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#97 ソーラン回想録 U-40ファイナル審査(第31回YOSAKOIソーラン祭り)

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種を蒔き、水を遣り、芽が出て、
茎となり、幹となり、枝が伸び、
葉をつけ、花が咲き、花が散り、
実が成る

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ソーラン回想録、最後はUー40審査回想編です。
ちなみに前回の本祭審査記事はこちらをご参照下さい。

さてUー40に関してですが、当日のスケジュールの都合上、実はほとんど予選審査を見る事ができませんでしたm(_ _)m
逆にUー40ファイナルに関しては最初から最後までじっくり見させて頂いたので、各ブロック勝ち上がりチームの回想はファイナル演舞の内容を中心に語っていきたいと思います。
極力生観戦の感想を残しておきたい思いますし、Uー40ファイナルに関してはそれほど言及されてるブログなどもあまり見かけなかったので、少しでも需要があれば幸いです。
※各ブロックの1位、2位の順位は公式発表されていませんので、当noteでも順不同で記載しております。

<U-40審査枠①>
雅樂
紫仁
夜桜金魚とまこまいJAPAN with 風雪太鼓
心~sin~釧路学生魂
札幌学院大学・文京台
YOSAKOIソーラン厚別信濃
魅天釧縲
踊る BAKA!TOKYO
柳苑謳歌
斬桐舞

<N予想>
1位:札幌学院大学・文京台
2位:柳苑謳歌

<公式結果> 
札幌学院大学・文京台
柳苑謳歌

①ブロック目から気持ちよく2つとも的中させて頂きました☆

まずは札幌学院大学・文京台。テクニカル系に振ってくる学生チームの多くは選抜隊とそれ以外という分け方で構成してくる事が多いですが、文京台に関しては全体がしっかり踊りで魅せる構成に。もちろん個々のLV差はあるのですがそれを感じさせないような非常に上手い空間の作り方で最後まで飽きさせることなく走り切った、そんな印象でしたね。
今回U-40規模の学生チームも多い中、多くの学生チームがいわゆる「それっぽい」というか、悪く言えば似たり寄ったりな作風になる傾向がある中、しっかり他とは違う個性を見せつけてくれたな~と思います。
ファイナルステージトップバッターでU-40準大賞。お見事でした!

続いて柳苑謳歌。U-40は40人以下限定なので、当然どのチームもこの人数で出来る事をどれだけ模索してくるかが勝敗の分かれ目なのですが、柳苑謳歌もこの規模で可能な限り内容のある構成展開と、アツい気持ちのこもった作品を魅せてくれました。衣装や大道具の色合いが美しく、若いチームなれどYOSAKOIソーランの伝統を思わせる様な様式美を感じますね。カメラ映えしそう!
ファイナルに関しては言えば出番がトリという事で、そこまでに登場したチームの勢いを覆す様なドカンとしたインパクトが感じられ無かったのが要因の一つだったかもしれません。

<U-40審査枠②>
海響
深華月
おみが和よさこい会和気藹藹
朝倉無限隊 夢幻。
SAPPORO こいこい
むすび
小樽商科大学" 翔楽舞”
渚一世風美
旭川華酔組
肥後真狗舞~九州がっ祭~

<N予想>
1位:小樽商科大学" 翔楽舞”
2位:肥後真狗舞~九州がっ祭~

<公式結果> 
おみが和よさこい会和気藹藹
肥後真狗舞~九州がっ祭~

こちらブロックに関しては1つだけ的中でしたね。

今回お名前も拝見するの初めてでした、完全ノーマ-クだったおみが和よさこい会和気藹藹。初出場のチームだったんですね!
出だしから編み笠&黒マスク集団の立ち姿が何とも怪しくカッコよく、途中笠を取ったかと思えば全員での傘振り立ち回り。隊列移動でもステージを存分に活かした横の見せ方をしっかりと魅せていたと思います☆今回はソーラン遠征用の合同チームという構成だったそうですが、それを全く感じさせない一体感がありました!
作品は十分素晴らしかったのですが順番がラス2という事もあって、それより前のチームを越えてくる印象は残せなかったという事でしょうか・・・

そして九州より参加の肥後真狗舞~九州がっ祭~。数年前のどまつりでも去年のテレどまでも拝見させてもらいましたが、今回のUー40ファイナルが今までで一番インパクトありましたね!とにかく演舞のパワーと観客への煽りが尋常じゃないレベル!マスクさえなかったらもっとすごかったと思いますし、人数がいたら縁も余裕で越えてくる勢いを感じました。構成とか演出とかそういう記憶が全部吹っ飛んで、とにかくすごかったなという感想だけが残ってます(笑)発表が有るまで、個人的にU-40大賞はこのチームだと思ってました。
筆者が今回のソーランで実際に見て特にサプライズを感じた5チームの内の一つ。

<審査枠③>
JR九州櫻燕隊
舞天使
ミナオ・ドーレくしろ
コンサフリーク〜北海道武蔵女子短期大学~
ついんくる
はるな座
北翔大学~友和~
女満別龍舞隊
黎舞-Live-
GARAN43/35°

