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【雑記】ひたすら少女漫画を避けて生きてきた。

こんにちは!細川成美です!

第二回目は【雑記】「ひたすら少女漫画を避けて生きてきた。」です!
記事ではなく雑記ですので読みたい方だけ読んでください!


思えば私は、
中学高校という青春真っ盛りの時期に、
恋愛メインの漫画(わかりやすいので少女漫画と言うことにします)を
一切読まずに生きてきました。
小学生の頃は「ちゃお」や「なかよし」をはしゃいで読むようなタイプだったはずなんですけどね。


それをふと思い出して、なんでかな〜と考えていたここ数日です。

ちなみに最近はやっとちょこちょこ読めるようになりました。
オススメなのでタイトル載せておきます。是非読んでね。
↓↓↓↓
なかとかくみこ先生の『塩田先生と雨井ちゃん』を読んでます。


そんで本題に戻りますと、中学高校生活において私は「りぼん」や「マーガレット」「花とゆめ」etc、恋愛を主題とする少女漫画を何故、避けて生きてきたのか、ということですが…
男女の恋愛は基本的に感情移入をしてストーリーを読み進めていくので


  「主人公が自分とは違いすぎる」


というのが一番の理由では!?と、思いました。
例えば


◉制服や服装の文化が違いすぎる問題

私は中学高校と紺色のセーラー服を着て生きてきました。
ブレザーを着たことが人生で一度もありません。

なんかこう主人公がブレザーを着ているだけでもうなんか、
感情移入が出来なくなるんですよね。


なんていうか、洗練された…おしゃれなリア充感っていうんですか?
赤やグリーンやグレーのチェックのスカート、シャツにはリボンをつけて、先生にばれないようにこっそりメイクや香水を潜ませながら、渋谷とか原宿とか新宿でデートをしてたりなんかしちゃったりなんかしてるんですか!?みたいな…都会で洒落た主人公たちが活躍する一方

自分はひざ下丈の紺色のセーラーを着て、リュックを背負って、
生まれたまんまの髪色を三つ編みして
愛知の片田舎の、言うなればおばあちゃんしか住んでいないような
住宅街の中を、中学校まで登校していたわけです。

高校に入ってからもジャンバスカートとセーラー服でした。
髪を染めるのも禁止で、スカートもひざ下丈、
カーディガンの下でベルトを使ってスカートを上げたりもしていましたが、
目ざとい女性教師に「お前〜スカートが短いんじゃないか?」と言われる
ような校則だけ地味に厳しい学校で、
別に頭が良いわけでもなく近視用の眼鏡をかけて、
仲の良いオタク文化好きの友達とだけ打ち解けて、
「目立たない大人しい」ことを女の子らしいと揶揄されてなんとか文集のランキングに入れてもらえるような、
そんな生徒をしてました。

なので、
少女漫画の中で焦点が当たるようなキラキラした主人公が眩しくて、
こんな恋愛が起きたらいいなとかそんなことを考えることもどこか
おこがましいというか、
「そもそも私なんかが輝かしい恋愛をするなんて、
一生かかっても無理って諦めておいた方が幻滅しないんだろうな」

そうやって自分を守って生きてきました。 


そしてもう一つが

◉女の子と男の子、どちらにも人権が欲しい

例えば私が中学生の時、携帯小説が流行っていました。
誰でも投稿できる携帯小説のサイト(魔法のiランドなどが有名かな)
がありまして、そこに様々な恋愛小説をみんなが投稿していました。
「恋空」とか結構ヒットしたんですが、ご存知でしょうか…?
当時は携帯小説が大ヒットして出版なんかもされていました。今でいうtwitterバズが書籍化!みたいなものです。

書籍化された携帯小説は文学とはスタイルが大きく違っていて、
文章の6割がセリフでのやり取りになっているものもあれば、
流行りのギャル文字や絵文字を使ったもの、
最初のページに主人公視点のポエムが添えられているものも多かった記憶があります。
文章は基本横組みで大きめのゴシック体になっていました。


脱線しすぎましたね笑


携帯小説は身の回りでもかなり流行っていたので、
少し遅れて自分でも何冊か本を買って読みました。
私が買ったのは結ばれて子供を産んで、でも二人とも死んでしまい彼氏の姉がその子供を育てるという結構重たい内容の本でしたが、

携帯小説で人気のあった恋愛の一つに、

「優しそうな生徒会長に惹かれていたのに本性がドSだった」系、
いわゆるドS生徒会長ものが結構人気だったんですね。

「ドS」… 人を不快にさせ、深く傷つけかねないような言動を、
ドSでくくって免罪符にするような人が身近にいたからか、
ドSが好きじゃない私はこの時点でまず受け入れられないわけです。

ここには多分私の幼少期の痴漢のトラウマなんかも関係していて、
男女という物理的な力関係に差がある同士が
形だけであっても嫌がる女性をドSでどうこうすることにかなりの恐怖っていうか、嫌悪感を感じてしまうんですよね。

