見出し画像

コンテスト落選記念!選ばれなかった『書き出しだけ大賞』を並べてみた!

《よいこのみんなへ》

【一行怪談入選編】もよんでね!

とっても、たのしいですよ。



いや~暑いですねぇ
あ、どうも、ワタクシ、ミックジャギーと申します。
えっ?違いますよ!そんな訳ないじゃないですか、本名ですよ、本名。
あ、それでですね、ワタクシのnoteに投稿してる短編があまりにウケないんで、知り合いの元Jリーガー、鈴木さんに相談してみたら、
鈴木さんが『じゃあ、コンテストに投稿して実績を作ればいいんじゃない?』なんて言うもんで、しばらくの間、
《続きが読みたくなる『書き出しだけ大賞』》ていう、小説の最初の一行だけ書くっていうコンテストにTwitterで投稿してたんですよ。
『続きが読みたくなる』っていうくらいだから、『えっ、この話、どうなんのよ!』と思わせる様なシチュエーションの作品をせっせと送ってたんですけど、先日、いつの間にか受賞作品が発表されていたんですよねぇ..
つい10日前に締め切ったばっかりなのに、早いなぁ、なんて思いながら、受賞作を見てみたら...なんと言いますか、ワタクシのとはまるで別世界の文学的表現の作品が殆どだったんですよねぇ..
その時、ワタクシの頭には、故、村田英雄先生がビートたけしさんと高田文夫さんに向けて放った名言が浮かんできました。

『俺は歌手、お前らはお笑い、俺とお前らは、ジャングルが違うんだ』

ホント、ワタクシがnoteに書いてるショートショートの文体なんかとはジャングルが違いましたよ..ジャングルが
あれは文学をこよなく愛する方達の為の公募だったんですよね。
なんか、バレエの発表会に柔道着で来てしまった様な恥ずかしさでしたねぇ...
審査員の方達にこの場をお借りして、謝罪したいと思います。

ジャングルの違う作品を連発して、申し訳ありませんでした。ジャングルの...


.....あ、でも、落選でしたけど、一応、時間使って書いたので、もったいないから、いくつかの作品をここに並べたいと思いますね.....

じゃあ、最初の書き出しはこちら。

【日曜の昼、俺は無人の渋谷スクランブル交差点を歩いている。】

これ一体、どういう状況なんですかねぇ?夢オチなんですかね?いや、何かあったんでしょうね...そりゃそうか。

次はこれです。

【これは、人生をやり直す為にすべてを捨てた俺が、全裸で着る物を探す所から始まる物語だ。】

捨て過ぎなんですよねぇ
普通、着てた服捨てる時に気付くはずなんですけど..

お次は、これですね。

【その刹那、僕は彼女に心を奪われ、ついでに財布も奪われた。】

注意力散漫ですよねぇ、困るなぁ
ついでに、歩きスマホにも気を付けて欲しいですよねぇ
アタクシも気付いたら、目の前に電信柱があったことありますからねぇ
次はこちら

【他人に罵られて嬉しいなんて事が本当にありえるんだと、今日、僕は身をもって知る事になった。】

いや、あの、趣味嗜好は人それぞれですから、ワタクシが口を出す事じゃないんでけど、他人には迷惑かけない様にして欲しいですよね。
じゃあ、次はスケールの大きな書き出し、いってみましょうかね

【人類が滅びる、前日。】

いや~、重いなぁ、重い!これ、どう考えても国家間の争いですよね!
おそらく、あの国とあの国が揉めて、とかなんですかね...重いなぁ
気を取り直して、爽やかな書き出しにしましょうかねぇ

【統計学上では、雨宿りで偶然知り合った男女が結ばれる確率は3万分の1らしい、と彼女は濡れた髪を触りながら僕に言った。】

爽やかだなぁ、絶対、そんな確率じゃないと思うんですけど、適当に思い付きで書いてる感じが素敵ですよね。
続いて、こちらです

【その扉が開いた瞬間、今までとは全く別の人生が始まった。】

スピリチュアルだなぁ~、この後の展開考えてないのが見え見えで、いいですよねぇ

じゃあ、次はこちら

【このコレクションの存在を他人に知られたら、私の名前は永遠に暗い歴史に刻まれる事だろう。】

何を集めてたんですかねぇ?ビックリマンシールじゃないことは間違いないですけど...
いや、総理大臣がビックリマンシール集めてるのを恥じてる可能性もあるか..小泉首相あたりがあの顔でビックリマンシール集めてたらスキャンダルですよね。

