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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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ハリーポッターシリーズに関する用語メモ(※ネタバレ注意)

ハリーポッターシリーズは巻をまたいだ緻密な伏線が魅力のファンタジー大作ですが、伏線が細かすぎて読んでいるうちに、あれ?これなんだっけ?ってなることも多いですよね。そんなあなたのために!(そして今後読み返す時の自分のために)主要な疑問ポイントの用語メモを作りました。

シリーズを読み返しながら気になったところをまとめているので、ぜひハリー・ポッターを読む時のお供にご活用ください!

「賢者の石」から「死の秘宝」までのシリーズ全てと、続編にあたる「呪いの子」、「ファンタスティックビースト」シリーズに登場する用語をまとめています。ネタバレもたくさんあるので、初読の人よりは再読の人向けです。というかネタバレしかありません。ハリーポッターは初めて読むよ!という人は今すぐページを閉じてまっさらな気持ちで楽しんでください。


お金の単位

金貨=ガリオン
銀貨=シックル
銅貨=クヌート

1ガリオン=17シックル
1シックル=29クヌート

お金の相場

  • ヴォルデモートがハリーにかけた懸賞金 10,000ガリオン

  • 三校対抗試合トライ・ウィザード・トーナメントの優勝賞金 1,000ガリオン

  • 日刊予言者新聞のガリオンくじ当選金 700ガリオン

  • ウィズリーの暴れバンバン花火デラックス大爆発 20ガリオン

  • 姿現わし練習コース受講費用 12ガリオン

  • 上級魔法薬の教科書 9ガリオン

  • 杖 7ガリオン

  • ウィズリーの暴れバンバン花火基本火遊びセット 5ガリオン

  • ドラゴンの肝30グラム 17シックル

  • 夜の騎士バスナイト・バス乗車賃(子ども片道) 11シックル

  • バタービール 2シックル

  • 煙突飛行粉1杯 2シックル

  • 日刊予言者新聞配達料 5クヌート

「ハリー・ポッター魔法ワールド大図鑑」でも様々な魔法界のお金事情が紹介されています⇩

「穢れた血」とは?

マグル(非魔法族)の両親の元に生まれた魔法使いまたは魔女を指す蔑称。

魔法界の一部には純血を重んじる風潮が残っており、そういった思考を持つ魔法使いたちはマグル生まれのものを下に見る傾向があります。

また、純血でありながらマグルと仲良くする者は「血を裏切る者」と呼ばれ、純血至上主義の魔法使いからは見下されます。マルフォイ家とウィーズリー家がバチバチに仲が悪いのはこの辺りのことが関係しています。

純血家系一覧

純血自体の数が少ないイギリスでは、ハリー達の時代には純血家系はどこも姻戚関係で親族となっています。

ポッター家

ジェームズ・ポッター、フリーモント・ポッター、ユーフィミニア・ポッターなど

ポッター家は「死の秘宝」の伝説にも登場するペベレル家の子孫で、ハリーの父の代までは純血でした。ハリーの母がマグル生まれなので、ハリーは半純血です。

ウィーズリー家

アーサー・ウィーズリー、モリー・ウィーズリー、ビル・ウィーズリー、チャーリー・ウィーズリー、パーシー・ウィーズリー、フレッド・ウィーズリー、ジョージ・ウィーズリー、ロン・ウィーズリー、ジニー・ウィーズリーなど

ウィーズリー家はロンたちの代までは純血です。

ビルはヴィーラの血が混じっているフラー・デラクールと結婚、ロンはマグル生まれのハーマイオニーと結婚、ジニーは半純血のハリーと結婚したので、彼らの子ども達は純血ではありません。

パーシーとジョージの結婚相手が純血でなければ、アーサーから派生したウィーズリー家は完全に純血家系ではなくなることになります。(チャーリーは未婚、フレッドは結婚する前に死亡)

ウィーズリー家の兄弟が誰と結婚したかについては「ハリー・ポッターと呪いの子」の巻末に収録されている家系図を参考にしています⇩

マルフォイ家

ルシウス・マルフォイ、ドラコ・マルフォイ、ナルシッサ・マルフォイ、スコーピウス・マルフォイなど

マルフォイ家は純血至上主義の家系で、代々純血婚をくり返してきました。ドラコも純血のアストリアと結婚したので、息子のスコーピウスも純血です。

ロングボトム家

ネビル・ロングボトム、フランク・ロングボトム、アリス・ロングボトム、オーガスタ・ロングボトムなど

ブラック家

シリウス・ブラック、レギュラス・ブラック、フィニアス・ナイジェラス・ブラック、アンドロメダ・ブラック(テッド・トンクスと結婚)、ナルシッサ・ブラック(ルシウス・マルフォイと結婚)、ベラトリックス・ブラック(ロドルファス・レストレンジと結婚)、アルファード・ブラック、アラメンタ・メリフリア・ブラック、エラドーラ・ブラックなど

