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「スマートウオッチ」にみる技術進化:10年でどこまで進化するのか

ちょうど10年前に「ウエララブル端末」の事をブログに書きました。アップルウオッチなどが発売される時期でしたね。

あれから10年たち、スマートウオッチは、AppleやGARMINなどがこれでもかという機能満載で「ライフログ・ツール」としてかなり普及しています。また、スマートリングという指輪型のものも発売されています。

ペット用ライフログサービスは、期待したのですが、普及しませんでしたね。ソフトバンク ヘルスケアは、端末を使うのではなく企業用の医療相談のようなサービスへ変わっていったようです。

GoogleGlassとかも流行るのだろうなと思いましたが、これはプライバシー問題などもあり、開発を断念しました。アップルが、今年、Vison ProというARゴーグルを発売しましたが、これはどうでしょうか。

という訳で、私は、毎日、睡眠ログを取るのはもう10年やっています。ただ、これにより、よく寝れるようになったわけではありませんが、最近の機器は、ストレス具合とかもわかるので、「昨晩はあまりいい睡眠ではなかったから、今日は無理をしない」というような使い方をしています。

10年の技術進歩は凄いと思いますが、こういうスマートウオッチを利用しない人も大勢います。スマホを持っていない人は、今はかなり少ないですが、技術進歩の恩恵は大きいのでなるべく利用するほうがいいのではないかと思います。


【2014年3月2日記】

「ウエアラブル端末の第一波は”ライフログ・ツール”」

三週間前に「ねむり時間計」なるものを購入し、毎日、それをNFCでスマホに転送し、睡眠のログを取っています。そしてスマホアプリで、自分の眠りを分析するわけなんですね。私の「ねむりタイプ」は、モグラタイプ(起床のリズムは整っているけどなかなか眠らないタイプ。夜でも動き回るモグラのよう)だそうです。

自分では、すぐ眠ってしまうタイプだと思っていましたが、このセンサーでは、寝入りの時に身体が動いていているのを感知し、熟睡していないという判断を下しているからです。これは、今まで見えなかった私の睡眠パターンを「見える化」してくれるものです。枕の種類を変えたり、寝る前運動してみたり、いろんな事をやり、その後、睡眠ログをとると、どういうパターンの時が、よく熟睡できるかわかるので、自分の眠りを改善できます。凄い時代になってきたと実感します。

この「ねむり時間計」は、オムロンから発売されている商品で、他にも健康系の商品が発売されています。そして、そのオムロンの商品、アプリとNTTドコモの健康管理システムを統合して、2012年7月に新会社「ドコモ・ヘルスケア(株)」が設立されました。


オムロンって、最近、イノベーションを起こす元気な会社という評判がたっています。なんでも社内に100くらいあったプロジェクトを10くらいまで絞り込んで、それに注力したら、どんどんスピードが上がって、イノベーションが速くおこるようになったそうです。先々週の京都マラソンもスポンサーをしており、ヘルスケア商品を展示、プロモートしていました。

さて、もう一社、似たようなサービス・ビジネスを展開し始めた会社があります。ソフトバンクです。Fitbit端末を使い、スマートフォン向けに「SoftBank HealthCare(ソフトバンク ヘルスケア)」を、ドコモより一年遅れの2013年7月より提供開始しました。

携帯会社は、課金システムとか既にあるので、この手のサービスをしやすいのでしょうかね。ドコモは懐かしいiモードサービスの時からこのサービスを始めたそうです。また、ドコモは、ペット用のライフログをとるサービスも始めました(少子高齢化の日本ではペット需要が爆発的に増えると予想されており、その関連産業も拡大すると言われているので、狙いどころはいいですね)。

先日のモバイル・ワールド・コングレスで、ソニーもSmartBandを3月から順次発売すると発表しました。サムスンもLGも発表しました。スポーツ用ウオッチメーカーのガーミン、ポラール、NIKEあたりも参入してきましたし、ベンチャー系もいます。これらのメーカーは、アプリは無償で、機器の販売をやるビジネス・モデルです。スマホメーカーは、自社のスマホとのシナジーも当然計算に入れていす。

今年、発売されるであろうというアップルのiWatchも、ライフログを取って健康管理をする機能がはいるようなので、今年のウエラブル端末の第一波は、「ライフログ・ツール」になるのでしょうね。

ウエアブル端末と言えば、Google Glassですが、今年中には一般消費者用に発売されるのでしょうか。そうするとこれが第二波ですね。直観的なユーザーインターフェイス時代ということなのでしょう。究極的には、コンタクトレンズにまで行き着くという話もあります。なんでも、涙の中の血糖値を計測して、糖尿病予防に役立てるとか、ホンマかいな?

こういう事を聞くと、おちおち、眠っていられませんね  (しょうもないオチで申し訳ありません)。

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