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THE IDOLM@STER SHINY COLORS 5thLIVE If I_wings.

アイドルマスターシャイニーカラーズの5thライブが2023/3/18~19 国立代々木競技場 第一体育館にて開催されました。シャニマス単体の発声可能ライブとしては2019年のサマーパーティ以来となります。

なにこの… なに?

全員が白ワンピの無垢な?色がつく前のピュアな?もしくは何色にもなれなかった?といろいろ受け取れるキービジュアル。そして、運営ツイートや演者の言葉などで「かけがえのないこの時間を見守って…」だの「いっしょにいられてよかった… よね…」だの「終わりたくない… けど…」だの、「シャニマスおまえ… 終わるのか?」と思わせるような不穏な雰囲気をこれでもかと醸し出していました。

そしてそれはDAY1のすべての演出にも適用され、開演前のPに向けての諸注意がない・MCで過去の話しかしない・アンコール明けに告知なし・終演後アナウンスもなし、と徹底的に我々を不安にさせます。

セトリは良かった

シャニは現状、年単位で○○WINGというCDシリーズを展開しており、各周年ライブはそれをベースにした新曲お披露目会みたいなところがあって、だいたい予想できてしまうのでワクワクが少ない欠点がありました。今回は区切り・これまでの総括の意図があったのでしょう、全曲から選んでいたので何がどの順番で来るかわからず、セトリの観点ではとても良かったかと思います。印象的だった曲いくつかについてコメントします。

Hide & Attack

まず尺八、三味線、和太鼓の奏者が登場し、長いイントロを演奏。この楽器の時点で曲は想像できましたが、シャニもついに生演奏演出やってきたか~という感じ。でも公演全体の演出優先で、当日は彼らの紹介がなかったのは良くないと思います。

Fashionable

こちらも特殊演出。(おそらく)アイマス初の男性ダンサーを従えたパフォーマンス!メタ的に考えるといつもの女性ダンサー陣は次のミリオンなどに向けて準備しているのかもしれませんが、この曲には男性ダンサーとても似合いますね。動きが大きくキレがあり、とてもかっこいい。
また、後で触れますがこれがPではなく天井社長演出だったと解釈すると、「アイドルだけの魅力で勝負するのに不安があったのか?」と勘繰ることもできます。

Fly and Fly

MOIW2013の背景映像がとても良かっただけに、今回の映像(万華鏡みたいな謎のパターン映像)は若干手抜きに感じてしまいました。ちなみにSHHisの曲では私はこれがいちばん好きです。

今しかない瞬間を

放課後の掃除の時間、箒をギターに見立てて遊ぶ… というシチュエーションを完全再現。衣装もゲーム中の制服姿になっていて、ノクチルの実在性が爆上がり!

ヒカリのdestination

初日に唯一、ユニット解散を匂わせる寸劇がなかったイルミネ。前日同様の新曲披露の流れのラストでようやく前向きな雰囲気に転換。2nd以降、近藤さんの欠席が多かったのでかなり久々の3人揃ったはじまりの曲でした。近藤さん嬉しすぎたのか、全体的に声が走り気味だったかな?それもライブならではなのでほほえましい。

スマイルシンフォニア

3人揃ったこれを聴くために5thまで待ったと言っても過言ではない。リリイベは抽選に当たった人のみ配信(現地観覧なし)、バンナムフェス2ndはショートバージョン。まともなフル披露はここが初めてということです。
ただな… 声出しアリの弊害で、アカペラが始まった直後に拍手と「おぉ~」という声が上がってしまいました。気持ちはわかる、みんな聴きたかっただろう。でもな… アカペラ歌唱にオタクの声を重ねるんじゃねぇよ!!

Spread the Wings!!

コール知らん人多すぎワロタ。それだけファン層が新規に入れ替わっているということなんでしょうか?と前向きに捉えたいですが…

Dye the sky.