ブラック家はシリウス、レギュラスともに結婚前に死亡したので、直系のブラック家としては断絶してしまいました。純血至上主義の家系のため、マグルと結婚したりマグル贔屓の思想を持っている者は家系図から抹消されています。

シリウスとアンドロメダ(ニンファドーラ・トンクスの母)、ナルシッサ(ドラコの母)、ベラトリックスはいとこ同士。ホグワーツで過去に校長を務めたフィニアス・ナイジェラスはシリウスの曾曾祖父です。

レストレンジ家

ロドルファス・レストレンジ、ベラトリックス・レストレンジ、ラバスタン・レストレンジなど

レストレンジ家は元をたどればフランスの純血家系であることが「ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生」で明らかになりました。

プルウェット家

モリー・プルウェット(アーサー・ウィーズリーと結婚)など

マクミラン家

アーニー・マクミランなど

クラウチ家

バーティ・クラウチ、バーティ・クラウチ・ジュニアなど

ペベレル家

イグノタス・ペベレルなど

代々「透明マント」を引き継いできた純血の家系。ペベレル家は断絶していますが、「透明マント」自体はさらに子孫へと引き継がれてきました。現在の持ち主はハリー・ポッターです。

各寮の寮監はだれ?

  • グリフィンドール:マクゴナガル先生(変身術)

  • ハッフルパフ:スプラウト先生(薬草学)

  • レイブンクロー:フリットウィリック先生(呪文学)

  • スリザリン:スネイプ先生(魔法薬学→闇の魔術に対する防衛術)→スラグホーン先生(魔法薬学)

各寮がある場所は?

  • グリフィンドール→グリフィンドール塔(「太った婦人」の肖像画に合言葉を告げると入り口が開く)

  • レイブンクロー→レイブンクロー塔(鷲の形をしたブロンズのドアノッカーを鳴らし、鷲が出題する問題に答えられると入り口が開く)

  • ハッフルパフ→厨房の近くの地下(山積みになった樽の中にある決まったひとつを「ヘルガ・ハッフルパフ」と発音するのと同じリズムで叩くと入り口が開く)

  • スリザリン→地下牢(湿ったむき出しの石が並ぶ壁に合言葉を告げると入り口が開く)

ホグワーツの寮については「ハリー・ポッター魔法ワールド大図鑑: ハリー・ポッター公式魔法界ガイドブック」で詳しく明かされています⇩

歴代の闇の魔術に対する防衛術の先生はだれ?どうしていなくなった?

  • 「賢者の石」(ハリー1年生)→クィリナス・クィレル:ヴォルデモートに体を乗っ取られ逃亡。その後死亡。

  • 「秘密の部屋」(ハリー2年生)→ギルデロイ・ロックハート:自分で放った忘却術が跳ね返り記憶の大部分を失ってしまったため教師続行不可能に。その後は聖マンゴ魔法疾患傷害病院で長期入院中。

  • 「アズカバンの囚人」(ハリー3年生)→リーマス・ルーピン:人狼であることがバレてしまったため騒ぎになる前に自主退職。その後は不死鳥の騎士団の一員として活動。

  • 「炎のゴブレット」(ハリー4年生)→マッド-アイ・ムーディ:バーティ・クラウチ・ジュニアが化けた偽物だということが発覚したため。バーティ・クラウチ・ジュニアはその後吸魂鬼ディメンターのキスで精神を破壊され廃人に。本物のマッド-アイ・ムーディは闇祓いに復帰。

  • 「不死鳥の騎士団」(ハリー5年生)→ドローレス・アンブリッジ:魔法省から派遣されてきた魔法大臣の手先。その後、次々に権力を手にして最後には校長の座に収まる。ダンブルドアが校長に復帰した際に解雇され、その後、魔法省に復帰。