続いて、こちら

【昨日、突然死んで、魂だけの存在になってさまよっていた俺は、仕方なく稲川淳二を訪ねてみる事にした。】

困るなぁ、多分、来られても困るよなぁ
あの方、実は霊感無いらしいんですよね
話、聞いてると『アタクシの知り合いから聞いた話なんですけどね~』って、全部、人の話なんですよねぇ…

次、いってみましょう。

【何年ぶりだろう?もう逢えないと思っていた懐かしいあの人と再会できたのが嬉しくて、嬉しくて、ボクは何度もシッポを振って喜んだ。】

昔、飼ってた愛犬を思い出すなぁ..

ちょっと、しんみりしながら、次の作品です。

【それは、とても爽やかな殺人事件だった。】

いいですねぇ、そんな殺人あるんですかね?
M岡修造が、ラケットで一撃...とか、そんな感じかなぁ...いや、羽⚫結弦がスピンしながら…かもしれないなぁ。いずれにしてもスポーツ選手が犯人なのは間違いないですね。

次の作品。

【その日の朝8時、仕事の集合場所である赤羽駅に降りた俺は、掛かってきた上司からの電話で集合が赤羽橋駅だと知った。】

あ、これはワタクシの話ですね。いや~、思い込みというのは恐ろしいですね...皆さんも気を付けてください!続いてこれです。

【あなた、本当は何者なんですか?と聞けないまま、半年が過ぎてしまった。】

いや~、何となく解りますけど、ズバッと聞いたほうがいいんじゃないかなぁ...どんな状況か知らないですけども...次です。

【私は彼の事を、絶対に先生と呼ばない。】

これは駄目ですよねぇ、礼儀は大切ですからね。いや、これ、私も先生だったりするんですかね?生徒とかだったら駄目ですよ。

次です。

【これは、《いいね》が欲しいあまり、取り返しのつかない事をしてしまった俺の獄中手記である...】

お縄ですか...今、無茶する輩いますからねぇ..

何したんですかね?コンビニのアイスのケースに入ったりしたんですかね...それくらいじゃ捕まらないか。じゃあ、次です。

【『ねえ、目の前にヒトラーが無防備で寝てたらどうする?私は迷わないよ』】

....何するつもりなんですかねぇ
瞼にマジックで目を書くか...髭剃っちゃうか...
次、いってみましょうか。

【苔でコケて入院した、という冴えないダジャレの様な出来事が、国家転覆を企む組織と戦うキッカケになるとは誰が予想できるだろうか、と僕は総理大臣からの感謝状を見ながら、1カ月前のあの騒動の事を思い出していた。】

長い!長いなぁ......次。

【突然の雨、傘は一つ..人は五人。】

これいいですよね。傘は一つ、までは恋愛風なんですけど。いや、五人いて傘が一つしか無いのも不自然ですかね...次です。

【鈴木さん?って、どの鈴木さんだろう?私の頭の中に次々と鈴木さんが現れた。】

いや~、鈴木さんは、ホントに大勢いますからねぇ..この前、『鈴木さん!』って呼んだら3人振り返ったことあったもんなぁ。じゃあ、次いきましょう。

【厳格だった父の遺品の中に『全日本ランバダチャンピオン』のトロフィーを見つけた...】

これはショックだなぁ.....昔、東スポの一面に『濃厚ランバダで妊娠』って記事が載ってたんですよねぇ..懐かしい。お次はこちら。

【『いや、宇宙人とか幽霊にもダメな奴は必ずいるばずだぜ!引きこもりの宇宙人とか気弱な幽霊とかさ!』】

あ、これは間違いないですよね、必ずいるはずです。駄目な宇宙人が墜落しちゃうんですよ。多分、UFOも免許がいると思うんですけど、何回も試験落ちちゃう宇宙人とかいそうだもんなぁ...標識覚えられなかったり....

