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対戦ゲームが苦手な人にやってみてほしい『Auto Chess:Origin』 ※スマホで無料だよ

最近eスポーツなるものが流行ってるらしい……でも対戦ゲームって操作が複雑で、覚えることも多くて、チームワークが必要で迷惑をかけるのが怖い、だから苦手。

そんな人にこそプレイしてみてほしいのが、『Auto Chess:Origin』。AndroidでもiOSでも、スマホでプレイできる新しいジャンルの対戦ゲームがこれ。

ゲームが好きでも対戦ゲームにはなかなか手を出せない人もけっこういると思うが、本作は複雑な操作はいらないし、覚えることも少ないし、ソロプレイの勝ち残り形式(バトルロイヤル)だから、対戦ゲームが苦手な人ほど気になる「難しさ」を全然意識しなくていい。

なにより無料。課金で勝ちやすくなったり、強くなったりする要素はまったくない。多少のコツを覚えれば、誰でもそれなりに楽しく遊べる! ただ、1試合が30分くらいかかるので、ちょっとした移動時間にはプレイしないように気をつけよう。

いま新しく対戦ゲームを始めたいなら、『Auto Chess:Origin』はおすすめ筆頭。弊誌の読者にはぜひプレイしてみてほしい。

特に、「eスポーツが熱い!」と感じているが実際にあんまり対戦ゲームをプレイしていない人にぜひ勧めたい

※Android版が『Auto Chess』なのでPC版との混同を避けて「オートチェスモバイル」と呼ぶ人もいたが、モバイル版の名称は今後iOS版と合わせて『Auto Chess:Origin』(ACOになる?)で統一されていくと思う。PC版は『Dota Auto Chess』だが、PC版とモバイル版はユニットの種類などがいろいろと異なっているので似て非なるゲームだ。

どんなゲームで、その魅力は?

どんなゲームかというと、下記のサイトに詳しい。

ゲームはターン制で進行する。ラウンドごとの準備時間にランダムに排出される5体のユニットから好きなユニットを購入し、盤上に配置する。戦闘が始まるとユニットが勝手に敵を攻撃してくれる。

公式YouTubeチャンネルの「Auto Chess--The Most Engaging E-Sports Game of 2019!」より。

上図の左端にあるように同時に8人が試合に臨むが、ラウンドごとに対戦するのは1対1。どちらかが全滅するまでユニットが自動で戦い、勝ったほうの残りユニット分だけ相手プレイヤーのライフにダメージを与える。ライフがなくなると脱落して敗北となり、最後まで残ったら勝利。

PC版がかなり先行してリリースされていて(正確には『Dota 2』のMOD)、国内のゲーマーにもめちゃくちゃ受けている。日本人プレイヤーもたぶんかなり多くて、モバイル版の登場でさらに人口が増加している……と思う。

いったいどうして日本のゲーマーにも受けているのかというと、下記のちょもすさんの記事に詳しい。要は、新しいジャンルの対戦ゲームで発見がたくさんあり、ガチャなどの既存のシステムもうまく取り入れられていて超楽しいということだ。

弊誌でもオートチェスの魅力を解剖した。

僕もAndroid版が出た当初にインストールして、31戦でようやくビショップ1になれた(約15時間?)。ランクはポーン1から始まり、ポーン9からナイト1へ、ナイト9からビショップ1へ……と上がっていく。ビショップの次はルーク、キング、そして最高位がクイーン。いつ到達できるやら。

勝率は1位になった割合。本作は4位以上になると勝利扱いだが、上位ほどもらえるランクポイントが多い。

複雑な操作はいらない!