  • 「謎のプリンス」(ハリー6年生)→セブルス・スネイプ:新しくホラス・スラグホーンが魔法薬学の先生に就任したことでスネイプが闇の魔術に対する防衛術の先生に。その後、ダンブルドアを殺害し逃亡、翌年校長としてホグワーツに復帰。

  • 「死の秘宝」(ハリー7年生)→アミカス・カロー:死喰い人の1人。ホグワーツがヴォルデモートの支配下になったことで空いている教師の枠には死喰い人が収まった。ホグワーツの戦いでヴォルデモートが殺されたことで失脚。

※ホグワーツの闇の魔術に対する防衛術の教師が1年しか続かないのは、ヴォルデモートの呪いによるものです。ダンブルドアに闇の魔術に対する防衛術の教師として雇ってもらえなかったヴォルデモートは、自身が得られなかった職に就くことができる者に嫉妬したのかもしれません。それ以前はガラテア・メリィソートという教師が半世紀近くこの職に就いていました。過去にはダンブルドアも闇の魔術に対する防衛術の先生だったことがあります。

世界の魔法魔術学校について

  • ホグワーツ魔法魔術学校:イギリス(ロンドンからはるか北に位置)

  • イルヴァーモーニー魔法魔術学校:アメリカ

  • ボーバトン魔法アカデミー:おそらくフランス

  • ダームストラング専門学校:イギリスより寒くて冬はほとんど日光が出ない場所

主要キャラの杖について

  • ハリー・ポッター:柊、28センチ、不死鳥の尾羽根、良質でしなやか

  • ロン・ウィーズリー:柳の木、33センチ、ユニコーンの尻尾の毛

  • ヴォルデモート(トム・リドル):イチイの木、34センチ、不死鳥の尾羽、強力

  • ルビウス・ハグリッド:樫の木、41センチ、よく曲がる

  • ジェームズ・ポッター:マホガニー、28センチ、よくしなる、変身術に最高

  • リリー・ポッター:柳の木、26センチ、振りやすい、妖精の呪文にぴったり

  • セドリック・ディゴリー:トネリコ材、30センチ、ユニコーンの尻尾の毛、心地よくしなる

  • フラー・デラクール:紫檀、24センチ、ヴィーラの髪の毛、しなりにくい

  • ビクトール・クラム:クマシデ、26センチ、ドラゴンの心臓の琴線、とても太くかなり頑丈(グレゴロビッチが最後に売った杖のひとつ)

  • ルシウス・マルフォイ:楡、ドラゴンの心臓の琴線

  • ドラコ・マルフォイ:サンザシ、25センチ、ユニコーンのたてがみ、ある程度弾力性がある

  • ベラトリックス・レストレンジ:鬼胡桃、32センチ、ドラゴンの心臓の琴線、頑固

  • ピーター・ペティグリュー:栗、23.5センチ、ドラゴンの心臓の琴線、脆い

  • ネビル・ロングボトム:桜、ユニコーンの毛

小説内に出てこないキャラの杖については「ハリー・ポッター魔法ワールド大図鑑」で紹介されています。杖に使われる素材の特徴なども解説されていておもしろいです。⇩

秘密の地図を作った人たちの本名と動物の時の姿

  • ムーニー→リーマス・ルーピン(狼)

  • ワームテール→ピーター・ペティグリュー(ネズミ)

  • パッドフット→シリウス・ブラック(黒くて大きな犬)

  • スナッフルズ→ジェームズ・ポッター(牡鹿)

動物もどきアニメ―ガスになるには何年もの修業が必要で、1人が変身できる動物は1種類だけです。どの動物になるかは選べません。

作中でフルネームが公開されているキャラ

  • ハリー・ジェームズ・ポッター

  • ロナルド・ビリウス・ウィーズリー

  • ハーマイオニー・ジーン・グレンジャー

  • アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア

  • リーマス・ジョン・ルーピン

  • ウィリアム・アーサー・ウィーズリー(ビル)

  • フラー・イザベル・デラクール

  • パーシー・イグネイシャス・ウィーズリー

  • レギュラス・アークタルス・ブラック

  • ドローレス・ジェーン・アンブリッジ

  • コーネリウス・オズワルド・ファッジ(魔法大臣)

  • アメリア・スーザン・ボーンズ

  • メアリー・エリザベス・カターモール

  • アルバス・セブルス・ポッター(ハリーとジニーの次男)

  • マートル・エリザベス・ワレン(嘆きのマートル)

