2023年7月の観劇


765 MILLIONSTARS LIVE 2023
Dreamin’ Groove

以前、「MRステージ」と呼ばれるタイプのアイマス公演がありました。特殊な投射板を設置して、リアル舞台の上に3Dホログラムのアイドルが立っているように見せるイベントです。舞台上で等身大の3Dアイドルとリアルのダンサーが一緒に歌い踊る。まさに2次元のアイドルが現実に飛び出てきたと錯覚するほどのものです。

その企画は会場となった横浜DMMシアターの営業終了と共に終わりを迎えたのですが、それを見た我々プロデューサーの間では復活を熱望するものでした…が。

本イベントも発表時はMRという文字列があってすわ復活か!?と思われましたが、リアルタイム声あてなしの3Dキャラによるライブでした。ただ映像クオリティは等身大ホログラムに耐えるものだし、ステージ映像などにも凝っていて、短い時間でしたが2次元キャラが3次元でライブするという体験を提供していました。

君たちはどう生きるか

https://www.ghibli.jp/info/013702/

公開当日まで一切の広告宣伝がなされず謎の鳥っぽいポスター以外に何の情報もなかったジブリ作品。最近はSNSでのネタバレは止められませんし、空気を読まないWebメディアが速攻で記事を出してしまうので、公開初日の金曜日、仕事が終わってからレイトショーに駆け込みました。

内容は、ジブリというより宮崎駿のプライベートフィルムといったところでしょうか。趣味全開で万人にわかるように作られているようには見えず、あまり世界観も説明されないので、ちょっと難解かと思います。

たぶん塔の大叔父がハヤオ本人の投影で、争いがある現実から離れてアニメの世界に籠っていたけど、そこも不安定な積み木を積むような場所で日々神経をすり減らしていて… ようやくすべてを託せる後継者(眞人≒ありたかった自分像?)が現れたと思ったら拒否られ… といった感じなのかなぁと。

絶対観とけ!と薦めるのはちょっと難しいですが、モノづくりに携わる人間には何か刺さるものがあるかもしれません。

283PRODUCTION SOLO PERFORMANCE LIVE「我儘なまま」


アイドルマスターシャイニーカラーズ、ソロ曲主体のライブ。武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されました。私は初日現地、アリーナB6ブロック。デベソなどと呼ばれる花道の先のセンターステージの横あたり。2日目は配信で視聴。

シャニは世界観を重視した尖った演出をすることで有名ですが、今回もアイマスライブでよくある開演前注意や協賛企業の紹介などがなく、開幕の全体曲も演者の自己紹介もなく、いきなり寸劇から始まりました。全員のソロ曲を朗読劇でつないでいく挑戦的な構成。

初日の7/22(土)は偶然にも私の担当アイドルである八宮めぐるの誕生日。そんな日にソロ曲をライブ会場で聴ける喜び。当初は2日目のみ参加予定だったのが、後から初日も出られることに決まった経緯があり、ひょっとしたら初日は聴けない可能性もありうると思っていたので嬉しかったですね。

ちなみにこの会場から京王線で少し行った先の聖蹟桜ヶ丘というところに、シャニマス作中に出てくる風景のロケ地が多数あります。今回はせっかくなので朝から出発し、いわゆる聖地巡礼をしてからライブに臨みました。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-2 5 TO SP@RKLE!!

アイドルマスターミリオンライブ、10周年ライブツアー2つ目の公演はポートメッセなごやにて開催。今年は遠征を控えているので配信視聴です。前回(Act-1)は1st~4thをベースとした公演。Act-2は5th~9thまで。

偶然にも前週のシャニマスに似て、ソロ曲を軸に属性曲やメドレーを盛り込んだセトリ。2日間で出演者が1人も被ってないので2日間で完成するライブとなります。ユニット曲はオリメン以外のみで歌うシャッフル構成。私はオリメン以外の組み合わせで歌うライブならではの演出はわりと肯定派です。ただ、やはり本家よりはクオリティで劣ることが多いので、現場の空気に触れて盛り上がれる現地ならまだしも、冷静に?観る配信だとちょっと微妙かもしれないです。

ところで我儘でも本公演でも、当日急遽演者が体調不良で欠席になる事象がありました。今の夏の暑さは本気で異常なので、空調が弱いイベント会場はちゃんと対策をしてほしいものです。

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~

週末に新作映画を観に行く予定なので、過去作で観てないやつがなかったかな~ということで観たんですが、配信サイトで並んでる順が時系列順だろうと思って選んだら、たぶん順番を間違えました。これ最新っぽい。

なかなか癖のある後輩が入ってきてひと悶着ふた悶着あって、なんやかんやあってコンクールでクライマックス。と書くとありきたりですが、本作では出場枠が決まっているところに「上級生だから」「今年で最後だから」などと忖度されてしまいがちな部活のリアルをちゃんと描いてるのがいい。で、都合よくいかずダメ金止まりになる結末もいい。

超長尺の演奏シーン、素晴らしい作画なのですが、音と絵を合わせる作業はたいへんだろうなぁ… と思ってしまいます。

劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~

先にこちらを観るべきでした(映画1作目はテレビシリーズ1期のほぼ総集編のはずなので)。公式サイトのURLにmovie2、movie3って入ってるのは親切だなぁ。「誓いのフィナーレ」を観始める前に気づきたかった。まぁ、この2作目もテレビシリーズ2期の再編集版だったのですが。

子供の部活… というか学業以外の活動を軽視する親との対立。これも創作ではよく見るシチュエーションなので、あるあるなのでしょう。久美子とあすかのストーリーとして構成されていて非常に見やすかったです。


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