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固有名詞で「わたし」と話す

こんにちは、なるです。

先日更新したこちらのnote、ツイッターで反応をいただけてとても嬉しかったです!

名前を呼ぶためには、名前を聞かなきゃいけないのだけれど、それってハードルが高いなあ。
「おはよう」や「いってきます」は言えるのになあ。
と思っていたのですが、同じように感じている方がいました。


なんでだろうって考えた時に、「おはよう」や「いってきます」の言葉は、受け取り手が返事してくれるかどうかは別として、こちらからいったん空に投げられる言葉だけれど、「お名前なんですか?」「〇〇さん、おはよう」って、かなり相手に一直線の言葉なので、受け取ってもらわないと、困る言葉なのです。

「受け取って!」と願いながら、相手の懐に一歩踏み出さなきゃいけない
でもだからこそ、その狙った相手が受け止めてくれて、自分の名前を教えてくれると、とても嬉しく思うのです。
さらに、こちらの名前も聞いてくれて、「〇〇さん」と話しかけてくれたら、とても嬉しいですよね!



「女のスタッフさん」「外国人のゲストさん」だと、その日は覚えていても、すぐに忘れてしまいます。
名前で呼んだ記憶があると、「なんだったっけ、あのスパゲッティぽい名前の...うーん...」とどれだけ時間が経っても、"あの彼"を思い出そうとします。
聞いたはずの名前があれば、誰かではなく、あの人だときっちり認識できている気がします。



名前を交換し合う、ってただのスタッフさん(役割)と客(役割)じゃいられなくなります。
なる(個人)としてお話することになるので、名前を知っているだけで、何者なのか問われているような気がします。
いい意味でね!

「〇号室の女性のお客さん」じゃなくて「東京から泊まりに来ているなるちゃん」になれるのって幸せだなあと思います。

これってゲストハウスならではだな〜と。
大手旅館やビジネスホテルでは、なかなか経験できないですよね。
名前を呼んで、スタッフとゲストではなく、「ここのゲストハウスのオーナーの〇〇さん」「東京からきたなるちゃん」で居れたら、とっても素敵なんじゃないかなあ。




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