ダンブルドア軍団のメンバー

  • ハリー・ポッター

  • ロン・ウィーズリー

  • ハーマイオニー・グレンジャー

  • ジニー・ウィーズリー

  • フレッド・ウィーズリー

  • ジョージ・ウィーズリー

  • リー・ジョーダン

  • ネビル・ロングボトム

  • ディーン・トーマス

  • ラベンダー・ブラウン

  • パーバティ・パチル

  • パドマ・パチル

  • チョウ・チャン

  • マリエッタ・エッジコム

  • ルーナ・ラブグッド

  • ケイティ・ベル

  • アリシア・スピネット

  • アンジェリーナ・ジョンソン

  • コリン・クリービー

  • デニス・クリービー

  • アーニー・マクミラン

  • ジャスティン・フィンチ‐フレッチリ―

  • ハンナ・アボット

  • アンソニー・ゴールドスタイン

  • マイケル・コーナー

  • テリー・ブート

  • ザカリアス・スミス

  • スーザン・ボーンズ

ダンブルドア軍団の活動歴と不死鳥の騎士団のメンバーについては「ハリー・ポッター魔法ワールド大図鑑」で紹介されています⇩

死喰い人一覧

  • ルシウス・マルフォイ

  • ドラコ・マルフォイ

  • ロドルファス・レストレンジ

  • ベラトリックス・レストレンジ

  • レギュラス・ブラック(後に裏切り)

  • セブルス・スネイプ(後に離脱)

  • ピーター・ペティグリュー(ワームテール)

  • バーティ・クラウチ・ジュニア

  • イゴール・カルカロフ(ダームストラング校長)

  • オーガスタス・ルックウッド(魔法省神秘部勤務)

  • ワルデン・マクネア(魔法省危険動物の処理係)

  • フェンリール・グレイバック(狼人間)

  • アミカス・カロ―

  • アレクト・カロ―

  • ヤックスリー

  • ギボン

  • クラッブ

  • ゴイル

  • ノット

  • アントニン・ドロホフ

  • トラバース

  • マルシベール

  • エバン・ロジエール

  • ウィルクス

  • エイブリー

  • セルウィン

  • ラバスタン・レストレンジ

  • ソーフィン・ロウル

許されざる呪文

  • 服従の呪文 インペリオ

  • 磔の呪文 クルーシオ

  • 死の呪文 アバダ ケダブラ

ウィーズリー兄弟の進路

ウィーズリー家は7人の子どもがいる9人家族で、全員がグリフィンドール出身です。父のアーサーウィーズリーと母のモリー・ウィーズリー(旧姓プルウェット)はホグワーツ時代から恋人同士でした。ヴォルデモートが勢力を強め始めてきた頃、駆け落ち同然で結婚したそうです。

長男:ビル・ウィーズリー
ホグワーツ時代は監督生を務め、最終学年の時には首席卒業と優秀な成績を収めています。作中では何度もハンサムと称されていました。卒業後はグリンゴッツに就職し、呪い破りとしてアフリカやエジプトを回っています。ヴォルデモートの復活をきっかけにイギリスに転勤願を出し家族の側に戻ってきました。狼人間のフェンリール・グレイバックに噛まれてからは行動の一部に狼人間の特徴が見えるようになります。その後、フランス人のフラー・デラクールと結婚し、3人の子の父となりました。子供の名前はそれぞれ、ルイ、ドミニック、ビクトワール。

次男:チャーリー・ウィーズリー
ホグワーツ時代は監督生とクィディッチチームのキャプテンを務め、伝説になるほどの人気者でした。クィディッチのポジションはシーカー。卒業後はルーマニアでドラゴンの研究をしています。未婚。

三男:パーシー・ウィーズリー
ホグワーツ時代は監督生を務め、最終学年の時には首席卒業と優秀な生徒でしたが、やや融通が利かないところがあります。卒業後は魔法省に入省するも、マグル好きの父の影響で嫌な思いをすることも多く、いろいろと思い悩んだ結果、家族と決別することに。しかし、ホグワーツの戦いではハリー陣営に加わり、家族とも和解。オードリーという女性と結婚し、2人の子の父となります。子供の名前はルーシーとモリー。

