注射で骨を作る

注射で骨を作るという手法が生まれた。東京医科歯科大青木准教授らは、手術をせずに薬を口の中に注射してあごの骨を増やす方法を開発した。
実験動物はマウスだが、やがて兎とか犬のような大型動物に応用して、人間への可能性を探ってゆく。
京大再生医学研究所とアメリカのシーダーズ・サイナイ研究所との共同研究だが、切開して人工骨を埋め込んだり、体の他の部位から移植したりする手術をしなくても、注射で骨を作る可能性が見えた。
患者の負担減は実に大きい。
薬剤は骨の形成を促す蛋白「BMP-2」とアミノ酸が塊となったペプチド「OP3-4」の2種を組み合わせた。
20マイクロメートルのゲル状粒子にBMP-2とOP3-4を結合させて注射すると、4週間で写真のような骨が形成された。
#注射 #骨 #先端技術

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