2023年11月の観劇


ゴジラ-1.0

タイトルは「ゴジラ マイナスワン」と読みます。(一部で悪名も高い)山崎監督なので、申し訳ないけど邦画によくある大袈裟なお涙頂戴芝居がちょっと鼻につきますね。ただ物語としては面白かったと思いますしVFXはすごいです。ゴジラの圧倒的迫力、特に恐怖感が半端ない。オタク向けのシン・ゴジラ、大衆向けのマイナスゴジラ。

日本版ゴジラは、ゴジラをただの怪獣ではなく、天災もしくは神に等しいものとして扱う側面があります。抗うことのできないものへの畏れ。あと、時代設定が古いので超科学兵器が出てこないどころか、自衛隊もありません。そんな中で考え出された作戦も面白い。

神木くんの演技は素晴らしかったです。一部の脇役がちょっとくさかったけど、壮絶な人生を生きる敷島浩一がこの作品を柱として支えていました。

駒田蒸留所へようこそ

P.A. WORKS お仕事シリーズ。お酒のことは全然わかりませんが、わからなくてもストーリーの理解には影響ありません。「ウイスキーを題材とした物語」ではなく「家族の物語を描く際のキーワードがウイスキー」ですかね。

全体としてはまぁ良かったのですが、トラブルイベントの起こし方が若干雑だなぁと感じました。まずメインキャラの高橋が(序盤は)かなりヤなやつで共感しにくい。地震で一度失ってやっと再建というところなのに、また火事で失うというのももうちょいどうにかならんかったのかと。まるで「順風満帆だったのに突然の事故で重要キャラが大怪我」みたいな、話を転がすために取って付けたような安易さ。

作画と脇役の演技が良かったのと、ED主題歌(Vo:早見沙織)が素晴らしかったのがマイナス点を埋めたかな、というところです。

TVアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」
スペシャルトークイベント ~トゥインクルパーティー~

シンデレラガールズ内の子供ユニット、U149のアニメを踏まえたトーク中心のイベント(2曲ほど主題歌の歌唱あり)。3公演のうち1公演のチケットを持っていたのですが、当日ちょっと体調が悪くて泣く泣く欠席し、その参加するはずだった回を配信で視聴しました。

U149のアイドルを演じたキャストが同じ舞台に揃う人数は過去最大かな?アニメの思い出を語り、ちょっとしたゲーム企画、長めの朗読劇、少し歌、といった構成。女性声優のみのトークイベントってわちゃわちゃしがちですけど、プロデューサー役の男性キャストがMCを担当していたので締まっていた印象です。最後にサインボールを投げてたので行きたかったなぁ。

アイドルマスター シャイニーカラーズ 第2章

シャニアニ、テレビ放送の5~8話に相当する部分の先行上映です。イルミネ結成回と、WINGへの出場、そして敗北…。

シンデレラガールズ、ミリオンライブ共にブラウザ版が終了し、今は音ゲーのみなってしまったのでアイマス本来の意味での「プロデュース」ができるゲームは現在シャニマスのみ。敗北すると途中で終了してしまうという体験は本家アイマスとシャニマスでしかできないんです。

なのでWING敗退を描いてくれるのは嬉しいんですが… ちょっと雰囲気重視すぎで、WINGがどういうものなのかがわからなかったんですよね。あと顔アップの構図が多くてマンネリ… は第1章に引き続きの惜しい点。3Dなら構図はいかようにも工夫できるはずなのでこだわってほしいのですけど。


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