四男:フレッド・ウィーズリー(双子)
ホグワーツ時代は成績はよかったものの学年が上がるごとに勉強からは離れていきました。一方クィディッチ選手としては大活躍で、多くの人から愛される人気者でした。クィディッチのポジションはビーター。ホグワーツ史上に残るほどの問題児で、マクゴナガル先生はジェームズ・ポッターとシリウス・ブラックに次ぐほどのいたずらっ子だったと言っています。同じクィディッチチームのアンジェリーナ・ジョンソンとはダンスパーティーに一緒に行った仲。最終学年の途中で退学し、ジョージと共にダイアゴン横丁で悪戯専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」を立ち上げました。ホグワーツの戦いで戦死。

五男:ジョージ・ウィーズリー(双子)
フレッドと共に様々ないたずらで教師の手を煩わせてきた問題児ですが、ビーターとしては優秀な選手でした。どちらかというとフレッドが暴走し、それを止めるのがジョージという役回りが多い印象です。フレッドとジョージはホグワーツのポルターガイストであるピーブスが唯一尊敬している生徒でもあります。最終学年の途中で退学し、フレッドと共にダイアゴン横丁で悪戯専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」を立ち上げました。ヴォルデモート陣営との戦いの中でセブルス・スネイプのセクタセンプラの呪いが当たってしまい、片耳を失います。その後、アンジェリーナ・ジョンソンと結婚し、2人の子の父となりました。子供の名前はロクサーヌとフレッド。

六男:ロン・ウィーズリー
ホグワーツ在学中は優秀な兄たちと同じように育ってほしいという母からのプレッシャーに苦しんでいました。5年生で監督生、6年生でクィディッチチームのキーパーを経験。最終学年の年は分霊箱探しの旅に出るためホグワーツに戻らなかったので、学歴としては途中退学になっているのか卒業となっているのかは不明です。ホグワーツの戦いの後はフレッドの代わりにジョージの悪戯専門店を手伝うように。その後、ハーマイオニー・グレンジャーと結婚して2人の子の父となりました。子供の名前はヒューゴとローズ。

長女:ジニー・ウィーズリー
兄弟の中で唯一の女の子。個性豊かな兄たちに揉まれ、たくましく育ちます。性格的にはフレッドとジョージに一番近い印象。ホグワーツ在学中は美人で有名でボーイフレンドが途切れることがありませんでしたが、心の中ではずっとハリーのことを思っていました。アンブリッジによる罰則でクィディッチができなくなってしまったハリーの代わりにシーカーとしてチームに参加。ハリー復帰後はチェイサーに転身し才能を発揮します。卒業後は日刊予言者新聞のスポーツ担当記者に。プライベートではハリー・ポッターと結婚して3人の子の母となりました。子供の名前はそれぞれジェームズ、アルバス、リリー。

※ハリー、ロン、ハーマイオニーに関連する家系図は「ハリー・ポッターと呪いの子」の巻末に入っています⇩

主要キャラの恋愛事情

ハリー・ポッターとチョウ・チャン

ハリーがチョウを意識し始めたのは3年生(「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」)の時で、クィディッチの試合で対戦する度に密かにドキドキしていました。4年生(「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」)の時にハリーはチョウをダンスパーティーに誘いますが、この時チョウはセドリック・ディゴリーと付き合っていたためあえなく撃沈。5年生(「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」)になると、ダンブルドア軍団として一緒に活動する中で距離を縮めていき、恋人同士になります。何度かデートするものの、ハリーとハーマイオニーの距離が近すぎることにチョウが嫉妬したり、ハリーがあまりにも女心がわからなかったりしたことが原因で破局。その後、チョウはジニーと別れたばかりのマイケル・コーナーと付き合うようになります。

ハリー・ポッターとジニー・ウィーズリー

ジニーは初めて会った時から同じ空間にいると一言もしゃべれなくなってしまうくらいハリーのことが好きでしたが、ハリーはずっとジニーのことは親友の妹としか見ていませんでした。

ジニーは、ハーマイオニーから「他の男の子も見てみたら?ジニーがジニーらしくしていたらハリーもジニーのことを見てくれるかもしれないわよ」というアドバイスをもらい何人かの男の子と付き合うようになります。美人でさっぱりした性格のジニーは男子生徒から大人気で、順番待ちができるほどモテました。ジニーがマイケル・コーナーやディーン・トーマスと付き合っているうちに、だんだんハリーがジニーのことを異性として意識し始めます。

