素直なコミュニケーションに心打たれた「あさが来た」は本当に素敵なドラマだったね。
土曜日に「あさが来た」がとうとう最終回を迎えましたね。
女優の波留さんがなんとなく好きで(ショートカットの女優さんが好きなのです)、最初は見たり見なかったりでしたが最終回に近づくにつれ欠かさず見るようになりました。
最終回の勉強会のシーンではおばあさんになったあさが若い人たちに、「大事なのは、ここと、ここだす」と、自分の頭と胸に手をあてて話します。「自分の頭で考え得ることと、やらかい心」と。
なんて今の時代にぴったりなドラマなんだろう。と最後まで思いました。(ある意味どんな時代にも大事なのだろうな)
あと個人的には、あらゆる場面で逆境に遭いやすい自分自身にとって、あさの当たって砕ける、諦めない、どんどん発信する、気にしない、常識を疑う力、どれにも大きく励まされました。
コミュニケーションや心理学を学んでから、多くのドラマは、波乱やドタバタが起こるように作られているため、使われている会話も人間関係がこじれやすいようになっていると知りました。(事件が起こらないと、ドラマとして面白く無いからのようです)
だからこそハラハラドキドキするものなのかもしれないけれど、そういう会話やコミュニケーションパターンをTVによって刷り込まれてしまうのってどうなのかなと感じることも多いです。
そういう意味で「あさが来た」は、人が生まれながらにして持っている優しさや、家族を思いやる気持ちや、人への自然な気遣いというものが穏やかに描かれていているから、その会話やコミュニケーションもとっても素敵でした。
あさだけでなく、旦那様の進次郎や白岡家に勤める人々や、周りの人たちとのコミュニケーションが見ていて気持ちが良かったのは、とてもそれが素直な気持ちを表現したものだったからなように思います。
それが自然と見る人を温かい気持ちや前向きな気持ちにさせてくれ、多くの人の心をつかんだのだろうなと。
ハラハラ・ドキドキ波乱もいいけれど、こういう国内ドラマがもっと増えてほしいです。素直なコミュニケーションに心がほっとして、今日も前向きにコツコツ生きようと思えるような。
日本の連ドラではめずらしくもう一度最初から見たいなと思うほどとても好きなドラマでした。
*ちなみに最終回で感動を呼んだ菜の花畑のシーンの写真が、公式サイトの下に貼られていてとっても素敵ですので、ファンの方はぜひ見てみてください!
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