っていたのですが、やはり東京を離れるとともに、トレンドとも距離ができるような気がします。
効率至上・実力主義至上主義の考え方
東京のビジネス市場というのはまさに戦場のようなイメージではないでしょうか。
そこで争点になるのはやっぱり実力だったり、徹底的な効率至上主義の考え方だったりすると思うんです。
実際に私も仕事においては極度の効率至上主義なので、「効率的なんだから文句ないでしょ?」と暗に考えている部分があります。(文章にすると嫌なやつっぽいw)
そう、これは極端に言えば「効率的だったら」「実力があれば」万事OKだよね?という思考でもあるように思います。
それが、地方へ行ってみた時に、それだけでは思うように物事は動かないのだなと感じることが少しずつ出てきました。
おそらくそれは関係性を重視することであったり、別の価値観を重視することであったりするのだと思います。
東京がみんな実力と効率を重視するわけではないのですが、そういった傾向がとても強いので、そうでないことに私自身が不慣れなのです。
ギャップをどう捉えるか
正直言って最初はこれらのギャップに少し面食らいました。
もっと言葉を選ばずに言うと、「あぁ、やっぱり地方なんだなぁ、私には合わないかもしれないなぁ」と思ったのも事実です。
でも前述もしましたが、これは優劣や良い悪いとは違う話なのです。
途中からそう考えるようになったのですが、
たまたま東京がそうで、私はそれに慣れきっていただけで、言ってみれば私が違う価値観を持つ土地に飛び込んできたのです。
人の価値観と同じように、こっちが正解で、こっちが間違い、ということではなく、ただ単に『違い』があるということ。
自分の今居る環境のやり方がすべて、ではなく、違いをわかった上でどちらも大切にしていけたら理想だなぁと思います。
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