しかし、ハリーはジニーのボーイフレンドに過剰に反応するロンを見てロンとの友情が壊れるのを恐れてしまい、なかなかジニーにアプローチできませんでした。しばらく悩んだハリーでしたが、6年生(「ハリー・ポッターと謎のプリンス」)の時にとうとうジニーと恋人同士になります。

その後、ヴォルデモートとの戦いが激化することを予想したハリーは、ジニーの安全のために別れを切り出しますが、すべての戦いが終わった後2人は再び付き合いはじめ、その後結婚に至り3人の子どもの親になります。

ロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャー

ロンとハーマイオニーは2年生(「ハリー・ポッターと秘密の部屋」)あたりからお互いのことを意識していましたが、ロンがなかなか自分の恋心を自覚しなかったため友達という関係を超えられずにいました。ロンが「三本の箒」の店主マダム・ロスメルタやボーバトン校のフラー・デラクールにくらくらっと来ている間、ハーマイオニーは一途にロンのことを想い続けていたんだと思います。

しかし、あまりにもロンが鈍感でデリカシーがなかったので、4年生(「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」)の時にハーマイオニーはダームストラング校のビクトール・クラムと恋仲になります。クラムがダームストラングに帰ってからもしばらくは文通を続けていましたが、その後おそらく自然消滅。再びロンへの片思いが始まります。

ロンはハーマイオニーがクラムと仲良くしていることに不機嫌さをあらわにしますが、まだ自分の気持ちに気づきません。2人の気持ちに気づいているハリーは気まずい思いをしながらも、どう仲を取り持っていいのかわからず悶々とします。

6年生(「ハリー・ポッターと謎のプリンス」)の時、ハーマイオニーがクラムとキスしたことを知ったロンは、何を血迷ったのかラベンダー・ブラウンと付き合い始めます。これを見てハーマイオニーは打ちひしがれ、ロンとの友情も崩壊。しかし、ロンは心の中ではずっとハーマイオニーを思っていました。ロンが死にかけたことをきっかけに2人はやっと両思いになります。

ただ、恋人同士になるのはまだ先です。「ハリー・ポッターと死の秘宝」でハリーと共に分霊箱探しの旅に出たロンとハーマイオニーですが、分霊箱は思うように見つからず、ハリーの味方ばかりするハーマイオニーに嫉妬を募らせたロンは姿を消してしまいます。このままもう二度と会えないかもしれないと毎日泣き暮らすハーマイオニーでしたが、心を入れ替えたロンは再びハーマイオニーの元に帰ってきました。共に死地を何度も乗り越たことで絆を強めた2人は、やっと結ばれ結婚まで漕ぎつけます。その後、2人子どもが生まれます。

ちなみにクラムとハーマイオニーは「ハリー・ポッターと死の秘宝」で描かれているビルとフラーの結婚式で再会しますが、この時クラムはジニーをナンパしようとしてハリーに牽制されています。

ビル・ウィーズリーとフラー・デラクール

ビルとフラーの出会いは「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」で行われた三校対抗試合トライ・ウィザード・トーナメントでのことです。ボーバトン代表選手として試合に出場していたフラーは、ハリーの応援に来ていたビルに一目惚れします。

そして、ビルを追いかけるようにグリンゴッツに就職。フランス人のフラーはビルに英語の個人授業をしてもらうようになります。そのうち2人は恋人同士になり婚約。ビルが人狼のフェンリール・グレイバックに噛まれ顔がズタズタになっても2人のお互いへの気持ちは変わりませんでした。

モリーとジニーはフラーのことが気に入らず、密かに結婚に反対していましたが、ビルがグレイバックに噛まれた時に見せたフラーの深い愛情に触れ、気持ちが変わります。そして、ヴォルデモートの脅威が迫る中、2人は隠れ穴で盛大な結婚式を挙げました。その後、3人の子供に恵まれます。

リーマス・ルーピンとニンファドーラ・トンクス

トンクスは「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」あたりからルーピンのことが好きでした。ルーピンも明るくてかわいいトンクスに次第に惹かれていきますが、自分が狼人間であることと年がかなり上なことを理由に恋愛に踏み切ることができませんでした。

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の時のトンクスが闇祓いになりたてだったことを考えると、おそらくトンクスは20歳くらい。ルーピンはこの時36歳なので、ルーピンが悩んでしまうのもわからなくはありません。