このゲームはプレイの手軽さが死ぬほど魅力的だ。1試合が長いのはさておき、複雑な操作がいらないのは本当にありがたい。

対戦ゲームといえばFPSや格闘ゲームのように、キャラクターを動かしながら敵に照準を合わせて撃つ(移動+エイム)、大ダメージを狙える必殺技を出すために一定のパターンで十字キーとボタンを押す(コマンド入力)などの非常に複雑な操作が必要なイメージがあると思う。

移動やエイム、コマンド入力はより早く正確にできる人ほど強くなれると言えるが、そのためには毎日基礎練習をしなければならない。マウスを操作するだけ、コマンドを入力するだけ、といった練習をプロゲーマーは毎日長時間行なっているものの、そんな修行は我々のようなカジュアルゲーマーには辛い。

でも、『Auto Chess:Origin』にはそういう複雑な操作が必要ない! すばらしい。配置したユニットは勝手に敵を攻撃してくれるから、ユニットを操作しなくていいのだ。

カードゲームもまた複雑な操作を必要としないが、例えば『Shadowverse』や『Hearthstone』では配置したカードをどう使用するかという判断力を問われる。本作はそれすら必要ない。

あるいは、『Clash Royale』は配置したユニットが勝手に攻撃してくれるが、最適な場所に的確に配置するための細やかなテクニックが必要だ。本作はそれも必要ない。

プレイヤーがやるべきは、どのユニットを購入し、どのように配置するかという操作だけだ。それをラウンドごとの準備時間(20秒)で行なわなければならないので、ちょっとくらいは素早い操作が必要になる。しかし、戦闘中は見守っているだけでOK。

覚えることが少ない!

カードゲームは操作が少ないとはいえ、覚えることがめちゃくちゃ多い。カードの種類は膨大で、それぞれ能力や効果が異なる。これらを記憶して試合に臨むのは、初心者には簡単ではない。もちろん、その複雑さが魅力ではあるが。

一方、本作は覚えることがとても少ない。ユニットの種類はいまのところ少なく、それぞれの能力はいちいち覚えなくていい。

では何を覚えるべきなのかというと、シナジーと呼ばれる特殊効果くらいだ。ユニットには種族とクラスが設定されていて、同じ種族またはクラスのユニットを複数配置すると、有利な効果が付与されるシナジーが発動する。

盤上に配置できるユニットは最大10体なので、その10体の中でできるだけ多くの、そして効果的なシナジーを発動できるようにユニットを揃えていくのが鍵だ。

あと、アイテムとその合成もあるが、効果は試合中に見れば充分だし、合成できるアイテムを手に入れたらエフェクトで教えてくれるから特に覚えておかなくていい。

ソロプレイだから味方に迷惑をかけない

本作のさらにいいところは、ソロプレイだからチームワークが必要ないこと。失敗しても誰かに迷惑をかけることがない! チームプレイが怖くて対戦ゲームを避けていた人にはきっと朗報だろう。

あと、試合中はチャットもピンもないので、誰かから何か嫌がらせを受けることもない。心理的安全性が確保されていると言える。

勝てば実力、負ければ運

かといって、敗北がすべて自分の実力不足ということになると辛いものがあるだろう。しかし、本作は試合中にガチャがあるので運の割合もけっこう大きく、負けたときは運が悪かったと済ませてもいい。

ただ、上位に入るには知識などの実力が不可欠で、必ずしも運に左右されない。序盤に強力なユニットが何体も揃うといったような部分は運だが、どのタイミングでレベルを上げるか、どのシナジーを揃えるか、あるいはガチャを回すかといった判断は実力に準じる。

まあ、どれほど実力があっても敵の豪運と自分のクズ運が噛み合うと早々に敗退してしまう。そこも含めて『Auto Chess:Origin』は面白い。

さっそくプレイしよう

ということで、まずはインストールして1戦やってみてね。初歩的な攻略情報はワニウエイブさんがまとめてくれているので、ぜひ参考に。

ユニットやシナジーの解説はさっき紹介したオートチェス・モバイルパーティが詳しい。Well Playedのコラキヨさんが作っている。最新メタや戦術の情報が増えるとなおありがたい。

ちなみに僕はグレーシャーのシナジー(攻撃速度アップ)を土台にユニットを組み立てていくことが多い。最速バーサーカーで敵ユニットを滅多打ちにするのが楽しい。久しぶりにこれぞというゲームでハマっている。

24時間連続プレイもしてしまうほど。

と、ここまで紹介してきたが、なんとこの記事を書いたすぐあと6月11日に「LoL Auto Chess」こと「チームファイト・タクティクス(TFT)」がライアットゲームズから発表された。目ん玉飛び出た。こっちやろう。


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