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#93 ソーラン回想録 本祭⑤ブロック(第31回YOSAKOIソーラン祭り)

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善人は悪人に憧れ、悪人は善人に憧れる

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本祭審査編後半戦スタートの回想録第5弾です!
前回の記事はこちらをご参照下さい。

北海道はぞくぞくと支部イベントや各地のお祭り出演が始まり、その他の地域でも色んな夏祭りでのよさこい演舞が復活している様で何よりです。
そんな3年振りに活動する踊り子たちを試すかのようなこの昨今の熱波・・・。このソーランの時の涼しさがホント懐かしいですね( ̄▽ ̄;)

そうは言っても夏は暑い、熱さは懐い(イミフ)
後半戦もD氏予想と一緒にやっていきます!

<審査枠⑤>
江別まっことえぇ & 北海道情報大学
藤・北大&ホンダカーズ北海道
室蘭百花繚蘭
札幌学院大学・文京台
法政大学YOSAKOIソーランサークル鳳遙恋
平取義経なるこ会
劇団果実籠
夢想漣えさし

<N予想>
1位:夢想漣えさし
2位:室蘭百花繚蘭
3位:劇団果実籠

<D予想> 
1位:夢想漣えさし
2位:室蘭百花繚蘭
3位:藤・北大&ホンダカーズ北海道

<公式結果> 
1位:夢想漣えさし
2位:室蘭百花繚蘭
3位:藤・北大&ホンダカーズ北海道
4位:劇団果実籠

今度はD氏が1位夢想漣えさし、2位室蘭百花繚蘭、3位藤・北大&ホンダカーズ北海道の3連単を見事的中!お見事!!
Nも3位予想に4位枠だった劇団果実籠を挙げていたので何とかニアピンゲット☆こちらも比較的手堅いブロックだったかもしれませんが、予想していたチームが全て上位に来たので何とか面目躍如といった感じですかね。

<ここまでの結果>
D→ストライク×1、ビンゴ×2
(合計:ストライク×3、ビンゴ×3、ニアピン×7)
N→ストライク×1、ビンゴ×1、ニアピン×1
(合計:ストライク×2、ビンゴ×4、ニアピン×7)

終わってみればこのブロックから準大賞チームが2チームも出るという激戦枠でした。ここのパレード見れた人はラッキーでしたね☆

前回の④ブロックに続いてこちらも御三家の一角、夢想漣えさしが大方の予想の通り1位通過しました。今回人数はやや少なめでしたが、それでも演舞が始まれば自然と沿道から手拍子が始まり、会場全体で盛り上がる雰囲気が出来上がっていきます。えさしと言えばパレードの白扇子の美しさという強力な演出がありますが、飛び跳ねまくる力強い踊りも魅力の一つ。そもそもめちゃくちゃ運動量のあるパワー系のチームなんですよね~。今回も安定した強さを魅せ付けました!

そしてこのブロックを2位通過したのは室蘭百花繚蘭。このクオリティで2位?と思う程のキレッキレで戦闘的(笑)というか、高いフィジカルを要求される振付構成でめちゃくちゃ踊り倒すスタイル!今年の百花繚乱はすごく好き!という声を方々から聞きました。終わってみればセミファイナル1位通過、ファイナル準大賞、と今年一番ドラマティックな展開を演じてくれましたね☆

上位2強争いに次いで来るのがどこのチームか読めませんでしたが、そんな3位に食い込んできたのは藤・北大&ホンダカーズ北海道。筆者がYOSAKOIソーランの中で最も好きなチームの一つ。作品自体は自粛時代に突入する前に作成したモノを今年用にブラッシュアップしたという大怪盗GOLD☆見覚えのある赤ジャケにフジコちゃん達と、藤北のらしさ全開のエンタメ作品。本祭に出られなかった先輩達の思いも引き継いで、楽しく踊ってくれたと思います。

そして4位枠に選ばれたのは劇団果実籠。このクオリティでも3位以内に入れないのか・・・というのが正直な感想。キッズと侮るなかれ、踊りの一つ一つのキレが非常に良く、ここまで踊れるチームは大人のチームでもそう多くはありません。衣装の色味や小道具などの演出も華やかで、作品全体として見応え十分。やや展開が少なかったのが後半少し単調に感じたかもしれませんね。
それにしても「果実籠」と書いて「フルーツバスケット」と読ませるのってホントおしゃれですよね、今更ですが(笑)

この他のチームにもいくつかコメントしておきます。

江別まっことえぇ & 北海道情報大学
文字幕といえばまっことえぇですね!曲構成はオーソドックスなソーランスタイル。全体的にアップテンポな曲調で定番な構成だけに、好きな人を飽きさせない盛り上がりを感じさせますね。後半でまっことえぇ~♪の歌声がたくさん入ってて、これも脳に焼き付きます(笑)演舞に提灯使うのはよさこいでは定番ですが、ソーランではそこまで多くないですよね。提灯の衣装替えというのもこのチームならではの斬新な演出☆

平取義経なるこ会
とりあえず地方車の上に乗っていた人がなぜ全員被り物(牛?)をしていたのかが気になるところですね(笑)作品テーマ的に必要な演出だったのか、それともただのおふざけだったのか(好きですけどw)
なるこ会というチーム名ですが今回の作品は圧倒的に扇子が目立ってましたね。中華風の大きな扇子の開く音と、カラフルな色合いがインパクトになっていました。曲・振付け共に、古き良きソーランスタイルというかどっこいしょチックというか、随所に懐かしさを感じる作品でした。


強豪ぞろいで実にハイレベルな⑤ブロックでした!
参考に動画リンクをあげておきます(大通りパレードに絞って見つかった映像に限定してます※審査ではない動画も含みます)
※リンク違い、削除希望等ありましたらお手数ですがご連絡下さいm(_ _)m

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今年のソーランは今までのソーランスタイルを継承するチームと、新しい演出に挑戦するチームとの対比感が顕著だと何度か語らせてもらってますが、どちらも素晴らしい作品を披露している中で、審査評価されるのは従来型のチームの方がやや顕著なのかな?という印象を受けます。
結局は一次審査員の好みの総数が結果に影響する訳ですが、この嗜好をどれだけ新しいチームが捻じ曲げていけるか、面白さを訴求していけるかということが、今後の祭り全体のカラーチェンジにつながるのかなと思います。

振り返った時に歴史の転換点になる様な、そんなタイミングにぜひ立ち合いたいですね~。

したっけ!

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