新大久保は赤リップの街だと思っていた

 先日、といってもここ一、二か月くらいの話なのですが、ひさーーしぶりに新大久保に行ってきました。

 筆者と同年代くらいの人は青春の街なんじゃないでしょうか、新大久保。twiceやbtsがめちゃくちゃ流行っていたときにちょうど中高生だったわけで。iz*oneもちょうどリアルタイムでproduce48を見ていた世代じゃないですか、私たち。鮮血か?ってくらいの赤リップがすごく流行っていたような記憶です。オルチャンメイクみたいな。あれを買いに渋谷や新大久保にドキドキしながら繰り出していた中学生のころの筆者がなんだか健気に思えます。真っ赤すぎて似合ってないところまで含めて愛嬌ですね。あとは筆箱に推しの名札(新大久保で売っている非公式のやつ)をつけている子もたくさんいましたよね。それから文化祭とか中夜祭とかでも絶対twice踊るグループ一組はいた気がします。あとmomolandとか。今どうなんだろう、ルセラとかnewjeansとかaespaが主流なのかな。男性グループだとスキズとかですかね。わぁ…なんだか少し時代を感じます。

 そんな感じで新大久保のイメージが赤リップと虹色のチーズの入ったハットグで止まっている浦島太郎な筆者がバイト終わりに友達に誘われて夜ご飯を食べに新大久保までのこのこ出てきたわけです。しかも長時間労働ののちだったのでダサい格好で。服装やらかしたかもな…なんて思いつつ。

 高校のころはコロナと受験勉強であまり遊びに行く雰囲気ではなかったし、前述したとおり昔は新大久保初心者中学生だったので(今も初心者だけど)新大久保でしっかりごはん食べるの初めてだったんです。友達と合流してから「どこのお店にする?」「何食べる?」とかスマホ見ながら話していたんですけど、正味どこのお店も素人にはあまり違いがわからないのです。だって全部韓国料理だし。口コミとか星の数も似たりよったりだし。持ち寄ったのがどこに入ってもきっと失敗しないだろうな、って感じのラインナップだったんですよ。

 まあなんやかんやでお店をきめて(ちょっと並んでから)入店したんですけどそこでほーーーんとにびっくりしたんです。年齢層が高い!夜ってこともあったと思うのですが、高いお店来ちゃったかな⁈ってくらい年齢層が高かったんです。内装はきれいだけどそんな豪華絢爛な感じじゃなかったしお値段も実際はそんなに高くなかったのですけど。しかもなんかちょっと素敵な雰囲気のご夫婦とかいらっしゃってて。いや、ダサい格好で来ちゃったけど大丈夫かな?みたいな。え、私たちガキんちょ二人に見えるかも?みたいな。私の知っている新大久保じゃなかったです年齢層が。

 うまく表現できないんですけれど、私の中の新大久保のイメージってクラスのキラキラした女の子たちがこぞっていくような、それでインスタのストーリーにあがるような街みたいなイメージだったんです。悪い言い方をすれば大人っぽくなりたい中学生っぽいという感じでしょうか。だから想定より高い年齢層にすごく驚きました。もしかしたら新大久保は昔から変わってなくて、自分が成長して周りの環境が見えるようになってきたっていうのもあるのかな、なんてね。

今回はこの辺で終わりにします。お付き合いいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?