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ローリングラウド🇹🇭レポ前編

Rolling Loud Thailandに行ってきた。
胸が熱くなったこの気持ちが少しでも冷めないうちに書き留めておこうと思う。

ローリングラウドとわたしの事情

ローリングラウドはアメリカで始まったヒップホップが中心のフェスで、ラインナップはまさに世界レベル。
そんなローリングラウドがアジア圏で開催するのは今回のタイが初めて。

アメリカ開催時より気合い入ってないか?
ってくらいのラインナップ

タイでの開催が発表されてすぐ、友達のアユミからお誘いが来た。

私たちにとってローリングラウドは憧れで、アユミとは飲みに行くたびにローリングラウド行ってみたいねという話をしていた。

なんと今回、最愛のクリス・ブラウンがヘッドライナーで出るらしい。

宇宙一かっこいい人間


これは行かなあかんやろ...
と思いつつ、仕事がガッツリ被っていた。

アユミには一度『無理やと思う』と断った。

だがその日から私はローリングラウドのことが頭から離れなかった。

頭から離れなさすぎて母に『行くべきかな?』と聞くと
『え、クリスが来るのに行かんとかあるん?』
と言われた。

母が1番バイブス高かった。

私はお仕事で関わる様々な方々と会社の先輩たちにお願いをしてタイに飛んだ。

タイ上陸

約6時間のフライトののち入国。

空港のバスチケット売り場
いかにもって感じの帽子被ってる人いてアゲ。


ホテルまでバスで向かおうとしたが次回の出発はなんと2時間近く後だった。

これではお目当てRae Sremmurdに間に合わない!!

渋々タクシーで移動することに決めた。 

ただ死ぬほどお腹が空いていた私たちは先に空港のフードコートに向かった。

謎のヌードル
めっちゃ辛くて美味しかった
タクのりば

なんとかタクシーを捕まえてホテルへ。 
するとこんなものが...

‼️‼️‼️

ぶちあげですがな。こんなもん 

そして到着後、ホテルにチェックイン。

ホテル到着 とにかく暑い

準備していざローリングラウドの会場へ。
なんと全くタクシーがつかまらない。

先に会場に着いていた大学時代の友達タカヒロに連絡をしたところ、
タイではバイクタクシーが主流であることが判明。

あたりを見渡すとこちらに手招きをするバイクに乗っている中年男性の姿が。

この誘いに乗って良いものかと思いつつも、とにかく時間がないので
会場"レジェンド・サイアム"までと伝えた。

『400バーツずつね』と言われたが、
タカヒロから300バーツで来たと聞いていたため
『300でどう?』と聞くとOKと言われた。

いけるんかい!値切ったもん勝ちシステムね。
初バイクタクシー!これがまた楽しすぎた。

最初は怖かったが5分後には
自撮りできるくらい余裕になった

風を切ってびゅんびゅん進んでいく。
このとき既に翌日以降のバイク移動が楽しみで仕方なかった。

道中のローリングラウドの広告が私たちの
テンションをMAXにさせてきた

そしてレジェンド・サイアム到着。

うちらのローリングラウド開幕⤴︎

門ごっっつい
門をくぐると最高な世界が広がっていた。

すぐにタカヒロとタカヒロの友達のリンジくんと合流し、とりあえずお酒を買って乾杯した。

そしてダッシュでメインステージへ。
バイブス満タンで割と前の方まで来れた。

兄弟ラップデュオ
レイ・シュリマーのライブが始まった。

お兄ちゃんのスリム・ジミ
MSCHFの話題のアトムブーツ履いてるね!

この2人、とにかく動き回る。楽しすぎた。
レディーキラーな弟スウェイ・リーのビジュが良い。

これはどう考えても私に歌いかけてくれてるよね。
ジミ、ダイブしてくれたのでめっちゃ近い
(さわった⤴︎)

前回来日した時のなんばハッチ公演では聴けなかったエモ楽曲"This Could Be Us"も聴けて胸熱。

次に登場したのはFERG(エイサップ・ファーグ)。

ファーグ、めっっちゃ楽しみにしてた!