2日目ラストは3曲連続で空の歌。アンコール明け告知映像で斑鳩ルカの283プロ加入が報じられた直後、舞台の真ん中に穴が開き… ルカ役川口さん登場、そのままソロ歌唱でスタート。みんなフワフワスカートの白ワンピでキックして大丈夫?と心配でした。2階席だったのでアリーナはどう見えていたのかわかりませんが。
ルカはSHHisと同じ歌唱パートだったのに立ち位置はいちばん遠いところに配置したのは憎らしい。

Multicolored Sky

「楽しかった時間ほど 気がついたら終わってしまうね」この歌い出しが初日ラストでどんだけ恐ろしかったか。普段なら「楽しかった公演ももう終わりかぁ~^^」なのにこの日だけは「シャニマス… 終わってしまうの… orz」という意味になってしまいました。

If I _ wings. とは

いろいろ解釈されていましたがこのアンダースコアの部分は何かしらの単語が入るのでしょう。私としてはこう ↓ しておきます。

DYA1:If I lost wings
主語は各アイドル、ユニット結成した上で終わりの示唆のため翼は「失う」
天井社長プロデュースのイメージ?

DYA2:If I get wings
主語はルカ含めた全アイドル、翼はPでありアイドルとして羽ばたく未来
我々シャニPのプロデュースの成果

終わる終わる詐欺について

シャニマスに本気ニキほど、今回の初日までの演出には「サービス終了(もしくはガラッとテコ入れ、例えば音ゲー化)示唆では」との恐怖を抱いていました。

シャニマスは全アイマスの中でもネットを使った企画が多く、クリパで終演後にサプライズをかますなど前代未聞のことをやってきており、Pを巻き込む演出が上手いです。冗談とは思えないことをやってくる。それ自体は素晴らしいのですが、今回のようなネガティブな演出については逆効果になる、というのが身に沁みました。

今のネットはコラを作ったりする技術が発達しすぎたのと、うそをうそと見抜けず騒ぐ人がSNSをやっている割合が増えたので、もうちょい「これは演出なんですよ」と匂わせることをすべきだったのではないかと思います。せめて「2日間とも見て完結する演出である」という点。初日しか現地チケを握れなかった人は、高いチケット代を支払って、不安にさせられたまま会場を後にするというとても後味の悪い1日になったはずです。ここに関しては高山さんから配信なりで何か説明すべきかと思います。

DAY1・DAY2それぞれに異なるサブタイトルとかつければ良かったかも?

おまけの愚痴

少なくない人がサ終を覚悟してしまった背景には、現行ゲームの運営がヘタクソに見えている問題があると思います。ここからはライブの話ではないので閉じてもらってもOKです。

(1) 限定カードの多さ、有償限定復刻ガシャ連発
限定多すぎ問題、そして限定PSSRにはそのアイドルのアイデンティティに 迫るような重要なコミュが多い問題。あとSSR排出率を変更した運試しガシャや、限定復刻がほぼすべて有償石限定。そのくせ恒常を排除してない闇鍋なので、がんばってシャニマスやってる人ほど回す意味がないんですよね。闇鍋が酷いとセレクトチケット待ちで課金控えにつながります。

(2) ミッション設定がヘタクソ
イベントの形式に寄らず、WINGも感謝祭もGRADもLanding PointもSTEPも全部やれ!みたいなミッション設定。育成目的によってやるシナリオは変わるのに、常にまんべんなく「やらされる」のはストレスです。イベント称号は全然とらなくなっちゃいました。

(3) 要らんところで回数制限
バレンタイン特別コミュなど、短期間しか開放していないコンテンツに対して「1日に何個まで」というふうに閲覧制限があるところ。多くのソシャゲではレベルデザインの一環で、レアアイテムがドロップするクエストを回数制限することによって廃人プレイヤーがすぐにやることがなくなるのを防いでいるのですが、シャニマスはそういうゲームじゃないんだから、そんな仕組み踏襲しなくていいでしょうよ。

他にもありますがこのへんにしておきます。こういった不満は公式からのアンケートがあったときにはできるだけ記載していますが、いっこうに改善されません。高山さんがこうしたいとは思ってないんじゃないかと思うので、マネタイズに関してはもうちょい上の役職の人が口を出してるんじゃないかと考えています。だとしたらどうしようもないかなぁ。


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