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焚き火を囲って

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古来、人類は焚き火を囲っていろんな物語を紡いできました。このマガジンには頭の中の何事かを言語化した記事を入れています。ゲームネタ、時事ネタ、ノウハウが多め。
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記事一覧

7月に結婚しました

7月に結婚しました

2023年7月14日(金)に結婚しました。幸せの極みですが、まだまだ右肩上がりの模様。

妻と出会って1年半くらいでの結婚でした。6月末に、妻が当時ハマっていた『美味しんぼ』(アニメ)を観ているときにプロポーズ。たしか、そのときの回で結婚の話が出ていて、その流れで……だったような(シリーズ後半は山岡と栗田さんの関係が取り沙汰されることが増えるので、そもそも結婚の話題が多い)。

そこからは怒涛の勢

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いろんな創作活動に関するしょうもない悩み

いろんな創作活動に関するしょうもない悩み

創作に関する悩みはほとんどすべて、しょうもないです。ほんとに。マジでしょうもないし、どうでもいい悩みばっかりです。

周囲にも巷にも頭を抱えている人がたいへん多いように見受けられますが、しょうもない悩みばかりでかける言葉も見つかりません。

ですが、例えばそれが仕事で、クライアントとのやり取りがあり、コミュニケーションや法律に関係する問題などがあれば、非常に憂慮すべき悩みであり、しょうもなくない悩

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カレーを食べたときに「カレーの味がする」と言ってしまう

カレーを食べたときに「カレーの味がする」と言ってしまう

皆さんは食レポが得意ですか?

僕は人の性格を表現するように料理の味を表現できたらいいなと常々思っているんですが、味覚の語彙があまりにも少なくてとてもできません。

だから、カレーを食べておいしいと感じたときに軽妙な言葉を並べ立てて味を表現することができず、非常に端的に、率直に単刀直入に、「カレーの味がする」と言ってしまいます。

そりゃそうだ、カレーを食べてるんだから。それ以外の味がしたらやばい

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大人――他者への寛容、他者の視点に立って自分の都合を制御できること

大人――他者への寛容、他者の視点に立って自分の都合を制御できること

このところ、精神的な意味での大人と子供の違いについて考えています。もしくは精神的な成熟と未熟ですね。

精神的な大人とは他者に寛容な人

誰しも一度はその違いを考えたことがあるでしょうし、それなりの答えを持っている人もいると思います。古今東西のいろんな作品でもテーマとして扱われてきたので、問いとしては陳腐でありあまり面白みはありません。

でも、実際のコミュニケーションが発生する場では、自分なりに

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美術に生きる漫画『ブルーピリオド』を読んで感情の塊になった。おまえもそうなるだろう

美術に生きる漫画『ブルーピリオド』を読んで感情の塊になった。おまえもそうなるだろう

創作している人の間で「刺さる」「心が抉られる」と話題になっていた漫画『ブルーピリオド』を読みました。

作品はまだ全然完結していないんですが、場末で小説や記事を物してきた僕にとっても非常にくすぐられるシーンや台詞が飛び交っており、一夜にして感情の塊になってしまいました。

僕にとって本作は「突かれて痛い」よりも共感のほうが多くて、特に八虎が東京藝大で出会う教授の1人、猫屋敷あものとあるシーンが大好

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退屈をアイデア1つで楽しくしてしまう映画『イエスマン』に学ぶ、人生をちょっと面白くする方法

退屈をアイデア1つで楽しくしてしまう映画『イエスマン』に学ぶ、人生をちょっと面白くする方法

有名な映画なので知っている人も多いと思いますが、ジム・キャリー主演の『イエスマン』を観ていたときにめちゃくちゃ面白かったシーンに出くわしたので紹介します(8/3現在、Netflixなどで配信中)。

サブタイトルは「"YES"は人生のパスワード」。消極的で否定的で、どんな誘いにもまず「ノー」と答えて、堅実で安全である代わりに同じことの繰り返しで単調な刺激のない人生を生きてきた銀行員の主人公・カール

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人間関係の問題は相手の話を聞いていないことがだいたい原因

人間関係の問題は相手の話を聞いていないことがだいたい原因

テキストチャットでやり取りをしていると、ときどき相手が怒っているかのように感じる文章に出くわすことがあります。

それは字面だけ見ると無愛想で素っ気なく、冷たく言い放たれているかのような印象を持ってしまうでせいです。そんなとき、ほとんどの人は特に何もせず気にしないふりをすると思いますが、積み重なるとけっこうなストレスになっていきます。

