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バングラデシュの開発チームと働いてみて

こんにちは。なすのこ改め、ますあやです。普段使われている愛称に名前を変更しました😋

最近デザイナー向けの英語記事をよく見かけますが、私もコツコツ勉強してきた甲斐あって、デザイナーになって1年程してから、バングラデシュのオフショアチームと働くプロジェクトに関わりました。

今回はトレース200から離れて、そのプロジェクトを通して得られた気づきなどを、少しご紹介しようと思います。

🇧🇩アクセントに衝撃

英語をコツコツ勉強してきた人が最初にぶち当たる壁は、おそらく国ごとの英語のアクセントではないでしょうか。私ももれなく、バングラデシュのアクセントに衝撃を受けました。これは英語が上手下手の話ではなく、日本人の話す英語が日本語っぽくなるように、バングラデシュ人はベンガル語が母国語なので、英語もベンガル語に近いアクセントになります。アメリカ英語・イギリス英語に慣れてしまった私の耳は、最初彼らの英語を聞き取るのにたいそう苦労しました。

☝️最初の頃はオンライン会議も四苦八苦…

🇧🇩文化や休日の違い

国が違えば文化や休日も全く異なります。日本では元号が切り替わったGW10連休が記憶に新しいですが、海外にGWは存在しません。連休連絡はもちろんのこと、こちらが休みの間あちらの稼働が止まらないように、仕事の進め方も考慮する必要があります。また、宗教によってはお祈りの時間があったり、断食の期間があったりします。私が関わったプロジェクトも、イスラム教のラマダンの時期と重なり、それを意識してコミュニケーションを取るようにしていました。そこはお互いきちんと理解して、気持ちの良い関係を築いていきたいものです。

☝️ラマダンはイスラム教の断食シーズン。厳しいところだと夜まで唾も飲み込めない…。しんどそうです。


🇧🇩誠意を込めた表現の大切さ

プロジェクトに入ったばかりの頃は、意味さえ伝われば十分だと考え、slackでもそっけないやりとりばかりでした。"Please revise it."など命令文ばかりで、今思うとかなり失礼だったかもしれません。だんだんと"Could you please ~~?"や"Thanks for ~~. I'm sorry but~~ "など丁寧な表現を使うようになり、開発チームとのコミュニケーションも、初めと比べるとかなりスムーズになった気がします。

☝️絵文字は万国共通で、明るい、優しい雰囲気になるので多用。

🇧🇩直接会うのが一番

プロジェクト期間中、開発チームから1名、バングラデシュから日本に来てくれました。1週間ほど滞在していたのですが、やっぱり直接会うことで築ける信頼関係があると思いました。オンライン会議をいくら重ねても、顔見知りにはなりますが、それだけのような気がします。一緒に食事をとったり、業務以外のちょっとした時間を共にしたりすることで、相手のことをよく知り、プロジェクトへの士気を高められると思いました。


☝️一緒に食べたインドカレーを回想。ハラルフードのお店がなかなかなくて困った。

✊これからやりたいこと

私はデザイナーになる前もいくつか職種を経験していますが、英語を使ったお仕事は実はこれが初めてでした。英語自体は好きで、本を読んだり、ボランティアで観光客を案内したりなどしていましたが、いざ仕事で使うとなると緊張しました。

今後はWeb・アプリサービス業界でも、より資金のある国とビジネスをしたり、オフショアを使ったりすることが増えていくでしょう。その流れの中では、英語力は当然強みになります。一方で、今回のプロジェクトでも、結局専門的なスキルが高ければ国や言語を超えて尊敬されるし、相手への思いやり・気遣いが信頼を築いていくのだと感じました。矛盾しているようですが、どちらも大事。しばらく、どちらの方面からも勉強しつづけたいと思っています✊


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