なるぴー|ゲームディレクター

モバイルゲーム業界歴13年目のゲームディレクター|赤魔導士タイプの汎用型|カオスな開発…

なるぴー|ゲームディレクター

モバイルゲーム業界歴13年目のゲームディレクター|赤魔導士タイプの汎用型|カオスな開発現場にホーリーを打ち込むのが主な仕事|構造化や体系化に興味があり、PM、ゲームデザイン、プロットやシナリオに役立ちそうなことをまとめたり|0歳二卵性双子ボーイズの父。

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■なにをするサークルか ゲームプランナー歴9年、シナリオ執筆歴1年の初心者が『小説家になろう』に投稿して本当に小説家になれるのか?という実験を見届ける場所です。本当になれたらここでのプロセスは参考になるかもしれません。 ■活動方針や頻度 ・週1回シナリオを更新する予定です(もっとがんばって) ・ラノベ一冊分(8万字)更新するにはあと、35話くらい必要です(2020/6/7時点) ・なので、8ヶ月くらいは楽しめるかもしれません! ■どんな人に来てほしいか ・シナリオ書いてる!同士の方 ・ゲーム業界で開発で困っている!という方  ※なぜなら題材がゲーム開発のアナロジーを取り扱っているからです。 ・著者は、ネイティブ数本の開発、PL、リードPL、コンテンツD、事業推進の経験者です。 ■どのように参加してほしいか ・プロットの全体像、シナリオをこちらに投稿します。 ・スプレはコメントをつけられるようにするので、意見などもらえたらとても嬉しいです。

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  • 1年の振り返り

    1年間、がんばってえらい!

  • ゼロから学ぶゲームデザイン

    3年前の自分に教えてあげたい、基礎基本をまとめます。

  • ソシャゲ開発のウラ側

    ゲーム開発現場で学んだことを公開備忘録として残すマガジン。 こんな人におすすめ!→①ゲーム開発に関わりたい、学生の方 ②ゲーム開発に関わってる、プランナー ③ディレクターを目指しているプランナー ④ゲーム開発のウラ側をみてみたい好奇心旺盛な方

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    スマホゲーム業界で、プロジェクトマネジメント、コンテンツディレクションのお仕事をしている人が読んでいる本を紹介。

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なぜまともなゲームディレクターはそうそういないのか?

まともな開発現場というのは貴重だ。 というのも、まともなディレクターが不在のプロジェクトは謎の作り直しが発生し、どこに向かっているのかもわからないまま、無限シャトル・ランを走っている。 どうして、まともなディレクターはそうそういないのか、何が起きているのかについて考えてみたい。 大きくは3つあるといえる。 ① そもそも構造的に生まれにくい ② 思考のベクトルが異なる ③ 職能が異なる まず、①の構造的について 本来の「ディレクター」と呼ばれる人は、一つのプロジェクトにつ

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    • さらば、2023年。そして、ようこそ2024年。1年間の振り返り

      今年の1年間を振り返ると、「縁」がキーワードとして浮かびます。 2022年は個人的には稀に見る谷底の時期でした。 というのも、2022年はこの振り返りすらできていないという状況だったみたいです。 その一方で、いろんな方の縁に救われて、なんとか這い上がれた一年だった、という印象です。 お陰様で、個人としてかなり多くのプロジェクトに関わることができました。 具体的には、下記などです。 「困ったな」と思った時に自分のことを思い出せてもらえてよかったです。ありがとうございます!

      • ダークドレアムの配合で、Work Breakdown Structure を学んだ小学生が25年後にシリーズ続編をプレイする。モンスターズ3体験版プレイ感想。

        あれから25年(四半期世紀)の時間が流れた。 自分はというと、ゲームをプレイする側から、数奇な縁が重なってつくる側になった。 ドラクエモンスターズ3は2023年12月1日に発売される。 現在は体験版がリリースされており、無料でお試しプレイができる。 https://www.dragonquest.jp/monsters3/index.html 数時間ほどプレイしたので、ネタバレあり感想していく。 体験版をプレイすると、製品版に一部の要素が引継ぎできるとのこと。 感想と