こうしたことが原因で精神を病んでしまったり、人間関係を壊して

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他人の人生より自分の人生を推そう

他人の人生より自分の人生を推そう

推し活は残酷だ。

「Z世代の多くは推し活をしている」なんて風潮を醸し出す記事はグロテスクですらある。

そうしたトレンドを浸透させて若年層による推し活でビジネスをしている大人は本当にえげつない。

なぜか? 他人の人生を推しても何にもならないからだ。他人の人生を推しているだけでは自分の人生は前に進まない。他人の人生を推すことがアイデンティティになっても自分自身は空洞のままだ。

にもかかわらず、

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久々に追加コンテンツにも夢中になった『Inscryption』と、ゲームに体験させられることのだるさ

久々に追加コンテンツにも夢中になった『Inscryption』と、ゲームに体験させられることのだるさ

巷で大絶賛のローグライクなカードゲームにしてサイコロジカルホラーと呼ばれている『Inscryption』をクリアしました。

本作はSteamのゲームでありながら、ゲーム内に散りばめられた暗号が現実世界とも連動するデザインになっており(いわゆるARG、代替現実ゲーム)、2021年10月頃に多くのゲーマーを駆り出させ楽しませてくれた作品です。

その出来と比ぶべくもなく、今年の僕のゲーム遍歴はあまり

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とりあえず失敗してみればいいのでは、という見守りムーブに落ち着く

とりあえず失敗してみればいいのでは、という見守りムーブに落ち着く

徒歩で沖縄から北海道まで縦断する計画を立てていた10代青年に「真冬の北海道は危険すぎる」などと匿名諸氏から多くのアドバイスが寄せられていました。

その内容や結果はさておき、この件に象徴されるように、失敗すると万人が予想できる挑戦や、万人が失敗した道をわざわざ踏み直すような判断をしようとしている若者には人生の先輩からアドバイスが送られることがあります。

命に関わることならしょうがないですが、そう

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たまたま出会った"初対面の人"と何を話せばいいのか問題

たまたま出会った"初対面の人"と何を話せばいいのか問題

初対面の人に対して、天気やテレビ番組の話=浅いテーマよりも自分の考えや感情が伝わる話=深いテーマをしたほうがいい関係を作りやすい、という研究が紹介されていました。

深いテーマは入り組んだ長い話になりがちで、自分の心を曝け出し相手の心に入り込むことが多いため、お互いによく知らない初対面の人に話す内容としてはふさわしくないと考えがちです(少なくとも僕は)。

というのは、自分の考えや感情が相手に関心

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「魔法を解く」という魔法

「魔法を解く」という魔法

ディズニーランドにはいろんな魔法が仕掛けられていて、訪れた人は知らないうちに魔法にかかり、ディズニーランドに魅了されていきます。

その魔法は園内の設計やデザインだったり、キャストのおもてなしだったり。おそらく人間工学や行動経済学、社会心理学といった分野の理論が用いられていると思います。

ディズニーランドだけでなくUSJもそうですが、テーマパークのマーケティングはビジネスの文脈ではお手本として語

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ゲーム中の暇な時間の過ごし方 :Medieval Dynasty

ゲーム中の暇な時間の過ごし方 :Medieval Dynasty

中世ヨーロッパのド田舎でサバイバル&クラフトな生活をする『Medieval Dynasty』を遊んでおります。

本作の世界は農業社会のため、あらゆる仕事が人力で行なわれており、便利な器具や機械がほとんど存在しません。脱穀は棒でひたすら叩くだけ。

そういう世界観なので、最適化や効率化を至上とする人には悪夢としか言いようがないほど、あらゆる作業に時間がかかります。

例えば、序盤の金策で有効な石ナ

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それは趣味か、趣味で稼げてる生業か、生活費を稼ぐだけのシノギか

それは趣味か、趣味で稼げてる生業か、生活費を稼ぐだけのシノギか

趣味でしかなかったゲームプレイでお金を稼げるようになり、あるいはTwitterまでもがユーザーが収益化できる方向にアップデートしようとしているそうで、いよいよ趣味と仕事の境界が溶けていきそうです。

そこで思うのが、趣味で稼いだほうがいいのか、趣味で稼がないことはもったいないのか、という疑問です。

趣味で稼ぎやすくなってきたが……?
近頃は副業を始め何かと「稼げる/稼ぐ趣味」が注目されていますが

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