今日は、午前中、左腕のリハビリへ。そして午後は、夏休みで暇をもて余している小学生の次男と、二人でポケモンの映画を観に行くことにした。

春休みにも、二人で同じ映画館に行った。そのときはドラえもんだったかな。でっかいポップコーンを買って入った。帰るとき、食べ切れなかったポップコーンを手に、売店で「すいません！袋に入れてもらえますか？」と店員さんに声をかけた。私にポップコーンを渡そうとした息子はポップコーンが入っている器を落としてしまった。床一面に広がるポップコーン。ショックで呆然と立ち尽くす息子。

店員さんがすぐに飛んできてすぐさま掃除。他の店員さんが来て、少しだけポップコーンが残った入れ物に、ポップコーンを満杯に入れて、袋に入れて、息子に渡してくれた。

息子は、すぐにニコニコになった。

「今日はこぼさないようにしようね」息子が言う。

「あのときは、映画より感動したかも」

大げさではないだろう。あの日は、帰ってきたあと、お母さんにもお兄ちゃんにも、おばあちゃんにも同じ話をしていた。「やさしいよねー！」って。