同様に「オラオラ系」や「俺様系」男子なんかも、
こっわ!という気持ちが先立ってあんまり好みじゃありませんでした…。


基本的には、それぞれを対等だと認識できる関係性が好きです。
元気な女の子がヘタレめな男の子を引っ張って遊びに行くような漫画とか、
同意の上で何かしらをする恋愛が好きでした。

ただ、当初人気のある少女漫画はだいたい男性がリードするものばかりで、


逆に、
しっかりした女の子が男の子の手を引いていくような漫画はどこにあったかというと、主に少し懐かしい少年漫画のヒロインの中に見つかったんですよね。

例えば高橋留美子の「うる星やつら」や「らんま1/2」、「犬夜叉」はヒロインがとても強くて、
特に有名なヒロインであるラムちゃんは、あたるが他の女の子に目移りすると怒ってすぐに電撃で丸焦げにしてしまったりします。
また、あかねちゃんはパンッと良い音で頬を叩いたりどかーんと蹴っ飛ばしたり、かごめちゃんには「おすわり!」があるわけです。

少年漫画と言いつつ高橋留美子作品が大好きであげてしまった…
例えば「幽☆遊☆白書」「ぬ〜べ〜」「SKET DANCE」「名探偵コナン」
悩んだけど「銀魂」←神楽ちゃん…やお妙さん。ちゃんと女の子らしいところもありヒロイン枠(?)だけど、精神力もあって強いですよね…




何が自分にとって安心だったのかというと、ヒロインにとって物理的な力では本来敵わない男の子がたとえ暴走しても、ヒロインの女の子がそれを止めることのできる力を持っているということです。

だから彼女たちは男の子に手を引かれることもできるし、自分の意思を持って男の子を引いていくこともできます。


少年漫画の中に理想的な恋愛が見つかるっていうことは、
私が求めている恋愛は世間的な女性の求める恋愛と比べるとマイナーなものだったのかもしれませんね。




最後にもう一つ、

◉二人の間で揺れ動く恋心が理解できない

実は、乱れた人間関係や恋愛関係に理解ができないタイプです。

一時期ものすごく話題になった『NANA』
やっぱり話題になったものは読んでおくべきだと、一度読んだんですが、絵やストーリーの面白さは理解できても、恋愛観だけは全く理解できずに終始首をかしげました。

主人公の気持ちが、何故か二人の男性の間で揺れ動くのです。

どうしてだ!?謎すぎる!

自分は恋をすると、その人以外の異性への興味関心がほとんど無くなるので
二人の間で揺れるという経験が一切ありません。
だから余計にわからなかったんだと思います。

また、少女漫画における二人の男性の間で主人公が揺れる場合の二人の男性というのは…

A 男として魅力的だが、主人公と結婚して一家団欒を作ってはくれない刺激的タイプの男性

B 絶対この人は主人公を幸せにしてくれて誠実に家庭に尽くしてくれるタイプの男性

このパターンが結構存在します。

私はまずBを選ぶんですが、
少女漫画の主人公は、Aを選びがちなんですよね。
仮にBを選んだとしても、
主人公は結局自分をドキドキさせてくれるAへの思いを断ち切れずAに行ってしまう場合があります。

・Aはストーリーの起承転結を激しく華々しくしてくれる
・女性は刺激的な恋を求めがち

こういう感じの理由もあるとは思うんですが、

最終的にBは「優しい人」で終わっていく…
個人的にはそれが本当に理解できなくてダメでした。

多くの女性にとって少女漫画っていうのは、
ある種のお手軽な夢想恋愛漫画になっているのかもしれないですね。
こう、こんな風になったらいいな〜でもならないことのほうが多いだろうから、好きに妄想するのだけは許して!
みたいな。そう思って読む漫画って楽しいですよね。

ただ私の場合、その立ち位置にBLのコミックスがあるからか、
少女漫画っていう同じ性別の女の子が恋愛をしていると、
どうにも自分と結びつけて考えてしまうようです。

その結果、自分の性格と同じようなものを持った主人公でないと、
言動や行動、恋愛の仕方に共感が出来ませんでした…!

ちなみに私の中で最も共感を呼び悶え苦しんだ
「塩田先生と雨井ちゃん」ですが、
実は友人の勧めで手を出した代物です。

特に雨井ちゃんが可愛くて、
ピンクが気になってるけど、
人から怖がられている自分がピンクなんか似合うはずがないから黒を着る。
先生が大好きで、それ以外の男性はまるで眼中にない。
相手を思う好きの気持ちは大きいのに、なんか不器用で可愛くきまらない。

こういう、恋愛下手だけど自分たちの世界の中で
幸せそうな二人を見ているのがものすご〜く最高です。

ちなみに今一番オススメの漫画なので是非読んでみてね!
↓以下、ファンアートです…



おま…、、、、、これも絶対に読んだ方がいいぞという漫画があればそれも教えてもらえたら嬉しいです!



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細川成美 Narumi Hosokawa
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