真っ直ぐな次男でもゴールに向かえば自分を曲げるのか。

次男は真面目だ。

決められたルールは必ず守るし、『野球』に限ってはさらに厳格で、サボることもないし、真面目に、真っ直ぐに野球に、チームに向き合っている。

今度の土曜日には、最後の練習試合がある。日曜日には練習場の特別整備があると言う。

そろそろ雪が降り始める頃。この土日で、グラウンドでの活動は終了となる。

その最後の土日の野球を、次男は「休もうと思っている」と言う。
 


明けた月曜日に、定期テストが控えていて、どうしてもテスト勉強に充てたいというのだ。

ある意味、真面目だが、「意外と柔軟なんだな」と私は感心する。

監督にわざわざ「休みます」って言わないといけないのだから、野球に行く方がラクだろうに。

 
今回は、本気で一位を獲りに行こうとしているようだ。彼の中の計画では「全然時間が足りない」と言う。学年一位というゴールに向かうこの真剣勝負に、夢中になっている。

 
「でも、みんなが言うには、最後の練習試合と特別整備は出ておいた方がいい。休むのはまずいって言うんだよね」

「じゃあ、金曜日までに詰め込めばいいんじゃないの?」

「そうなんだけど、詰め込んだ上で土日も詰め込みたいんだよね。うーん。もう少し考えてみる」

妻は、「休んで、勉強でいいと思うよ」と言うが、私はどちらでも良いと思っている。最後の練習試合は見たいし、「野球もやった上でテストがどうなるのか」も見てみたい。

いずれにしても、自分で、悩んで悩んで決めれば良いと思う。

 
定期テストまで、あと6日。


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