レーザーで血栓を切除削除

スーパーカミオカンデで注目されている浜松ホトニクス社が、レーザーで血栓を溶かす技術を開発した。世界初である。光ファイバーが入ったカテーテルを患者の大腿部の血管から挿入、体内を経由して目的の血栓まで移動し、レーザー光を照射する。レーザー光は血栓だけを選択的に溶解できる波長532ナノメートル。短時間照射を断続的に繰り返して血栓を細かく切削する。この波長は血管壁には吸収されにくいので、血管を傷めるリスクはほとんどない。

カテーテルは外径0.8ミリの光ファイバー一体型で、動物実験では安全に施術で来て血流の回復を見たという。

脳梗塞や心筋梗塞の患者には朗報である。薬で少しずつ溶かす方法は、時間がかかって困っているから、もしこの方法が一般的な治療として実現したら、多くの患者が早期に社会復帰えきるだろう。

実用化まで5年の予想。

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