009 RE:CYBORG|期待値に影響を与える7つの条件を考慮した狙い目を考察|天井狙いとゾーン狙い やめどき|現状分かる全てに言及
なるちゃんです(@naruchanshow_)
「スマスロ009 RE:CYBORG」の未解析である仕様を考慮した期待値・狙い目・やめどきについて、1000万G以上の大量実戦値をもとに徹底考察しました。
本機は、天井やゾーン狙いをする上で「有利区間差枚数によって変化する内部状態」「着席条件(周期系)」を考慮しないと正しく期待値を拾うことはできません。
スマスロ時代に突入し、狙い目は複雑化しました。「天井狙いは〜Gから」と単純に表現できる時代は終わりました。さまざまな条件のもとで期待値を考慮しないと効率よく収支を上げていくことはできないでしょう。
新台として稼働が良い状況なので、ホールにある方はご検討していただけたら幸いです。
スペックや演出については、こちらからご確認ください。
それでは、本ノートの紹介に入ります。
この記事の無料部分では
✅ 朝一のボーナス間 天井期待値
✅ AT後のボーナス間 天井期待値
を載せています。(状況不問)
有料部分では
✅ CZスルー回数による影響の考察
✅ 優遇・冷遇区間についての考察
✅ 前回350枚以下AT後のAT性能の考察
✅ 全パラメーター考慮の天井期待値(優遇・冷遇)
✅ 拾う上でのテクニックのまとめ(小ネタ)
をまとめています。
RE:CYBORG009を打つ際は本ノートにある考察部分をしっかりと理解した上で期待値を拾うことを推奨します。
○天井発動条件とリセット恩恵
考察部分で後述しますが、実戦値サンプルでは天井に近づくほどATのTYは減少する傾向が見られます。また、AT後と設定変更後を比較することでこの台のリセットの傾向を解き明かすことができました。稼働状況に影響を与えることを憂慮し、これについては有料部分で考察しています。
◼️朝一ボーナス間 天井期待値
✅ 朝一ボーナス間 天井期待値(内部非考慮)
朝一に関しましては考慮することが少ないです。
この表からある程度のことは分かります。
✳️ 狙い目とやめどき
◼️AT後ボーナス間 天井期待値
✅ AT後 ボーナス間 天井期待値 (内部非考慮)
AT後のボーナス間天井期待値になります。
内部状態などの変数を非考慮なので参考程度に見てくださると幸いです。
※現実的な期待値から大きく乖離しています。
朝一(設定変更後)の天井期待値表とAT後を比較すると、0G時点で2%ほど機械割が低下していることが分かります。
✳️ 狙い目とやめどき
◼️徹底考察
◇スルー回数による影響の考察◇
本機は、絆2のようなスルー回数とG数天井が搭載されています。したがって、スルー回数が機械割にどのように影響を与えるかを検証する必要があります。
これを検証するために、同一ボーナスG数区間において以下の3つについて分析を行いました。
※同一ボーナスG数区間で比較した理由は、ボーナス間がハマるほどTYや初当たりに影響を与えてしまう可能性があるためです。
1️⃣ スルー回数別のCZ突破率(CZ成功 or ボーナス直撃)
※RB信号から直撃とCZ成功の区別がつかないため直撃も突破として処理
2️⃣ スルー回数別の初当たり確率
3️⃣ スルー回数別のATのTY
の3つについて分析してみました。
1️⃣スルー回数別のCZ突破率(CZ成功 or ボーナス直撃)
下表を見てみてください。
ボーナスG数区間1〜200, 201〜400, 401〜600Gにおいて縦列で比較してみると突破率に関して、スルー回数による影響はないように見えます。と言うのも、スルーするほど突破率が変化するといった傾向が見られないからです。
一方で、800G〜1000Gと1001G〜1200Gの区間を見てみると、スルーするほど突破率が単調増加していますが、この原因はCZの性能の変化ではないと考えられます。というのも、同一区間内の分布を考えた際に、区間を広く切り取ってしまったためにスルー数が多いものほど区間の中で後半部分にサンプルが偏ってしまい、天井の影響がより反映してしまっているからです。
※言い換えると、1001G〜1200Gの区間のサンプルを考えた場合に、スルー回数が多いほど1200Gに偏っていきボーナス直撃比率が上昇している。=1スルーの1200Gより5スルーの1200Gの方がサンプルとして多いため。
結論、同一ボーナス間G数においてスルーするほど突破率が上昇するといった傾向はみられないと言えます。
