百の言葉より一つの実行を
㉛確か、松下幸之助著の「社員心得帳」にも同じ意味のことが書いてある。「優れた(この場合は頭で考える)技術者ほどできないという理論を知っている」と。
恐らく幸之助は部下に「こんな物を開発出来ないか」との問い掛けに対し、多くの知識を持っているが故に出来ない理由の理屈を並べ立て、うんざりしたのであろう。
ドラッカーもまた同じ経験をしたのである。問題を指摘することが好きな人がいて、評論家まがいの解説はするが「じゃあ、その線で取り組んでもらおうか」と促すと、途端に行動が鈍ってしまう。
ビジネスの世界では行動に移さない限り、進歩はない。こういう物を作りたいという強い意志を持ち、取り組むことに価値がある。失敗してもいい。失敗を推奨する訳ではないが、失敗した原因を真摯に受け止め、反省し、改善して再挑戦する。
君は「何かを生み出す側か、それとも理屈を言うだけの人か」
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