        • 「つなぐ」という物語とシステム。ティアキンを115時間かけてクリアしたので感想

          ゼルダの伝説ティアキン、とんでもないゲームでした。 足かけ約5ヶ月(途中でFF16とAC6をプレイ)の115時間がかりでクリア。 特に、エンディングの演出がかなりよかった。 なので、ネタバレ要素全開でコメントしていく。 ◆続編として理想的なセットアップ ゲームの冒頭で「復活したガノンドロフを倒し、ゼルダ姫を探すゲーム」というのがわかるつくりになっている。 2作目で主人公と舞台が同じだと、いくつか気を遣わないといけないことがある。それは「なんで前作で最強になったのに、また

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        • 『小説家になろう』で本当に小説家になれるのか?を実験するサークル 第1号

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        記事

          2か月かけて、真エンドまで3周して来たので、アーマードコア6をネタバレありでレビュー

          「リスクをとって、リターンを取りに行け」という生き方〈スタイル〉に火を点けた、アーマードコア6というゲームを紹介する。 アーマードコア6、間違いなく最高のゲームでした。 真エンドといわれる、3週目までクリア。ネタバレ全開で感想を書く。 自分とアーマードコアとの出会いは、中学1-2年生くらい。20年も前。 それが3のサイレント・ライン。 同じマンションに住む同級生とよく遊んでました。 あの時は、両腕マシンガン+フロートで遊んでいた気がする。 対戦は、メモリーカード持っていっ

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          話題のスイカゲームを現役のゲーム開発者が考察してみる

          こんばんは! なるぴーです。 ふだんはスマホ向けソーシャルゲームの企画職として、プロデュースやディレクション業務をしています。 今回は話題のスイカゲームについて触れたいと思います。 スイカゲームとは?の概要は任天堂さんの記事が非常にまとまっているので、見てみてください! このnoteの記事では、もう少し企画よりの部分で、 エッセンスとなる部分を抽象化してみます。 では、どんなものがエッセンスか見てみましょう。 (1)わかりやすいルール ルールはシンプルな方が伝わりやす

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          ポケモンスリープのゲームサイクルを現役のゲーム開発者がざっくり図解してみる

          こんにちは。 なるぴーです。ご無沙汰しています。 ポケモンスリープが2023年7月20日にリリースされましたね。 ちょうど2週間ほど経って全容がようやく見えてきたので、まとめてみることにしました。 どんなゲームサイクルなのか?このゲームの最終ゴールは「ポケモン寝顔図鑑」を埋めることです。 ねむることで、カビゴンのまわりにポケモンが寄ってきて、図鑑に登録し、捕まえるというのがミニマムのゲームサイクルです。 新しいポケモンと出会うには、カビゴンのねむけパワーを上げる必要があ

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          「こんなゼルダの伝説は嫌だ!」とならないための伝え方アレコレ

          ゼルダの伝説で、ここ1週間ほど寝不足です。 前作を超える膨大な世界は発見の連続。 こうも広いのに、ある程度迷わず、そしてハマらせるのは、難易度の異なる複数の目標の提示といった伝え方の技術が巧みだからだと思ってます。 ということで、ゲーム開発者なので、伝える技術という観点で見ていきます。 なぜ、伝える技術が重要なのかわからない = つまらないに直結します。 イメージしやすいように、逆説的に伝える技術がゼロすぎて「こんなゼルダの伝説は、わからなさすぎて嫌だ!」を考えてみます。

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          「ない仕事」の作り方を読んでみて

          「ない」仕事が、「ある」。 これまた哲学的である… Why / なぜ読んだのかきっかけは、元同僚の方からの紹介。 おすすめしてもらったものは、なるべくチェックしたりするようにしている。 ふだん、自分のアンテナにかからないものは視点を広げるチャンスだ、ということで読んでみた。 Who / 誰向けなのかこれから何か新しいことをやりたい、 今いる環境でも何かしら打開したい、という人にはヒントになるだろう。 What / 何が書かれているのかまえがきにもあるように、「すべてはマ

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          『ドキドキ文芸部』をプレイしたら、胸がゾクゾクした話

