esports業界で働くのはなぜそんなに楽しくてしょうがないのか

口を開けば業界会社、あのゲームあのプレイヤーあの人の愚痴が飛び出してくるような人も、なぜかesports業界を離れられない。儲からない、予算もない、人手もない、まともに仕事ができる人も少ない、深夜残業、休日出勤、長期連勤も日常茶飯事。何本のエナジードリンクを飲んできたのか。

さっさと見切りをつければいいものを、それでも転職先は業界内。

いったいなぜ人はesports業界に魅入られてしまうのか。いったい何が人をesports業界に引き止めるのか。

それは一言で言えば、自分の手掛けたことすべてが道となるから。esportsの歴史は始まったばかりで、先例はなく、何もかもが手探り。だからこそうまくいかないことも多く愚痴を言いたくなるが、それはみずから地図を描いていくというすばらしい経験に対する期待の裏返しだ。

国内を見渡せば、これほど希望に満ちた新しい市場はほとんど見当たらない。VR、人工知能、仮想通貨、esportsといかがわしさも漂いつつ、ゆえに毎年毎月市場が開拓されていく。昨日の出来事ははるか彼方に過ぎ去り、今日は新しい一歩を踏み出さなければならない。

だが、それが楽しい。楽しすぎる。毎日が変化の連続で、何が起こるか分からない。プロライセンス? 選手への人権侵害? 大会で発生し続けるトラブル? すべて新しすぎる業界だから起きてしまうのだ。誰も対処の方法なんて分からず、処置が正解だったかは時間が証明するだろう。

自分こそが最前線。その高揚感こそが人をesports業界に引き留まらせ続けるものの正体だ。誰かが敷いたレールを歩くのではなく、レールをあえて外れるのでもない。そもそも自分の前にレールなんてない。そのとおり、自分が道を作っていける。それほどに楽しいことはほかにない。

もちろん苦しい。心身ともに疲れ果てる。でも、同じ時間を過ごし同じ苦楽を味わっている同僚と仕事終わりに盛大に愚痴りながら飲むのは最高だ。終電などとうにない。

esports業界や自分のキャリアに対する将来の不安はいま仕事をしている人が最も不安に感じている。これから働きたい人が持っている不安なんてあまりにもちっぽけで、悩む時間は無駄でしかない。

これから先人によって正解の道が切り開かれていけば、後人はそのレールを歩かざるをえない。開拓の高揚感を味わえるのはいまだけだ。だとしたら?

いまの業界の楽しさは、やっぱりそこにある。

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謎部えむ

happy esports

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