2️⃣スルー回数別の初当たり確率
下表を見てください。この表はスルー回数別にCZ当選率を計算したものです。
縦列で比較した際に、スルーしているほど初当たり確率が上昇しているような傾向は見られませんでした。ボーナス間G数がハマるほどCZ初当たり確率が上昇してしまっているのは、ボーナス直撃もカウントしてしまっているためです。(この台のRB信号かボナ直撃かCZかを区別できなかったため省くことができず合算して分析していることをご了承ください)
3️⃣スルー回数別のATのTY
下表がスルー回数別のTYの表になります。
サンプルの少ないものは除外しています。こちらを見ると同一G数において、スルーするほどTYが上昇する傾向は見られませんでした。突出して強い600〜800Gの3スルーなどは現状原因は分からないです。サンプル数がまだ足りない可能性があるのかなと思います(分かり次第考察します)。
この表の同一G数における縦軸の比較からスルーによって段階的にTYが変化するというようなことは見られませんでした。
驚くべきは、ゲーム数によるTYの変化です。
一番下の行を見ると、この台はG数がハマるほどTYが明らかに減少していると分かります。さらに、スルーするほどTYが減少していることも一番右の列から分かります。
スルー回数とボーナス間ハマりG数には比例関係があるので、スルー回数によるTYの減少は、G数がハマるからだと考えられます。
結論として、この台はスルー回数の影響は関係ないと言えます。単純にボーナス間G数によってTYが変化しています。このような理由で天井期待値を考える際に、CZスルー回数はパラメータ(期待値を決める変数)として考慮しなくて良いです。
◇優遇・冷遇の有無についての考察◇
まず、サイボーグのATのゲーム性を簡潔に言うと、加速ラッシュ(下位AT)で1300枚以上出して有利切断をする。そして、有利頭STを突破して超加速RUSH(上位AT)にいれ、上位ATでまた有利切断を目指すというゲーム性です。
※この台は有利区間の頭が上位ATの CZになっています。成功率76.4%でそれを成功すると平均継続率97%の超加速RUSHに入ります。
有利区間切断条件は2つあり
1️⃣有利区間差枚+2400枚
or
2️⃣有利区間内1300枚獲得後のSTの一番弱いlvが選ばれた時
です。
サイボーグは有利区間を切断すると、RB信号で2Gや4Gなどが付いて引き戻しSTから始まります。
この上の画像は私が実際に有利区間切断した履歴になります。このように有利頭引き戻しCZに入るとRB信号が上がるため、どこで有利切断したかはデータカウンターから容易に把握できます。
※データカウンターの中にはRB信号が上がらず、ART信号として処理されているものもあります。この場合はどこで切れているかは確定しません。
ここで次のA,Bのパターンを考えてみましょう。
A: 上位ATで1800枚を獲得してAT終了した通常時0Gの台
B: 設定変更後から上位ATには行かないもののモミモミしながらATが終了し差枚が+1800枚の通常時0Gの台
これらのABパターンの台は、仮にAT後1周期目で当選した場合どうなるでしょうか。既にどちらも有利区間差枚が+1800枚なので、下位ATで600枚出るだけで1️⃣有利区間差枚+2400枚を満たし、有利区間が終了し上位ATへのCZに突入します。有利切断して上位ATにいれることが重要な台なので、有利切断条件が甘いこのABパターンの台は、直感的に期待値の高い台に見えます。
ですが、そう簡単ではないのがスマスロです。
有利区間切断に強い恩恵がある台に冷遇機能を搭載して、機械割を調整するのが最近のスマスロの傾向だからです。
(バイオハザード(ヴェンデッタ)やスマスロ北斗などのような台です)
※差枚数が大幅にプラスの台は、ABパターンのように容易に有利切断してしまうので、初当たりを重くしたりTYを減少させるといった仕様を設けられている可能性があります。それを冷遇と定義しています。優遇は、試験を突破するために負け過ぎている台の初当たり確率を軽くしたり、TYを上昇させてマイルドにするために搭載された仕様を指しています。
さて、サイボーグには優遇・冷遇があるのかを実戦値データから分析してみましょう。
この台には期待値に大きく影響を与える内部仕様が存在していました。下の表とグラフをみてください
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