2019年、初冬

雪が降って積もりはじめた。
夜は地面が凍る。
寒さで体も頭も固まりやすくなってしまうが、雪がゆっくり降る様子は観ていて好ましい。

先日東京へ行ってきて改めて札幌の良さを知った。私にとって第二の故郷。

新しい生活も始まり、未来の想像に忙しい。

年々、もっと好きなことを中心に生きていきたいという感情が強くなっている。自分で選んだはずの道に愚痴をこぼすのはなんてもったいない人生なんだろうかと思う。

じゃあやめればいいじゃないそんなの。思っているよりも簡単よ、って今なら言える。変えたいように変えられるのは他者じゃなくて最終的に自分。誰かに頼っている間は楽かもしれないけれど、本当の自分は消えてゆく。

少なくとも20代後半で亡くなった同い年の従兄弟の影響はある。いつ急に終わりを迎えるのかわからないのを思い知らされた。彼の気持ちを考えると色んなことが悔しかったろうなと思う。彼には大事なパートナーもいた。その子は今どうしているだろうかと時々心配になる。葬儀で会った時の光景が頭からずっと離れない。伯母がまだ連絡を時々取っていると話したとき、少しだけ安心した。でもきっとまだまだ時間がかかること。

変な話、その従兄弟を唐突に思い出すときはきっと近くに遊びにきていると勝手に思っている。なんなら夢に登場する時もある。わざわざ会いに来てくれたんだね、と毎度思う。生きていたら33歳。男の人ならこれから!という時期かな。中学で同じクラスだったけど、その後は時々会うと近況を聞き合っていた。まさに今わたしはこうだよ、と話したいタイミングにある。

季節の変わり目は心も変わり目。
なんだか落ち着かない夜に言葉を並べるのはいいものですね。

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