<N予想>
1位:GARAN43/35°
2位:JR九州櫻燕隊

<公式結果> 
JR九州櫻燕隊
GARAN43/35°

U-40死のブロックと言われた激戦区(誰が言ったか解りませんがw)きっちり当てることが出来ました☆

終わってみればUー40大賞3連覇を果たしたJR九州櫻燕隊。ソーランのUー40ディフェンダーが九州のチームってのも面白い話ですが、応援団と鉄道、それがよさこいと融合ってもうその時点でキャラ濃すぎの勝ち確案件ですよね(笑)イロモノでありながらしっかりとカッコイイ。強いて言えば前半の応援団スタイルをそのまま貫いて、変に後半よさこいっぽくする必要はないのかなーとは思いましたが、それも何年か活動してきて辿り付いた今年の演出なのでしょうね。
どこにも真似できないチームカラーは、今後本祭審査に参加しても競合する団体が今のトコ無いので、対決するチームにとっては恐ろしい存在になりそうですね!ぜひJAL極楽とんぼが復活して元国営運輸対決して欲しい(笑)

そしてそんな絶対王者に喰らいついて公言通り予選審査を圧勝した(実際には不明ですがw)GARAN43/35°。随分と長期間露出していたのでそんな気がしないですが一応初出場チーム・・・何度もこのnoteでGARANには触れているのでそんなに語る事がありませんが(笑)あえてファイナルの敗因を書くならば出順(と代表のケガ・・・?)ではないでしょうか?
作品の方向性は唯一無二ですしそれを迷う事はないのですが、直後の肥後真狗舞が真逆の演出で会場の雰囲気を完全に塗り替えてしまった感がありましたし、全体を通してもやはり順番は後半が良かった?とは思いました。結果としては他のチームのインパクトに一歩及ばず、といったところでしょうか。
しかしこのファイナルでの演舞は、今まで間違いなく史上最高の01でした!

<審査枠④>
YOSAKOIソーランチーム傾徒
ソフトバンクよさこい部
江別まっことえぇ & 北海道情報大学
屯田舞遊神
Re:Birth
長崎大学 「突風」
炎-HOMURA-
SA:GA-彩雅
平取義経なるこ会
我流

<N予想>
1位:江別まっことえぇ & 北海道情報大学
2位:我流

<公式結果> 
屯田舞遊神
Re:Birth

今回唯一の全ハズシ枠。あれぇ?(笑)

本祭審査でも4位枠選出されたUー40ファイナリストの中では唯一W受賞を果たしたとも言える?屯田舞遊神。作品内容については本祭審査編で語らせてもらったので割愛しますが、今年で活動終了という事でステージではパレード以上に並々ならぬ気合を感じましたね。まさに有終の美といった演舞は素晴らしかったですが、審査発表前のインタビューではおやおや?と思える代表さんの発言もありましたので、ぜひマイペースに活動を続けて行って頂ければ、という事を願ってやまないですね。

そしてかつてUー40大賞に輝いたこともある実力派チームRe:Birth。実際の演舞を拝見するのは始めてでしたが、これぞソーランのオシャレ系クラブチームというか、一部のオールドファンが喜びそうな懐かしカッコイイ雰囲気を全開に出していましたね☆ホント人数が40人以下なだけで、これが3倍いたら普通に本祭ファイナルに登場してそうな、華やかさと豪華さが伝わる構成、ソーランの王道的な雰囲気を感じましたね。
ここがひょっとすると大賞か準大賞かと思っていたので、結果は意外でした。

結局、予選審査のファイナル進出予想としての結果は的中率5/8
まぁ6割越えなのでまずまずの精度ではないでしょうか(今のトコ全体を通しても大体そのくらいの確率・・・)
だから何?という訳ではやはりないんですけど(笑)

参考にUー40大会二次審査動画リンクをあげておきます(全て同じ撮影者さんですが・・・w)
※リンク違い、削除希望等ありましたらお手数ですがご連絡下さいm(_ _)m

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公式結果は以前のnoteでも記事にした通り、

<公式結果>
Uー40大賞:JR九州櫻燕隊
Uー40準大賞:札幌学院大学・文京台

ということでしたが、筆者の個人的な印象でのUー40ファイナル順位を発表(求められてないw)をするならば・・・

<N的Uー40ファイナル結果>
Uー40大賞:肥後真狗舞~九州がっ祭~
Uー40準大賞:Re:Birth
3位:JR九州櫻燕隊
4位:GARAN43/35°
5位:札幌学院大学・文京台
6位:柳苑謳歌
7位:おみが和よさこい会和気藹藹
8位:屯田舞遊神

出典:Nメモ

こんな感じでしょうかね?
どっちがより良かったか・・・という決め方をしていくと、どうしても首位から最下位まで順番が付いてしまいますが、当然それは個人の好みによるということです。つまり今回のUー40ファイナル審査員と筆者は少し好みが合わないって事ですね(笑)

全体を通して言える事はUー40ラインナップの方がよほど個性が立ってるチームが多いと感じた事(ファイナル以外でも)本祭審査回想してる時には表現に困るくらい同じような印象の作品をいくつも見ましたが、Uー40チームの感想の書きやすかったことと言ったら(笑)
もちろん大人数による迫力という点では劣る部分はありますが、より尖った作品、新しい雰囲気を感じるならUー40へ!という住み分けができそうですね。

という訳でソーラン回想編は以上になります!もう少し自分が感じた印象や感動を巧く伝えられる様な文章表現に努めたいですが、まだまだ修行が必要ですね。こんなに期間が空いてもここを訪れて読んでくれた皆様に心から感謝を☆
最後のU-40回想録が一番言いたい事を気持ちよく書けたような気がしてます。

来年のソーランも楽しみですね!
したっけ!!

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