椎葉村(しいばそん)に行ってきた。その3

編集部もしゃです。またまた前回のつづきです。山から降りてきた私たちは『椎葉村民俗芸能博物館』にやってきました。椎葉村は昔からの風習や慣わしなどが受け継がれているとても貴重な場所なのです。

印象に残っているのは、猪の狩りについて。毎年、狩猟の時期になると、ある方角だけは狩猟を禁止し、猪が逃げることができるエリアをきちんと確保しておく。そして、山に猪が大好きなどんぐりの木を定期的に植えることで、村に猪が下りてくることが無くなったという話。

昔は日本のあらゆるところで行われていたことかもしれないけれど、こんな話ってなかなか聞くことができないんですよね。人が山と一緒に生きることの自然な流れを知ると、自分の都合だけで不自然なことをすれば当然しっぺ返しが来る、そんなことを考えさせられました。持続可能な開発は世界中の課題。いろんなことを思いめぐらせる機会となりました。

大切にいただきます、そんな気持ちです。他にも伝統芸能として今に残るその土地の踊りや多様な民謡など、貴重な資料が展示されています。日本人の生活に根ざすこのような記録が残る博物館はあまりないそうです。ぜひ足を運んでほしいですね。

博物館のとなりには『椎葉厳島神社』があります。その名前のとおり平家由来の宮島、厳島神社の守護神を勧請して創祀されたもの。方角もその厳島神社を向いて建てられているとか。

壇ノ浦の戦いの後、平家の末裔が逃げ延びたといわれているこの椎葉村には、他にも多くの物語が残っているのです・・・。つづく

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