気合が必要な読書は、やはり紙一択。理解できないのは電子のせいかも・・・

電子で読める書籍はここ数年は、極力電子で貫いてきた。
いつでもどこでも、何冊でも持ち運べるし、検索もできる。
場所も取らない。
暗闇でも問題なく読めるし、拡大もできる。

だから、頑なに、いや、私は、電子派だから、絶対に、紙に逆戻りなんてしないぞ!

と、心に決めていたのだけど・・・

ビジネス書の中でも、内容が圧倒的に面白く、グイグイ読めるものは、電子でももちろん問題ない。

しかし、問題は、気合を入れて読まないと、頭に何にも入ってこない類の、お仕事系の本である。

概念や構造を理解しないといけないもの、
時系列、段階的な理解が必要なもの、
進んだり戻ったりして、意味をいちいち理解しながら、丁寧に読まないといけない種類の本が、電子だと、どうも、うまく飲み込めないのだ。

前は、もっと、読んだらそれなりに覚えていたのに、
年かな?
こんなに自分って、理解力のない脳みそだったっけ・・・

と、愕然としていた。

あるいは、この本は、ハズレだったのかな。。
何言ってるか、全然頭入ってこない!!

と、思ったり・・・

そうだ、見開きで見れないのがいけないんだ、、と、
iPad Proの12.9インチを買ってみたりもした。

でも、ダメだった。

Proは本を読むには重たすぎる。試すまでもないことなのだが、それほどまでしても電子にこだわりたかったのだ。

ふと目をやると、以前紙で購入したビジネス書が何冊か。

手を伸ばしてみる。

読んでみた。

めちゃくちゃ、スムーズに書いてあることが頭に入ってくる。
おもしろい。
業務中にも関わらず、ひとしきり読み耽ってしまった。

やはり、コンテンツによって、紙でないとどうしても理解できないものってあるんだな、と再認識した。

無駄に電子にこだわって、葬り去られた、記憶に残らない電子ビジネス書の屍が、Kindleライブラリに数知れず・・・。
ああ、もったいない。

紙の本は積読できるけど、電子は、ライブラリに一度入ってしまったら、どんどん画面から追い出され、能動的な検索なしには、もう買ったことすら思い出されることもない。

容量によって、かつて購入した本たちはアーカイブとう名の墓場行きだ。。表紙を偶然に拝むことはない。

本当に無駄なことをしている。

漫画や小説など、エンタメ性の高いものは、もちろん、これからも、電子で読み続ける。
あの作品もう一度読みたい、と能動的にアクセスすることもできる。
ベッドのお供には、断然電子だ。

しかし、
ビジネス書は基本的に、紙に戻すことにしよう。

何事も、乱暴に一つにまとめようとすると、効率がガクッと落ちる。

一元化で効率化が進むというのは、幻想だし、適材適所を考えることの放棄、単なる怠けだと、教訓にしよう・・・



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?