          ドキドキ文芸部というゲームを紹介してもらい、プレイした。 見た目こそギャルゲー。 お気に入りの女の子と会話を進めながら親交を深めていくゲームジャンル。 18禁的なHな要素もないので健全。 文芸部に入部した主人公は、詩をつくり、4名の女の子たちと仲を深めながら、文化祭での発表を目指して準備を進めていく話。 しかし、パッケージを見ると、「サイコホラー」。 「サイコホラー」 ネタバレすると、本作の魅力が薄まってしまうので、ネタバレはなし。 ただ、その名に恥じず、「心にゾク

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          『人を選ぶ技術』を読んで、自己理解を深める

          Why / なぜ、読んだのか知ったきっかけは、Pivotのブックダイジェストのコーナー。 ちょうど自己分析を再度行いたいと思っていたタイミングであり、 「採用する側」での目線での整理は観点として役立つだろうと思い、購入した。 また、自己分析をしても、それが周囲の人に伝わらないと意味がない。ミス・マッチングしてしまう。 「実はこれが得意/好き」なのに「これも出来そうだから」と実はあまり、パフォーマンスを発揮しないポジショニングになってしまったりすることもある。ぶっちゃけ直近

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          ぼっち・ざ・ろっく!がヒットした理由をAIに聞いてみた話

          話題になったアニメを、話題になっているAIを使いながら理解を深めてみる一石二鳥シリーズ。いま話題になっているのが、ChatGPTといわれているサービス。 検索による広告ビジネスを営むGoogleに対して破壊的イノベーションを起こすかもしれないと言われている。Microsoftはこれまでに10億ドル投資しているとのこと。 ■ChatGPTとは対話型のAIボット。ログインすれば、無料で使える。 Slackのようなチャット形式のUIで、こちらの会話に対して言葉を返してくれる。

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          ぼっち・ざ・ろっく!が面白かったという話

          遅ればせながら、人の勧めもあり、 2022年10-12月に放映されていた、ぼっちざろっくを観た。 話題になることもあり、面白かったので、読後の感想を置いてみる。 あらすじ改めて、物語というのは特定の人物の成長の物語なのだと思う。 道中にさまざまな出来事があり、物語の始まりと終わりで、変化・成長していく。 その姿に共感だったり、応援の気持ちが生まれ、気がつけば最後には良かったね、と感情移入できるのが良い物語なのかなと思う。 その点で、ひとりという少女は作中でしっかりと変化が

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          年始なので、いまからスグにインプットに変化を与える話

          年始ということもあり、何かを決意し、行動するにはとても良い時期だ。 とはいえ、三が日も終わり、始業がはじまる。 自分も含め、多くの人が多分に年始で宣言したことをこの3日間ですら実行・継続できない。 そんな中で、超カンタンに自分の行動に変化をもたらすアクションがあることに気がついた。それは、ひとのオススメを鵜呑みにして実践することだ。 何をそんな簡単な、と侮るなかれ。 意外と、ちょっとしたことが自分に変化をもたらす。 ということで、3つ紹介したい。 ラジオを聴く在宅の時間

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          パプテマス・シロッコのマネジメントとMBO目標設定をドラッカーの基本と原則に照らし合わせてみる

          年末の時間を利用して、『機動戦士Zガンダム』をイッキ見した。 物語に登場するキャラクターは、誰もが個性的だ。 10年くらい前に一度観た記憶があるが、いまの状況に照らし合わせて観てみると、当時とは異なる印象なのが面白い。 軍という組織内で、上官から下士官へ「修正」が行われる。 作中で、頬を叩かれた回数をカウントすると、数十回はいっているはずだ。 特に印象に残っているのが、パプテマス・シロッコである。 戦艦ジュピトリスの指揮、新型モビルスーツの開発、パイロットとして戦闘活動へ

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          これをやると必ず失敗する!? プロダクト開発時に避けたい地雷まとめ

          いくつかの開発現場を経験してきて、見えたきたことがある。 それは、どうやら失敗には共通する地雷があるということだ。 成功要因を踏まえても必ずしも、次回成功が再現できるとは限らない。 もちろん、確度は上がるだろう。 ただ、状況も変われば、その成功要因が次も効いてくるわけではない。 プロダクト開発は地雷原を走り抜けるようなものだ。 そこかしこに埋まっている地雷を避けながらゴールに向かって進んでいく。 そして、時折踏んだ地雷が大きな痛手を残すこともある。 これは、生き延びるため

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