つらい恋を経験したことでトンクスの特殊能力「七変化」は不安定になります。しかし、トンクスのルーピンへの思いは変わることがなく、ついにトンクスの守護霊が狼の姿に。トンクスのまっすぐな思いに心を動かされたルーピンはトンクスと結婚しますが、トンクスが妊娠したことで再び気持ちが揺らぎ始めます。

狼人間のハーフとして生まれる我が子がどんな人生を送るのか、社会的に迫害されている狼人間が父親だということでつらい思いをするのではないかと思い悩んだルーピンは、妊娠中のトンクスを置いて危険な任務に出かけるようになります。

しかし、ハリーに説得されルーピンはトンクスの元に戻りました。トンクスは無事に男の子を出産し、ハリーが名付け親になります。しかし、ルーピンとトンクスは我が子の成長を見ることなく共にホグワーツの戦いで戦死してしまいました。

ハグリッドとマダム・マクシーム

ハグリッドとマダム・マクシームの出会いは「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」で行われた三校対抗試合トライ・ウィザード・トーナメントです。

ボーバトンの校長としてホグワーツを訪れたマダム・マクシームはハグリッドよりも大きな体の持ち主でした。一目見てすぐマダム・マクシームが自分と同じ半巨人だと察したハグリッド。ボーバトンのホグワーツでの住処が禁じられた森の近くだったこともあり、少しずつ交流を深めます。

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」ではダンブルドアの使者として2人で長期間旅をし、巨人の元を訪れます。何度かいい雰囲気になっていたようですが、その後2人がどういう関係になったのかは明かされていません。

ホグワーツクィディッチ選手一覧

ハリー1年時:「賢者の石」

グリフィンドール
キーパー:オリバー・ウッド(キャプテン)
シーカー:ハリー・ポッター
ビーター:フレッド・ウィーズリー、ジョージ・ウィーズリー
チェイサー:アンジェリーナ・ジョンソン、ケイティ・ベル、アリシア・スピネット

スリザリン
キーパー:ブレッチリ―
シーカー:テレンス・ヒッグズ
チェイサー:マーカス・フリント(キャプテン)、エイドリアン・ピュシー

実況:リー・ジョーダン

ハリー2年時:「秘密の部屋」

グリフィンドール
去年と同じ

スリザリン
シーカー:ドラコ・マルフォイ
チェイサー:マーカス・フリント(キャプテン)

実況:リー・ジョーダン

ハリー3年時:「アズカバンの囚人」

グリフィンドール
去年と同じ

スリザリン
シーカー:ドラコ・マルフォイ
ビーター:ボール、デリック
チェイサー:マーカス・フリント(キャプテン)、ワリントン、モンタギュー

ハッフルパフ
シーカー:セドリック・ディゴリー(キャプテン)

レイブンクロー
シーカー:チョウ・チャン

実況:リー・ジョーダン

ハリー4年時:「炎のゴブレッド」

三校対抗試合トライ・ウィザード・トーナメント開催につきクィディッチ杯は開催なし

ハリー5年時:「不死鳥の騎士団」

グリフィンドール
キーパー:ロン・ウィーズリー
シーカー:ハリー・ポッター(アンブリッジの罰則で脱退)→ジニー・ウィーズリー
ビーター:フレッド・ウィーズリー(アンブリッジの罰則で脱退)、ジョージ・ウィーズリー(アンブリッジの罰則で脱退)→アンドリュー・カーク、ジャック・スローパー
チェイサー:アンジェリーナ・ジョンソン(キャプテン)、ケイティ・ベル、アリシア・スピネット

スリザリン
キーパー:ブレッチリ―
シーカー:ドラコ・マルフォイ
ビーター:クラッブ、ゴイル
チェイサー:モンタギュー(キャプテン)、ワリントン、ピュシー

レイブンクロー
シーカー:チョウ・チャン
チェイサー:ロジャー・デイビース(キャプテン)、

ハッフルパフ
チェイサー:ザカリアス・スミス

実況:リー・ジョーダン

ハリー6年時:「謎のプリンス」

グリフィンドール
キーパー:ロン・ウィーズリー(入院中は代打でコーマック・マクラーゲン)
シーカー:ハリー・ポッター(キャプテン)
ビーター:リッチ・クート、ジミー・ピークス
チェイサー:ジニー・ウィーズリー、デメルザ・ロビンズ、ケイティ・ベル(入院中は代打でディーン・トーマス)

