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【Minecraft】Raspberrypi5でサーバーを動かしてみる

こんにちは。かけです。

この記事では最近日本で発売されたRaspberrypi5環境でMinecraftサーバーがどれほど動くのか試してみるものになっています。



◾️なぜRaspberrypiで動かすのか

わざわざ別のPC(Raspberrypi)で動かす必要性はあるのでしょうか。それは、以下のメリットがあるだろうと考えてます。

  1. 24時間動かすならば省電力で動かしたい

  2. デバッグ環境は別環境にしたい

  3. かっこいい

1.は言わずもがな自宅でサーバーを動かすならば電気代を抑えたいのは誰もが考えてることでしょう。それの選択肢としてRaspberrypiは一つに入ってくるものです。ただ最近ではIntel N100などEコアを使った省電力高スペック搭載のMiniPCなども候補に上がるでしょう。噂によるとそちらの方がメモリが多く、消費電力が少なく、SATAもさせるなどいいらしいですが、中華製が多いので毛嫌いしています(Raspberrypiも内部の部品では使われている可能性はあるが今回は無視)

2.では筆者は分けるべきだと考えます。もしpluginなどサーバー関連の開発をしていたならば本環境に入れても動くようにサーバー環境とマイクラ環境は分けるといいでしょう。もし本環境に入れても内部的に名前解決でうまくいっていなかったら悲しくなってしまうでしょう。

3.は誤自宅とググればわかるでしょう。(Raspberrypiは小型ですが)


◾️実行環境

  • Raspberry Pi 5 8Gモデル

  • Raspberry Pi 5用公式ケース Red/White

  • 5V3A電源

  • SDカードにRaspberry Pi OS

  • PaperMC 1.20.1(Amazon Corretto 17)

Raspberry Pi 5では5V5A電源という特殊な規格になっていますが、PSE対応のものが公式から出ているという情報は筆者は得ておらず、Google Pixelを買った時についてきた9V3Aの電源を使っています。

ケースはアクティビティークーラーではない悪手ですが、Raspberry Pi 4では掃除をサボっているために埃が溜まりまくったのを危惧してケースにしました。あとアクティビティクーラーは音が大きめなので、気になる人には辛いかもしれません。筆者としては同時に利用できればいいのになぁと思っています。

また、NVMe対応でM.2がさせるのでそちらの方がベンチマークが上がりそうですが、面倒なのでRaspiberry Pi 4から抜き取ったSDカードを指しています。

など、つっこみどころ満載ですが、このような状態でもどれほど動かせるのか試してみることにしましょう。


◾️ベンチマーク

ベンチマークは部員の方(自分含めて4人)に参加してもらって落ちない程度に暴れてもらいました。

30分ほどのうちに以下のような行動をまちまち行っています。

  • TNTを20^3個おいて爆発

  • 花火を大量に撃つ

  • マップ生成

  • ボートを大量に生成

落ちない程度の暴れ方


その30分間のうちPaperMCプロセスのみ着目してCPUとメモリの使用率を表したものになります。

CPUとメモリの使用率

CPUもメモリもそこまで頭打ちしているわけでなく、最も高い場合に400秒ほどのCPU使用率が70%ぐらいでしょうか。
この時は確かTNTを大量において爆発させている時なので、普段使いしているとそんなことは起きないのではと思います。

また、プレイしていた体感としては以下なような感想を筆者や部員の方から出ています。

  • 普通にサバイバルをするのみだったら問題なさそう(3-4人なら何も気にならない)

  • クリエイティブで高速に飛行するとマップ生成が追いついていない

  • 重い処理をしている時はTPS(tick per second)が20を下回るが、普通にプレイしている時は20に張り付いている

など要約すると普通に使っていれば問題ないということですね。

(ちなみにプレイ中に時たまRaspberrypi5のファンの前に手を乗せていましたが普段と変わらない温度ぐらいの熱風でした)


◾️まとめ

今回はRaspberrypi5の検証でしたが、結果としては筆者が目的にしていたpluginのデバッグ環境はとても使えそうでした。

もし友達と軽くサバイバルをするだけど24時間動かしっぱなしにしたい時などはとてもいい選択肢になるのではないでしょうか。


◾️参考文献


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