ヒット曲"Shabba"、"East Coast"やA$AP Mobの名曲"Yamborghini  High"なんかも歌ってくれて感動。

1番嬉しかったのは2019年にファーグがドロップしたアルバム"Floor Seats"に収録の"Dreams, Fairytales, Fantasy"を聴かせてくれたこと。
泣いちゃう。

最後は"Plane Jane"で大合唱した。
学生時代に毎日聴いてた曲やクラブでいつも踊ってた曲を生で聴けたことが感激だった。

リル・ウジ・バートが登場

続いてリルウジのステージ。

おしゃれで個性的なので
ビジュが毎回話題になるリルウジくん。

今回はラメが煌びやかに光る真っ白なジャージにロレックスのロゴ入りのサンバイザーを被り、ストレートの髪にはピンクのメッシュが入ったスタイルで完全に"ギャル"ファッション。

表情がアイドル

直近のバイラルヒット曲"I Just Wanna Rock"での盛り上がりにはある種怖さも感じた。

リルウジは小柄で可愛らしいイメージもあるが悪魔崇拝に関して論争を生むこともしばしばある。
この楽曲は好きだが同時に宗教っぽさと恐怖も感じる不思議な感覚だ。

リルウジの後は待ちに待った本日のヘッドライナー、カーディ・Bがラストを飾る。

ヘッドライナー前の待ち時間は1時間ほどあるため、前列からは離れることに。

ここで腹ごしらえをすることにした。

注文したら番号札を持って待てとのこと
いただきます
良い顔


1日目のトリ、
カーディ・Bのライブ

そしてカーディのライブが始まる音が聞こえた。
走ってステージの方へ向かった。
興奮状態で走っている時、心から幸福を感じた。

ライブの前半には私のお気に入りの楽曲
パーディ feat. Cardi Bの"Backin' It Up"を披露。
この曲、大好きすぎて少し語らせて頂く。

多くのラッパーは自身のプレイボーイ具合を自慢する。
だがパーディという男は女性にリスペクトを持ち、称えるのだ。

『毎日見るたびに綺麗になってるけど君は*ベンジャミン・バトンか?』

『君のクソみたいな元カレは君を手放したことを後悔するだろうな』

なんてストレートな歌詞が素敵。

*老人として生まれて日を追うごとに若返る主人公の映画、ブラッド・ピット主演

ミーゴスやGイージー、ブルーノ・マーズ、マルーン5の楽曲での自身のバースも披露してくれた。

もちろん、極上のトワークも見せてくれた・:*+.

アンコールはメーガン・ジー・スタリオンとの共作の"卑猥"楽曲とも呼ばれる "WAP"を披露。

"WAP"という楽曲は大ヒットを記録したと同時に問題作でもあり、ラジオで流せるような歌詞じゃない、子どもに悪影響だと論争を呼んだ。

確かに、"WAP"が何の略かなんて子どもに説明できるわけがない。
(『Wet Ass Pussy(濡れたアソコ)』の略)

だが、男性が女性関係を自慢することは賞賛されるのに女性が逆のことをすると『あばずれ』だとか言われるのはなぜなのか?

女性ラッパーが性に奔放であることは時に批判されるが、そんな批判を黙らせるくらい売り上げた楽曲が“WAP"である。

この"WAP"はこれからも語り継がれる大切な楽曲であり、女性の強さを示した楽曲でもある。

カーディがこの曲をアンコールまで温めていたのは単純に嬉しかった。

ラストはカーディの最大の代表曲とも言える"Bodak Yellow"で1日目が終演。

演出にも凝っていて、何回花火打ち上げるんや...?って思うくらい、お金のかけ方のレベルが違うステージだった。

カーディ、感動をありがとう。
この日みたライブはみんなかっこよかったけど、
カーディ・Bは誰よりも男前に見えた。

帰り道、
『明日と明後日もこんな日が続くって最高』
なんて言いながら会場をあとにした。

帰りはローリングラウドのシャトルバスを見つけたため、こちらに乗車。

しかし、そうスムーズにはいかない。
渋滞でバスがびくともしないのだ。

不穏な表情
(でも携帯を充電できるところがあって喜んでいた)


1時間ほど経過し、やっと動いたかと思うと、
他の乗客が運転手に次々と話しかけ、少し進んでは『ここで降ろしてくれ』の嵐。  

もはやバスの停車駅という概念はない。

タクシーなん?これ
と思いつつ、便乗して私たちも降車した。

タイで生きる術は自分の利益優先で行動することだと学んだ。笑

浮かれまくりのわたしたち

翌日のヘッドライナーはクリス・ブラウン。

実は1日目のライブ中もクリスのライブに備えてどう行動すべきかをイメージし、緊張しながら過ごしていた私であった。

クリスブラウン編に続きます

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