次ですね。

【その時、人の気持ちが音になって聞こえる、という特殊能力を持つ僕の耳に響いたのは、優しく微笑む彼女から放たれたオーケストラの様な舌打ちの音だった。】

いや~、人は見た目じゃ判らないですからねぇ..アイドルとかも悪い奴結構いると思いますよ...例えば......次、いきましょう。

【数分前まで山田だった物体が僕に言った。】

これは怖いですけど、何て言ったかが気になりますよね.....いや、物体という事は変化してるのか...これいいじゃないですか。でもジャングルが違うんですよねぇ..残念ながら。次です。

【皆さんはご存知だろうか?サザエさんにはタラちゃん以外に、もう一人子供がいる事を。】

知りたくないなぁ...次、いきますか。

【脳の特殊な機能で、自分の周りがスローモーションに見えるのは、生命の危機に直面した時か恋に落ちた瞬間らしいが、今の僕の場合はその両方だった。】

これは、美しい殺し屋に銃を向けられてるんですかね?ビルから落っこちてる途中で見た女性に恋をしたなら凄いテクニックですよねぇ...

次です。

【その女性は、ワタシの記憶を消すべきか否か迷わせるほどの、魅力的な瞳を持った地球人だった。】

これは、任務を忘れちゃう駄目な宇宙人ですかね?ハリウッド映画とかでありそうですけど...墜落しちゃうタイプの宇宙人かもしれないですね。次です。

【この時、部屋に入ってきた彼女の美しさに圧倒された俺は、瞬間的に自らの任務を忘れ、自分がこの時代の人間ではない事さえも忘れていた。】

この未来人も駄目なタイプですね。タイムマシーンから転げ落ちちゃったり...お次はこちら。

【本当にどうしようもない人だけど、この気持ちはどうしようもないんだ。】

これは、ホストに騙されてる駄目な女性ですかね?って、さっきから駄目な奴しか出てこないじゃないか!次は爽やかな書き出しです。

【『これが、国民のストレス緩和の為につくられたロボット【店員くん】か..』】

爽やかですね!この【店員くん】が羽⚫結弦にそっくりなんです。じゃあ、次。

【その神社の鳥居をくぐった途端、顔を撫でる様な風を感じて、俺の頬から血が流れた。】

田舎行くと、たまに神社にたむろしてるヤンキーとかいますけどね...いくら行く所無くても神社に集まる事ないと思うんですけど...以外と信心深かったりするんですかね?ああいう連中は....次です。

【目を覚ますと、体の感覚が無く、いや、体が無くなって、全身が機械化されたマシーンになっていた...】

もっと早く気付いて欲しいなぁ、寝すぎですよ、寝すぎ....次。

【物心ついた時から有名になりたかったが、それが不本意な形で実現しそうだ、とぼんやりした頭で考えていた私の前に、急行列車が近づいてきた。】

これ結構気に入ってたんですけど、全然、こんな感じのコンテストじゃなかったんですよねぇ..ジャングルが...次です。

【その見馴れた、赤いスポーツカーに向かって手を振っていた私は、数秒後、宙を舞っていた...】

気を付けてほしいなぁ、この方も近づきすぎちゃったんですかねぇ...そういう事じゃないか..

次はこれですよねぇ

【家の箪笥を開けたら、知らない人がいた。】

あ、はい。としか言い様がないんですけど....

次です。

【え??家の冷蔵庫から人が出てきたんだけど..】

これも、あ、はい。としか言い様がないですよねぇ...もしかしたら怖い話なんですかねぇ?....次です。

【ちっぽけなアリだと思っていた相手が巨大なゾウだった、という経験はありますか?とダンボール製の家を根城とするその人は、俺の目をじっと見つめながら言った。】

バブル期にどう過ごしたか?って話ですかねぇ。バブル...バブル...いい響きですねぇ...

