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大好きなお店ロスに想う、次なるサードプレイスは何処に?

つい先日のこと、大好きなお店がとうとう最後の営業日を迎えました。

フリーになってからは行く機会がめっきり減っていましたが、閉店のお知らせを聞いてからは、"それまでいつでも会えると思っていたちょっといいなと思っている人が遠くに行ってしまうことが判明したから会えるうちに会っておきたい"と同じノリで(長い)再度通いつめました。

元々友達が働き出したことがきっかけで通い始めたのですが、

シェフである店長も気さくで優しく、常連さんも落ち着いた(ときにははっちゃけるw)大人の方々が多くて、ご飯も美味しいしで、

いつのまにかお店自体のファンになりました。


まだ閉店して10日ほどしか経っていないのですが、

"ロス"を早くも感じている日々…


だれかに声をかけるほどでも無いけどちょっとお酒が飲みたいな〜とか、

皆と飲んだ帰りにちょっとどこかでくつろいで帰りたいなとか、

たわいもない話をしたいとか。そういうときの心の拠り処だったのです。


閉店後にお店のスタッフさん皆や常連さんと夜中にくだらない話をしながら盛り上がったり、

そういうコミュニティって、

友達でもないし、仕事仲間でもないし、本当に気楽で、とっても楽しいものだなぁと今更ながら思います。


私はこのお店に行き始めたときはまだ会社員として働いていて、

それを辞めてフリーランスになったときも、このお店のカウンターで色々な人に話を聞いてもらった気がします。

仕事が一つもないなかでフリーランス宣言をした私でしたが、実はそんな私をひそかに心配してくれていたことを常連さんからあとで言われたり、

ただたまたまお店で出逢っただけの間柄なのに、そんな風に思ってくれていたんだと本当に嬉しく思いました。


なんて…まだまだちょっと思い出すとしんみりと感じてしまいます。笑


こういう風に「居場所」と思えるお店とそうじゃないお店の違いって、"お店の人との距離感"かなぁと思います。


最初から友達のような感じでこられても困るけど、

やっぱり少しずつ仲良くなって、キャラクターがわかっていったり、周囲の人たちと関わり合いが出来ると、もう自分の日常の一部になるんですよね。


居場所と言えるような飲み屋さんは、まさに飲ん兵衛にとってのサードプレイス(第三の場所)なのです。


私の次なるサードプレイスは何処に?



「サードプレイス」という概念はアメリカの社会学者レイ・オールデンバーグによって「The Great Good Place」で紹介された。彼曰く、都市で生きている人には3つの居場所が必要とされ、1つめは「家」、2つめは「学校あるいは職場」、3つめは、これら2つの場所の中間となる場所(サードプレイス)である。また、彼は「人間はくつろげる雰囲気の場で、仕事や家庭での問題をわすれ、話をしたがっており、アメリカではかつて居酒屋・床屋・美容院がそういう場として存在したが、郊外化の進展により、これらの場所が失われつつある。そのため都市生活の本質であるさまざまな関係や人との多様な接触が欠落し、人々は群集の中にいながらも孤独である」としている。
出展:http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/3rd_place/


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