スリザリン
シーカー:ドラコ・マルフォイ(代打でハーパーが出ることもあり)
チェイサー:ウルクハート(キャプテン)、ベイジー

ハッフルパフ
チェイサー:ザカリアス・スミス、キャットワラダー

実況:ザカリアス・スミス、ルーナ・ラブグッド

ハリー7年時:「死の秘宝」

ハリーがホグワーツにいなかったため描写なし

その他のクィディッチ選手

  • ジェームズ・ポッター:シーカー(グリフィンドール)

  • チャーリー・ウィーズリー:シーカー(グリフィンドール)

  • レギュラス・ブラック:シーカー(スリザリン)

  • ビクトール・クラム:シーカー(ブルガリア代表)

守護霊一覧(作中で登場しているもののみ)

  • ハリー・ポッター:牡鹿

  • ロン・ウィーズリー:犬(テリア)

  • ハーマイオニー・グレンジャー:カワウソ

  • セブルス・スネイプ:牝鹿

  • アルバス・ダンブルドア:不死鳥

  • アバーフォース:ダンブルドア:ヤギ

  • ミネルバ・マクゴナガル:猫

  • アーサー・ウィーズリー:イタチ

  • ニンファドーラ・トンクス:狼

  • ドローレス・アンブリッジ:猫

  • チョウ・チャン:白鳥

  • ルーナ・ラブグット:野ウサギ

  • アーニー・マクミラン:イノシシ

  • シェーマス・フィネガン:キツネ

  • キングズリー・シャックボルト:オオヤマネコ

  • ジェームズ・ポッター:牡鹿

  • リリー・ポッター:牝鹿

  • ジニー・ウィーズリー:馬(映画)

守護霊については「ハリー・ポッター魔法ワールド大図鑑」でも詳しく紹介されています⇩

ヴォルデモートの分霊箱一覧(隠し場所と壊し方)

トム・リドルの日記

ルシウス・マルフォイが所持。その後ジニー・ウィーズリーの手にわたり秘密の部屋を開く。最後はハリー・ポッターがバジリスクの牙で破壊。

マールヴォロ・ゴーントの指輪

ヴォルデモートの母方の祖父にあたる人物が持っていた指輪。ヴォルデモートが母方の実家に隠してあったものをダンブルドアが発見し、バジリスクの毒を吸ったグリフィンドールの剣で破壊。

スリザリンのロケット

サラザール・スリザリンゆかりの品と言われているロケット。元々はマールヴォロ・ゴーントが所持していたが、ヴォルデモートの母・メローピーが持ち去り、ボージンアンドバークスに売却。その後へプジバ・スミスという魔女が買取り保管。分霊箱になってからはヴォルデモートが幼少期に訪れたことがある洞窟に隠されていたのを、レギュラス・ブラックが盗み出した。長らくブラック家のお宝の中に紛れていたが、シリウスの死後、マンダンガス・フレッチャーが盗み出し、ドローレス・アンブリッジの手にわたる。最後はロン・ウィーズリーがバジリスクの毒を吸ったグリフィンドールの剣で破壊。

ハッフルパフのカップ

へプジバ・スミスという魔女がコレクションしていたものをヴォルデモートが奪い取り分霊箱化。グリンゴッツのレストレンジ家の金庫に保管されていたが、ハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーが盗み出しバジリスクの牙で破壊。

レイブンクローの失われた髪飾り

レイブンクローのゴーストである灰色のレディが母親から盗み出したものをアルバニアの森に隠していることを知ったヴォルデモートが見つけ出し分霊箱化。その後ホグワーツの必要の部屋に隠す。クラッブが放った「悪霊の火」によって部屋ごと破壊される。

ナギニ

ヴォルデモートがいつも連れている蛇。ネビル・ロングボトムが組み分け帽子から現れたバジリスクの毒を吸ったグリフィンドールの剣で殺害。

ハリー・ポッター

ヴォルデモートが意図せず作ってしまった7つ目の分霊箱。ホグワーツの戦いでハリー・ポッターが自らヴォルデモートのアバダケダブラを受けたことで、ハリー・ポッターの中に残っていたヴォルデモートの魂だけが破壊される。

参考

書籍

映画

ハリー・ポッターシリーズの小説はサイズ違い、デザイン違いで複数出版されています⇩

最終巻のその後を知りたい人はぜひ「ハリー・ポッターと呪いの子」を読んでください⇩

映画ファンには20周年同窓会企画の動画もおすすめです⇩

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