次はこれです。

【私の幼い復讐心、それは、わざと1時間遅れで同窓会の会場に到着し、皆の羨望の眼差しを感じながら無言で立ち去った時に消滅した。】

成功は最高の復讐である...らしいですよ。でも、ちょっと虚しい感じもあるなぁ...じゃあ、次、いってみましょうか。

【やけに独り言を話す奴らが多いな、と30年の眠りから覚めた俺は、久しぶりに東京の街を歩きながらそう思った。】

解りづらいなぁ....一応、これ、久しぶりに目覚めたドラキュラがスマホに戸惑ってるシーンなんですけども....次です。

【これまでの人生で、消す、という言葉にこれほどの恐怖を感じたのは、それが初めてだった。】

どうしたんですかねぇ...『電気消すぞ、この野郎!』とか言われちゃったのかなぁ...次です。

【深夜2時過ぎ、ノックされた部屋のドアを開けると、そこには2人の俺が立っていた】

どうでしょうか、この状況...今、インターホン付いてるからノックするとかあんまり無いと思うんですけどねぇ...後、深夜2時にノックされても普通出ないと思うんですよね...次です。

【奇跡的なバランスで成り立っているこの世界が、今、崩れた。】

これは、アーティストぶってて駄目ですね...こういう事書く輩はロクなのいないですよ。次。

【メールを送った相手から返信が来ない代わりに、本人が私の部屋に直接現れたのを見て、このご時世に徒歩で返事をしに来るなんて超アナログで面白い、と能天気に思った私とは裏腹に、その人は恐ろしい顔で私をなじり始めた。】

いや~、こういう事ありますよ。全くの冗談のつもりのメールで怒られちゃってね...次です。

【スタジオの一角に作られたカフェの中、演じる事を生業としている私は、テーブルの向かいに座る人物を見つめ、妹を殺した真犯人はこの男ではないかと思いながら、シナリオ通りの台詞を口にした。】

よく意味が解らないですけど、火曜サスペンス劇場風ですね。犯人は船越英一郎ですね。では次です。

【いつもの会社帰り、ふと思い立って脇道に入った私が見たのは、今は亡き両親と愛犬と私が食卓を囲む、懐かしい我が家の団欒風景だった。】

ちょっと、ありがちな感じしますけども....昭和の感じですかね。オトナ帝国の逆襲ですね。
じゃあ、次です。

【久しぶりに実家に帰ると、駐車場になっていた】

いや~、寂しいなあ....あ、でも、続きは気になりますねぇ...じゃあ、次は幸せになる書き出しです!

【ずっと幸せを探し求めていた私は、実家の物置でそれを見つけた。】

何を見つけたんでしょう?あ、貴重な骨董品を見つけてお金にしようと思ったけど骨肉の争いが起こるって話ですかねぇ..では、次。

【恋人、家族、仕事、財産のすべてを奪われた俺に残されたのは、あのゴキブリへの復讐心だけだった。】

そんなのと戦ってどうするんですかねぇ...殺虫剤かければ終わりだと思うんですけど..

では最後はこちらです。

【深夜2時過ぎ、僕の部屋に突如、音も無く現れた小田さんを呆気に取られながら見ていた僕の頭には、量子力学では計算上、トラックが壁をすり抜ける可能性がある、と力説していた彼女の姿が甦った。】

意味不明な事書いてますけど、計算上では可能性があるとかないとか、聞いたような聞かなかったような..

ではでは皆さんも飽きてきたと思いますので、このへんで終わります。お疲れ様でした!


《おまけ書き出し》

【あの時のほんのりとした珈琲の薫りを思い出していた私は、恋をした事に気付かされた。】

【俺は、10歳の時にビルの8階から転落して、さらにはトラックにはねられたが、身体にはかすり傷ひとつ負わなかった事で、己の正体に気付く事になった。】

【深夜2時、静寂を切り裂いたのは、俺の悲鳴だった。】

【彼女に論破される度に、口論する直前の時間に戻るという事は、僕が彼女を言い負かすまで同じ時間が延々と繰り返されるという事なのだろうか?と5度目の悪意に満ちた表情を浮かべる彼女を見ながら、僕はこの世界のルールを理解し始めていた。】

【私の目の前に本物の悪魔がいる。】

【その日の深夜、眠れず、仕方なく訪れたコインランドリーには、僕とそっくりな姿の男が集まっていた。】

【第三の目が開いた瞬間の衝撃は、百年たった今でもはっきりと身体で記憶している。】

【恋人を殺して人類を救うか、自分が死んで恋人を救うか、俺は今、究極の選択を迫られている。】


サポートされたいなぁ..