見出し画像

[不倫を終えて]LINEの恐怖

われわれ世代のコミュニケーションツールはまず電話でした。電話にまず応答するのはご両親なので、その関門を突破する緊張感が懐かしいです。
そしてポケベルでしょうか。メッセージディスプレイのやつとかありましたね。わたしはこれ、使ってなかったのであまりよくわかりません。
やがて携帯、キャリア独自のメール、LINEに。
現役のみなさんは実際に会うだけでなくLINEでのやりとりも人付き合いの一環になっているはずです。

LINEのこわさ

電話にせよ、メールにせよ、顔が見えないコミュニケーションでは温度感があまり伝わりません。冗談を冗談として受け止めてくれない、怒っていても気が付かない。
それと、今回参ったのが「既読」っていう仕組みですね。読んでるのになぜ返さない! と怒られ。つかなきゃつかないで、無視ですか? と怒られ。

LINEきらい

便利さもよくわかります。遅くなる日の連絡とか、カギ忘れたとか、スーパー寄るけど買い忘れないか? とか、妻との連絡ツールとしては秀逸だと思います。
一方、駆け引き込みの男女のコミュニケーションツールとしては、上記の機微が伝わらない、タイミングの問題など含めめんどくさいことこの上ない。
事実、過去にわたしのLINEスキルのなさが原因で誤解を与えたり、確執や別れにつながったことがあり、お相手Y子さんには、LINEきらいだからあまり使わないよ、と最初に釘はさしておきました。

LINEの作法、常識

そもそもわたし、LINEの交換の仕方を知らなくて、相手に携帯わたして登録してもらってました。
Y子さんとは最初交換したはずなのに、わたしが登録できていなかったらしく、その間になにか送ってくれて「切られたかと思いましたよー」とまあ、笑顔で怒られた程度で最初のうちはすんでました。

やがて、約束してる日には「きょうはよろしく」の一言ぐらいあってもよくないですか? ぜんっぜんLINE送ってこないし、ほんとは興味ないんじゃないですか? きょうの約束はどうするんですか? LINEくれないからどうしていいかわからず困ってます!

いや、キャンセルの連絡しなきゃ決行でしょうに・・・。
やっぱりわたしがダメなんでしょうか・・・。どなたかLINEで疑似恋人になってご指導ください。

そして凶器に

LINEで送ったり返したりするのは進行中、発展中の男女ではとりわけ気をつかいます。とくにわたしは過去にやらかしてますので、返信は慎重に最小限で誤解のない表現を心掛けるので遅いです。
「これだけ待たせて、それですむと思っているんですね。ひどすぎます。」
返信待つ間、家事を止めていた、友達への返信を待たせていた、どう責任をとってくれるんですか? と、4つぐらい実弾が飛んできます。
それに対して「既読」をつけると、読んでるのになぜ返さない! つけないと、無視ですか? と。

ここで明確にしておきたいのは、Y子さんには怒る理由があったということです。その内容はY子さんの頭の良さゆえに正鵠を射ていて、わたしに深く鋭く刺さりました。

ここから先は

85字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?